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5月2日(水)
ワシントンD.C.市内観光
WashingtonUnion13:00 Metroliner114 15:59NewYorkPenn.
ニューヨーク

今日のホテルは朝食付き。バイキングといっても、日本みたいにいろいろな料理があるわけではないので、たくさん食べようという気にはなれない。何はなくとも、荷物を置くためにユニオン駅に行き、コインロッカーに荷物を入れる。今日も再度国会議事堂ツアーにチャレンジしてみるが、昨日以上の長蛇の列。昨日もそうだったが、なぜかスクールバスの遠足が多くて、子供たちが列をなしている。学期末の遠足シーズンだろうか。

ジェファーソン記念館国会見学はあきらめ、交通の便が悪くて昨日は行っていなかった、ジェファーソン記念館へ行く。ジェファーソンはワシントンと共にアメリカ独立に貢献した人で、第三代大統領に就任している。ワシントン記念塔を中心として、北のホワイトハウス、東の国会議事堂、西のリンカーン記念館、そして南のジェファーソン記念館と配置されている見所の一つであるが、さすがに交通の便が悪くて観光客も少ない。記念館から湖の方を見ると、ちょうどまっすぐに森が切り開かれており、遙か遠くにホワイトハウスが見える。ワシントン記念塔が四大建物の中心からすこし東よりに建てられているおかげでもある。

西よりの道で戻ってゆくと、フランクリン・D・ルーズベルト記念公園がある。今回持ってきたガイドブックでは、ここの公園について何もふれられていない。しかし、ワシントンD.C.だけのガイドブックには多くの事が書かれており、事前予習が少なかったことを後悔する。ルーズベルトは4期12年も大統領を続けた人で、日本にとっては太平洋戦争の敵でもあるが、アメリカにとっては恐慌を救った大統領である。公園内にはあちらこちらに恐慌や太平洋戦争に関連のある、いろいろな碑や像が飾られている。

メトロライナーホワイトハウスを左手に見て、地下鉄の駅からユニオン駅へ。地下の食堂街で昼食とするが、大混雑で席を探すのが大変。あっという間に列車の発車時刻が近づいていた。これから乗る列車は、ワシントンD.C.とニューヨークを結ぶビジネス特急メトロライナー。東京と新大阪を結ぶ新幹線のような感じで、ビジネスマンが乗客の多くを占めている。メトロライナー専用列車が用意されているのかと思いきや、車両が幾分丸みをおびているだけで、他の列車とほとんど変わらない。しかし、実際に走ってみればアセラよりも速いくらいであった。

平日昼間ということもあり、全席ビジネスシートのメトロライナーはガラガラで、人がほとんど乗っていなかった。しかし、途中で信号停止か列車が長時間停まってから、駅でもないのに急に人が増えだした。アナウンスに注意していると、なんということか車両故障して速度が出なくなった後続の列車を待ち、隣に並べたところでこちらの列車に客を移動しているらしい。向こうはボストン行きの普通列車でしかも後続列車、かたやこちらはオールビジネスシートの特急列車である。まったくアメリカの感覚はどうなっているのだろうか。

メッツ・シェイ・スタジアム1時間遅れで出発したが、車掌の話ではその後さっきの列車は復旧して、20分遅れで追いかけてきているらしい。またしてもばからしい話で、乗り換えさせられた客も大混乱。結局、普通列車と同じ停車駅に停車しながら、ニューヨークにはそのまま1時間遅れで到着。遅れを取り戻すように急ぐということはないらしい。こんなところにも、サービスは別料金という感じが大いにする。数日前に泊まっていたのと同じホテルにチェックインして荷物を置き、大リーグ観戦へと向かう。今日はちょうどメッツのホームゲームの試合が行われているのである。地下鉄7号線でほとんど終点まで乗ると、駅のすぐ近くにメッツ・シェイ・スタジアムが姿を現した。

改札口が専用に設置され、なんとそこからはスタジアム内部が見ることができる。このスタジアムは外野席が無く、ちょうどそこに地下鉄改札がある。インターネットで席を予約していたので楽に入れたが、実際には六万人入るところで二万人でガラガラだった。それでもGWでかつ新庄効果もあってか、周りはかなりの日本人が訪れていたし、一塁側ベンチ後ろには虎のハッピを着た人がいたくらい。試合が始まるまで長めに時間を取っていたので、列車が遅れてもまだ1時間ほど余裕があり、始まるまでの時間を楽しめた。

今日の試合はメッツ対ヒューストンアストロズ。東地区ビリと中地区4位のロッテ対日ハム戦のようなちょっと盛り上がりに欠ける試合。それでも、大リーグの雰囲気が楽しめたし、日本の鳴り物がない野球は良い。球場全体が劇場のような状態で、お客さんを楽しませるイベントが盛りだくさんで、楽しかった。乱闘騒ぎもあったし、最後に新庄も登場した。その新庄の外野フライを見守ると、22時を過ぎて延長戦に入ってしまったので、途中で帰ることにした。地下鉄自体はまだ良いが、ニューヨークの地下街を歩くのは、ちょっと危険が一杯という感じである。何とか無事ホテルに23時過ぎには到着した。

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