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5月5日(土)
NiagaraFallsCanada7:40 GeneralBrock92 9:30TorontoUnion
トロント市内観光

今日は列車でトロントへ向かう。トロントとナイアガラの滝間は、日に朝と夕の二往復、うち一往復はニューヨークまで足を延ばすアムトラックのメイプルリーフ号である。朝の列車は7時40分発とかなり早いが、平日は6時半でもっと早い。今日は土曜日で良かった。駅まで30分くらいかかることを考えると、7時前にはホテルを出発しておきたいところ。さいわい、パンだけの朝食であるから朝6時から食べることができ、7時前にはチェックアウト。受付の人も、こんなに朝早くにチェックアウトとはと驚いていた。

VIA7時20分くらいには駅に到着した。すでに列車は停まっているが、出発直前にならないと乗ることはできない。待合室の人数をみてもガラガラは目に見えていて、トロントまで行く人は、バスを使うのであろう。ちなみに、多客期には、オンタリオ湖を横断する船が運航される。2時間ばかりのちょっとしたローカル線であるが、けっこうな速度でとばしている。しかし、途中の駅で30分くらいの長時間停車。爆睡中でアナウンスはぜんぜん聞いていなかったが、対向列車でも遅れたのであろう。

アメリカ、カナダでは旅客よりも貨物列車の本数が多い。しかも100両くらい平気でつなげていて、すれ違う列車の終わりがいつまでも見えないということもある。今回も、貨物優先なのか。しかし、アムトラックと違うところは、なんとか遅れを取り戻そうとするところ。トロント駅に着く直前で、本来駅で出発を見届けられるはずだったニューヨークへ向かうメイプルリーフ号とすれ違い、20分遅れほどでトロント・ユニオン駅に到着した。トロントの町は治安の良いところと言われているとおり、雰囲気は良い。コインロッカーも設置されていたので、大きな荷物を入れ、まずは、海岸もといオンタリオ湖岸へ向かう。

ハーバーフロントユニオン駅から少し歩けば、すぐにオンタリオ湖に出る。湖というよりも、完全に海である。今日は土曜日、春のうららかな陽気で、のんびり芝生に寝ころんでいる人が多数みかけられる。オンタリオ湖にはちいさな島々が横たわり、その島でのんびり休日を過ごすために、フェリーの乗船口は人があふれていた。自分も行ってみたかったところであるが、船の便数が少なく、一日がかりになりかねないので断念。湖岸をぶらぶら散歩し、ホットドッグで10時のおやつとする。

CNタワー土曜日ということもあるのか、いたるところにホットドッグ屋が店を出している。そしてケチャップやマスタードに加えて、様々な野菜やピクルスを自分で好きなだけ載せることができる。競争が激化しているためか、サービス精神旺盛なのには感動した。アメリカも見習ってもらいたい。湖岸をあとにし、どこからでも見えるそびえ立つ展望台CNタワーへ。こちらもかなり混雑している。カナダは公共語が英語とフランス語で、表記は二カ国語で行われているが、話す方は英語だけのようだ。展望台は、下が大阪の空中庭園のような一部床がガラス張りのフロアと、またしても金網だけで外に出ることができる展望台フロアにわかれている。ここだけでも300m以上あって非常に高いのであるが、さらにスカイポッドと呼ばれる展望台へ向かうことができる。

またしても長蛇の列に並び、別料金でさらに高い展望台へ。高さ447mにある展望台は世界一。トロントの町全体が見渡せ、荒涼とした大地に地平線、オンタリオ湖の水平線が見渡せた。あまりにも高すぎる上周りに高い建物がないので、いつもの展望台から眺める風景とはちょっと違う印象を受けた。エレベーターを乗り継いで降りてくると、いつものパターンでお土産屋のフロアに降りてくる。たいがいお土産は空港で最後に買っているので、ここでは何も買わなかったが、ちょっと失敗だった。

州議事堂エアカナダセンターを横目に見つつ、ユニオン駅から地下鉄に乗ってホテル探しへ向かう。今回の旅で、唯一ホテルを事前に取っていない日なのである。歩き方に書いてあるめぼしいところに当たってみるが、普通の家みたいなところだったり、中級ホテルで一泊7,000円と書いてあるには豪華な入り口で入るに入れなかったり、転々としたあげく、結局バックパッカーズインのようなホテルへ。早くも15時となっていたが、チェックインは16時からということで、予約だけして再度観光へ出かける。

地下鉄に少し乗って、中心街をぶらぶらする。トロントの町ではそれほど目立った見所というものがないだけに、公園や州議事堂を見て回る程度である。終点では地下に潜り、地下鉄から改札を抜けずに乗り降りできるストリートカー(市電)にも乗ったり、暗くなるまでトロントの町をのんびり散策した。最後はユニオン駅で夕食を食べ、荷物を取り出してからホテルへ向かう。シングル部屋は学生寮のような部屋で、共同スペースがとってあったりと、元は本当に学生寮だったのかもしれない。ちなみに、一泊40C$(3,000円)であった。

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