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5月1日(火)
TwilightShoreliner67 6:20WashingtonUnion
ワシントンD.C.市内観光

夜中に一度目覚めると、ニューヨークペンシルベニア駅のようなところに停まっていた。現在2時。その後一眠りして5時に目が覚めると、まだ列車はペンシルベニア駅に停まっていた。まだニューヨークだとすると、ワシントンD.C.にはいつ到着できることやら。すると、ちょうど列車は出発した。駅はペンシルベニア駅だったが、マンハッタンの景色ではない。どうやら、フィラデルフィアのペンシルベニア駅だったようだ。いたる街にペンシルベニア駅があるらしい。

ユニオン駅結局、ワシントンD.C.ユニオン駅着は最初の1時間遅れのまま、7時半に到着した。長時間駅に停まっている位だったら、これくらいの遅れは挽回してほしいものである。アムトラックは遅れるのは当然で、遅れを挽回する努力をしないらしい。ワシントンD.C.はどの州にも属さないアメリカの首都政府機関だけの町。人工的な新しい町だけあって、さすがに町並みはきれいであるし、歩いている人たちもきっちりした服装の人が多くて、知的さがあふれている。アメリカで料金が一定でない地下鉄に乗るのも初めてだ。コインロッカーもあるし、自動販売機もある。自動販売機があるかどうかは、かなり治安の目安になる。

駅のコインロッカーに荷物を置き、何はなくともホワイトハウスのツアーチケットを入手しに行く。ホワイトハウスにほど近いビジターセンターで、朝7時半からホワイトハウスツアーのチケットを無料で配っている。オフシーズンとはいえ、すぐに配り終えてしまうという話であったから、急いでチケットをもらいに行くと、ぎりぎり最後の会に間に合った。ツアーは10時〜12時で9回に分けて行われる。現在の時刻は8時を過ぎたところ。ツアーは12時出発であるので、まだまだ時間はある。途中で見つけたスターバックスは大混雑だったので、その近くのマクドナルドへ。朝マックがしっかりメニューにあり、メニュー数も多く、かなり日本並み。やはり、ワシントンD.C.は他の都市とひと味違う。

地下鉄に再度乗り込み、ぐるっと回ってポトマック川の対岸へ。地下鉄も地上を走るようになっているくらい郊外で、すでにヴァージニア州である。ワシントンD.C.建設当初はD.C.のエリアであったが、ヴァージニア州部分の土地が返還されたため、川の対岸は別の州になっている。ここから橋を渡って、リンカーン記念堂へ向かう。近くのレーガン国際空港に着陸する飛行機が間近に見え、アメリカはどこの都市も飛行機が身近な状況にあることがわかる。

リンカーン記念館リンカーンはアメリカ大統領の中でも一、二を争うほどの人気のある大統領で、神様的存在になっている。日本でも徳川家康の東照宮などのように、実在の人物が神様になっている。その大きなリンカーンの像が建物中に座っており、前方のワシントン記念塔、国会議事堂を指さしていて、なかなか迫力がある。

リンカーン記念館からワシントン記念塔へ向けて一直線に池が作られており、ぶらぶら散歩しながらワシントン記念塔へ向かう。塔に登るのに整理券が配られているはずであるが、今月はまだ開放されておらず、登ることはできなかった。ホワイトハウスツアーは12時に始まるが、11時45に集合厳守ということであった。日本人的には11時40分くらいに着くように向かってしまうが、11時40分ではまだ前のツアー客が出発するところであった。アメリカ人的に考えると11時45分過ぎに集合という意味なのだろう。12時少し前になって、やっとツアーが開始された。

ホワイトハウスツアーといっても、何百人といる観光客を連れ回すわけではなく、内部は自分のペースで見て回ることができる。聞きたいことがあれば、説明員が各ポイントに立っているので、聞けばよい。アメリカ人は、よく質問をする。何か質問は?と聞かれて質問しない人の方が恥ずかしいくらいであるが、基本的に無言の空白を嫌うという国民性があるのだろう。

ホワイトハウスツアーは、調印式などで使われる青の間や、大統領が外に出てくる階段など、今まさに使っているはずなのに見学することができる。そして、その上階にはブッシュ大統領一家が住んでいるのである。日本からすると驚くべき事だが、国民への教育的事業ということで、すべて無料で行われていることもすごいことだ。ついにアメリカ最高府にたどり着いたという感慨を受ける。

国会議事堂スターバックスで昼食にした後、FBI本部へ。ここも無料ツアーがあるのだが、例外に漏れず整理券方式であり、やはり朝の早いうちにきて整理券をもらっておかなければダメだった。国会議事堂まで歩いて行き、またしても内部見学ツアーに参加しようと試みたが、長蛇の列で断念。そろそろ4日連続の歩きがたたり、足はすっかり棒どころか疲労骨折するのではないかと思うくらいに消耗していたので、ユニオン駅に戻り、列車の写真を撮ったりしながらしばらく休憩する。

ユニオン駅自体のモールはすごい。完全なデパート状態で、ありとあらゆる商店が軒を連ねている。地下には食堂街が広がっており、これまたすごい数のファーストフードが軒を連ねている。この中には、鉄道ショップがあるはずだったのだが、見つけることはできなかった。もはや無くなったのかもしれない。今日もホテルは取ってあったので地下鉄で向かい、夕食は豪勢にステーキとした。オンス表示なのでどれだけの量かピンとこないが、計算してみると400g。これで二千円は高いか安いか。相も変わらず日本人と見るやチップ代を込みにされてしまうのは、どうもよろしくなかった。

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