'01GW アメリカ・カナダ東海岸の旅'02冬 アラスカオーロラの旅'07冬 カナダオーロラの旅'08冬 カナダオーロラの旅'09冬 カナダオーロラの旅'13冬 三回目のイエローナイフ




4月29日(日)
ニューヨーク市内観光

ニューヨークへ行きたいか!の目的地、ついに自由の女神へ行くことに。まずはアムトラックのチケットを交換するため、ペンシルベニア駅へ歩いてゆく。明日以降乗る予定のアムトラックをインターネットで事前に予約しておいたもので、窓口で予約番号を言って発券してもらう必要があるのだが、前日は長蛇の列だったので今日にした。切符はまさに飛行機のIATAチケットで、席の指定がないが大丈夫か?

地下鉄に乗車して、マンハッタンの最南端へ。ニューヨークの地下鉄は、とにかく振動が激しい、加減速が激しい、local(各駅停車)とexpress(快速)が走っていてわかりにくいなど、あまり良いイメージはない。昔よりは治安が良くなっているのだろうが、なんとなく暗くて汚い感じがする。自由の女神は、マンハッタンの南端のバッテリー公園からフェリーに乗っていく小島に立っているのであるが、すでにフェリー乗り場には長蛇の列ができていた。

エンパイアステートビルさすが今日は日曜日だけある。9時半からフェリーの運行開始であるが、その時刻にはもはや乗れないほど列が長くなっている。3便くらい待つのではないかと思われたが、案外フェリーに乗れるもので、1便見送っただけで乗ることができた。フェリーはマンハッタンから徐々に離れていくと、自由の女神に近づき、島の先端に立っている像の周りを、のんびりゆっくり周りを回ってゆく。自由の女神からみて左前方にフェリーがあるときが一番見栄えがよい。ついに、アメリカ横断ウルトラクイズのごとく、世界各国を巡ったあげくに、最終チェックポイントであるニューヨークにたどりついたという感じがする。何とも言えぬ感動があるが、旅行人生の最終目的地にきてしまったかという思いもあった。頭の中では、当然のごとくウルトラクイズの音楽が流れていた。

島に上陸して、自由の女神を徒歩でぐるりと回る。島からでは像が近すぎて、船からみた方が良い。そして背後に回り、自由の女神の中に入ることにする。自由の女神の王冠の部分まで登ってゆくことができるのだ。すると、やはりここでも長蛇の列ができていた。まず二手に分かれている列に並び、入り口までが数十分。入り口を入り、またしても荷物のX線検査を行い、やっとのことで内部に入れる。目の前には、昔右手に持っていたトーチの炎として利用していたものが展示されている。現在の物は、1995年に変えられている。

そしてここからまた二手に分かれる。王冠(Crown)へ行くルートと、台座(Pedestal)の展望台へ行くルート。台座へはエレベーターを利用できるが、王冠へ行くには大混雑のためここから階段のみで行かなければならない。台座の展望台へは、帰りに寄ることができるので、当然ほとんどの人は王冠を目指しているわけであるが、347段の階段があるといっても、渋滞でほとんど動かず、富士登山の様相を見せていた。

自由の女神王冠部分そして、階段を上っているというよりも、立っているという方があっているほど、2時間程度かかって王冠部分に到着。やっとついたと思いきや、展望台という感じではなく、階段の踊り場から外が見えるという程度で、なんだかがっくり。ほとんどの人は到着したとたんにすぐさま降りていた。台座では外に出ることができ、こちらの方が展望は良いくらいだ。さらに階下まで戻ってくると、自由の女神博物館があったので、一通り眺めて外に出た。

長い長い待ち時間のため、早くも13時を過ぎていたので、桟橋近くのファーストフード店でお昼とする。アメリカはまったく食べ物に面白みのない国で、とにかく質より量。ハンバーガーかホットドックしかない上、バケツに入ったようなジュースに山盛りの味のないポテト。最初からわかっていたとはいえ、日を重ねるごとに代わり映えのない食べ物に飽き飽きしてしまった。船に乗っておまけで付いているエリス島へ寄る。ここは昔移民を受け入れる入国管理局のようなものがあったところで、建物が資料館となっていて、無料でみることができる。結構盛りだくさんの内容と、時差ぼけで眠くなりながらもなんとか一周し、船でマンハッタンへ戻ってくる。もはや夕方の16時ですっかり一日がかりの行程になってしまった。

ニューヨーク証券取引所ここからほど近いウォール街へと歩いてゆく。世界金融の中心であるウォール街、その中心にあるニューヨーク証券取引所を目の当たりにする。ちょうど、どこかの日本のテレビ局だろうか、女性レポーターが立って撮影を行っていた。日本ではすでに月曜日の早朝である。朝のニュースで中継が入っていたのかもしれない。そのアングルは、確かにテレビでよく見かける構図であった。

夜景近くの駅から地下鉄に乗車し、夜景ポイントへ移動しようと思ったが、さすがこのあたりは日曜日は休みの駅ばかり。かなり歩いてから地下鉄を乗り継いで、川を渡った先の夜景ポイントへ到着した。19時を過ぎたというのにまだ陽は高く、陽は沈みそうにない。徐々に寒くなってきたので、完全に陽が沈むまで夕食を食べることにした。川沿いにシーサイドレストランというのがあったが、超高級レストランという話だったので、ここはやめて通りを渡ったところにある普通のイタリアンレストランへ。それでも結構良いお値段で、パスタとワインだけで三千円にもなってしまった。

食事が終わればすっかりあたりは暗くなっており、完全に夜景モードに。素晴らしいマンハッタンの夜景が、目の前に広がっていた。人がちらほら居るには居るが、やはり安全とはいい難い場所。あたりに注意を払いながら撮影をする。案外日本人も多くいたが、女性だけで夜景見物にきている日本人や、数名の日本人団体にガイドが女性一人だったり、少々驚きを隠せなかった。

次へ

| | 4Travel | ブログ | |


プロフィール HOME