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5月4日(金)
ナイアガラの滝

ここのホテルは連泊なので、今日一日ナイアガラの滝観光に費やせる。朝食付きというホテルであったが、スクランブルエッグなどもないパンだけの朝食。なるほど、$3出せば隣のレストランで朝食が食べられる券をもらえるわけだ。

まずはアメリカとをつなぐレインボーブリッジを目指す。カナダ出国は25セントを入れてゲートを通るだけで誰もいない。橋中央の国境には、国連旗を挟んで、アメリカとカナダの国旗がなびいている。そしてアメリカへ入国。一回アメリカに入国し、緑のI-94はまだ返却せずに持っているので、何も書く必要無く入国をはたす。ちなみに初めての入国のときには$6が必要である。が、入国審査官に英語力を鼻で笑われ、まったくアメリカ人のサービス精神のなさにはがっかりする。

アメリカ滝ナイアガラの滝はアメリカ側から流れ落ちているので、こちら側では全体像は見えないが、滝に流れ込む水の流れを見ることができる。アメリカ滝、ブライダルベール滝、そしてカナダ滝を目の前で見る。ちなみに、アメリカではカナダ滝とは呼ばず、馬蹄(Horseshoe)滝と呼んでいる。たしかに、カナダ滝は馬蹄のような形をしている。カナダ側の混雑に比べると、アメリカ側は閑散としているが、アトラクションが少ないせいか、さらに閑散とした感じを受ける。アメリカ滝の下まで行くことができる風のツアーは、売店のおばちゃんの話によると、この時期休止中とのこと。そういう表示がまったく無いのが、アメリカのサービス精神のなさを感じる。

そして、アメリカ側から滝がよく見えるように作られた張り出した展望台を降り、「霧の乙女号」に乗船する。ナイアガラの滝のメインアトラクションである。アメリカ滝近くを通ってカナダ滝へ向かい、カナダ滝でしばらく滞在して帰ってくるだけであるが、大雨の中外出したような状態で、水が降り注ぐ。船に乗るときにもらうゴミ袋のような青いレインコート無しではびしょ濡れだろう。

アメリカ滝10時頃の乗船で、アメリカ側から出発する船は空いているが、カナダ側から出発する船は大混雑で長蛇の列。そのためか、次から次からカナダ側から出航するので、この船もカナダ滝であまり長い時間いることができなかった。アメリカ側には滝を一望できる高い塔が無いため、最近始めたアトラクションなのだろうか、気球に乗って滝を見るというものがあった。が、二千円以上もするのは高すぎる。近くに行っただけで乗ることはなく、これにてアメリカを後にする。

アメリカは基本的に去る者追わずの精神であるから、出国には何も必要ない。カナダ側では、すでに一回入国しているので、簡単な質問があっただけで、パスポートを見せるだけでスタンプも押されず入国。アメリカ人に比べて、カナダ人の対応はやはり良い。アメリカも、サービス精神を学ぶべきである。

お昼にはハンバーガーを食べて、昨日と同じコースでアメリカ滝、カナダ滝と左手に見ながらぶらぶら歩いてゆく。そして、カナダ滝に近い建物から、カナダ滝を間近でみられる「Journey Bihind the Falls:滝の裏側ツアー」へ。単にエレベーターで降りるだけなのであるが、アトラクションのタイトルを付けられているのがすごい。長蛇の列で10分ぐらい待ってエレベーターへ。地下通路の右手側へ行くと、カナダ滝を裏から眺めることができる。裏からといっても、トンネル内から窓が開いているような状態で、本当の裏見滝の感じではないし、勢いがすごくて真っ白で何も見えない。

カナダ滝そして分岐点からまっすぐ進むと外に出る。目の前にはカナダ滝が大迫力で迫っていて、霧の乙女号が木の葉の様にゆらゆら揺れていた。船が帰るときに方向転換する間に流されてしまうほど、水の勢いは激しい。そして、風向きが変わるたびに大粒の雨が降り注ぐ。ここでは、入り口で配られた黄色のレインコートが大活躍だった。

エレベーターで戻ってくると、おきまりのお土産屋の階にでるのだが、カナダ側では売っていないと思われたビデオが売っていて、アメリカでは3,000円なのに、カナダでは2,200円。同じ物がこれだけ値段が違うとは。カナダの物価は、やはり安い。次は昼間の上空からの景色を見るため、ミノルタタワーへ向かう。1C$(80円)のケーブルカーが連れていってくれるのであるが、ある程度客が集まらないと出発しない。5分くらい待ってやっと出発したが、動いている時間は1分もなかった。ケーブルカーを降りればミノルタタワーはすぐである。しかし、なんと改装工事中。仕方がないので、昨日も行ったスカイロンタワーへ登ることにする。

ライトアップちなみに、ミノルタタワーのすぐ近くに大橋巨泉の店があり、日本語ばりばりで日本の店のようであった。スカロンタワーから景色を眺めた後、夕食にピザを食べる。ここではビールを飲むことができた。カナダではアルコールを店から持ち出すことは厳禁で、売っている店も限られる。歩きながら酒を飲むなんてもってのほかで、アルコールに関してはかなり厳しい。一端ホテルへ戻って少し休憩した後、21時を過ぎたあたりでまた滝のライトアップを見に出かけて行く。今日はタワーの上からではなく、クイーン・ビクトリア公園からの眺めを堪能した。三脚を使って撮影をするには、タワーの上からでは難しかったからである。

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