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1月4日(金)
フェアバンクス市内観光
ネイチャーイメージオーロラツアー(21:30〜3:00)

本日深夜のオーロラ予報 QUIET AURORAL ACTIVITY (Level1/Max10)
太陽は落ち着き、小さなオーロラになるでしょう。

オーロラ観測最終日を迎えた。結局、1勝5敗と苦戦続きの状況になるとはまったく思いもよらなかった。こんなにも、曇りが続くとは思いもよらず、7日のうち半分は見られるだろうと思っていただけに、またこなければいけないと思うようになっていた。

アラスカパイプライン冬季だけ朝食がついているということであったが、パンとシリアルの簡単な食事があるだけだった。食事をしたら、今日は市内観光へ出かける。パイプラインまでタクシーで往復するだけで、ツアー料金以上になってしまうので、また昨日のツアー会社にお願いし、連れていってもらうことにした。オーロラツアーと違って、市内観光にはあまり人が集まらないので、ほとんど行きたいところに連れていってもらえる。というよりも、市内観光をするところが無いので、行きたいところに連れていかないと時間が持たないのである。

アラスカ大学ツアーは11時にスタートする。冬季は日が短いので、11時にスタートしなければ暗くなってしまうのだ。最初はアラスカパイプラインへ。北極海から南の不凍港のバルディーズまで、パイプラインがずっと走っている。見ても単なるパイプでしかないが、フェアバンクスの郊外にビジターセンターを作って一応観光地化している。夏には多くの旅行者が訪れるそうであるが、冬にはビジターセンターは閉まっており、閑散としていた。

アラスカ大学の牧場でムースを見た後、アラスカ大学の構内にある博物館を見学。アラスカと日本の結び付き、野生動物やオーロラについて説明がつけられている。このアラスカ大学には、日本人でオーロラ研究の第一人者の教授がいるそうである。冬季閉鎖中のアラスカランドをぐるっと一周して、ショッピングセンターでお買い物。フェアバンクスでは、市内観光をするところがないので、ショッピングがツアーに組み込まれているのであるが、初めてこのような巨大なショッピングセンターに行くと驚くだろう。昨日とは他のショッピングセンターへ連れて行ってもらったが、こちらも品備え豊富。やはり車社会では、郊外のほうが便利だ。

アラスカランド宿へ戻ってきたら15時。また一眠りしたあとは食事へ。外が寒くて中が暖かいためか、とにかく寝る時間が長くなる。コテージに併設されたレストランでは、スープとサラダが食べ放題。アメリカでこんなのがあるとは。だが、相変わらず爆発的な量が出てくるので、食べ放題といっても山盛り食べるわけにはいかない。今回もハリバット料理で、ナゲット(カツレツ)を頼んでみた。

さて、今日がオーロラハンターのラストチャンス。昨日はチナに向かうということでだめだった、ネイチャーイメージというツアーに参加する。ここは、定番のスキーランドではなく、独自の場所を開拓していて、オーロラと一緒に写真が撮ってもらえることで、JTBのツアーにも指定されている。昨日スキーランドへ行った人とまたしても一緒になった。

オーロラフェアバンクスから南東へ向かい、サンタクロースの村であるノースポールを過ぎたところに、池がある。その池は冬季は70cmも凍るそうで、その上に小屋を立ててオーロラ観測できるようにしてあった。かなり視界が開けてなかなか良いのであるが、フェアバンクスの明かりと陸軍駐屯地の明かりが空をうっすら赤く染めていた。 見晴らしは申し分ないのであるが、その明かりがオーロラが東方向に出た場合、若干影響があるかもしれない。何はともあれ、空を見上げると、今日は北斗七星がきれいに見える。もしかしたら今日はオーロラが見えるかも。

しかし、やはり雲がたちこめ、なかなか見られない。うっすら緑色になるものの、なかなか発達することが無く、2時を過ぎる頃には、すっかり星が見えなくなった。今日はオーロラが無理と言うことで、ほとんど雑談大会となっていた。この会社ではいくつかのツアーを持っているのであるが、すべてを一人できりもりしているそうだ。だから昨日は断られてしまったのである。アメリカへの移住のしかたとか、ベテルスでアルバイトをしていたとか、まぁいろいろ話をしているだけのツアーだったような気がするが、楽しかった。ちなみに、この方も地球の歩き方の改訂版に加わっている。

3時過ぎにロッジへ戻り、今回のすべてのオーロラ観測は終了した。なんと戦績は1勝6敗。まだ1勝できただけましな方で、フェアバンクスにずっと滞在していた人は、一度もまともなオーロラを見ずに帰っていったようである。今年はテロの影響で客が1/10にまで激減してしまったようであるが、この年末年始オーロラ全滅状態が来年に影響しないかどうか、皆心配していた。一昨年は最高の年でほぼ毎日見られたようであるが、去年は年明けに数日、今年はまったく見られない状態で、オーロラを観光の柱にしたいフェアバンクス観光局としては、頭が痛いところであろう。

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