'19夏 久々の八重山 その4 - 竹富島

8月11日(日)
石垣島10:00 10:15 竹富島(水牛車、星砂の浜、コンドイビーチ) 15:15 15:30石垣島
星空ファーム(20:30〜22:30)
ホテル東横INN石垣島

波照間島行きの船は8:00出発だが、夏の間は臨時便が出ていて7:20発もある。そこまで需要があるのだろうかと思うが、今どきは高速船で3往復ではなく、ぱいかじ2という大型船が朝夕と、昼の便は西表島の大原経由になってどれも一時間半くらいかかってしまう。実は高速船で船の乗船時間を少しでも短くしたい場合は、朝一の便を選んだ方が良いのかもしれない。波照間航路は、通称ジェットコースター路線、ゲロ船とも呼ばれており、特に波が高い時は、できるだけ船には乗りたくないところ。

安栄観光では運行状況をホームページで出しているので、ちょこちょこ確認していると、朝起きたらすでに7:20の欠航が確定していた。朝起きたらまだ風が強かったので、嫌な感じはしていたが、的中といったところか。7:20は高速船、8:00は大型船という違いがあるので、大型船ならいくらか風に強いのではないかと思っていた。しかし、実際はあまり違いなく、大型輸送のため遅いだけ、ということらしい。

東横インの朝食は7時からなので、朝食を食べてから行くなら8時の便にしか乗れない。朝食前にチェックアウトを済ませ、大きな荷物を預かってもらう。通常は一日の範囲でしか預からないが、物置の空きがあるので特別ですよ、と言われる。

朝食を食べているうちに、早くもホームページ上で昼の便まで欠航が確定した。せっかく波照間島に行けると思っていたのに、なんたることか。夕方の便に望みをかけることもできるが、昨日と同じ状況になりかねない。しかも、次の台風10号が迫っていて、へたすると帰れなくなって、波照間島缶詰になりかねない。

朝食終了と同時に波照間島へ行くことを断念し、その足で東横インの連泊をお願いする。同じタイプの部屋だったので、今日も同じ部屋で良いという。一度預けた荷物は引き取って、同じ部屋にすごすご引き返す。毎日荷物整理をしてばからしい。波照間島の宿はキャンセルして、一旦休憩する。

ぱいーぐる

だらだらしてもう9時になってしまった。波照間島に行くと二日間つぶれてしまうが、行かないとなると逆に二日間暇になってしまう。風は強いが、三日目にして快晴の天気になったので、今日は竹富島に行くことにした。離島ターミナルから東横インに向かう道は、普通の観光客は来ない方だが、なんだかよくわからない像が建っている。石垣市のゆるきゃら「ぱいーぐる」だった。新石垣空港のマスコットキャラということで鳥のようだが、こんな変なところに建てなくてもと思うのだが。

離島ターミナルに到着すると、まずは安栄観光の窓口へ。一度8/14に動かしたシュノーケルのツアーだが、台風10号の接近を考えると、海のレジャーは早めにこなしておきたい。再度変更ができないか聞いてみるが、残念ながらすでに満席。仕方がないので、そのままキープ。

明日と明後日どうするか考えて、まずは安栄観光の島巡りツアーの中から西表島を選択する。明日を確認をするとダメだったが、明後日なら空いているとのことで、予定を確定。明日は、るるぶで見つけた新城島近辺のシュノーケルツアーに電話してみたら、波が高いので休止とのこと。代わりに、青の洞窟の半日ツアーに電話をしてみると、大丈夫との返事。とりあえず二日間の予定を入れることができた。こんな感じで、八重山の旅行は日々日程が変わるのが定番の流れ。ちなみに、ホテルが離島ターミナル周辺でない場合は、なんとホテルまで送迎してくれる。

高速船

竹富島行きの船は、安栄観光で買ったはずなのに、なぜか八重山観光フェリー。なんと、八重山七不思議の一つと言われた、同時刻に八重山と安栄が同じ島に向かって一緒に出発するという、謎の現象が無くなっていた。今では共同運航という形になっており、客が多くなってきたら二社で運行するなど、かなり柔軟な体制になっていた。

竹富島は目と鼻の先。船を待っている時間よりも短く、10分強で到着する。濡れたまま船に乗らないでください、とか、水着で集落内を歩かないでくださいとか、当たり前のアナウンスがある。日本人お断りのラーメン屋ができるくらいだし、当たり前のことができない人が増えているようだ。本当に面倒くさい状況になっている。

竹富港

水牛車や貸自転車のお迎えがたくさんあるが、なんとバス停のごとく、整然と車が並んでいる。全く八重山っぽくない。何も予約はしていないので、二社ある水牛車のうちの一つ、老舗の新田観光に向かう。

水牛車

竹富島と言えば水牛車なので、何度目かの乗車だが、実際乗るより水牛車を外から見た方が良い。ある意味、SLに対して、乗るのか見るのか問題と同じと言える。竹富島唯一の観光アイテムであるから、残して欲しいものだが。水牛車は30分ほどで一周した。

自転車を借りて、島内観光へ。自転車の鍵をかけないのは当たり前として、今どきはパンクしたら携帯電話で連絡してくれれば、代わりの自転車を持って迎えに行きますだって。随分様変わりしたものだ。

なごみの塔 なごみの塔

水牛車乗り場をすぐ出たところになごみの塔があるが、なんと今では上まで登れなくなっていた。その代わり、なごみの塔を眺められる展望台が民宿の屋上にできていて、入場料100円。なんともあざといが、なごみの塔に登れないとなると、赤い屋根瓦の風景が見られないので、この展望台も仕方がない。

パーラーぱいぬ島 かき氷

あまりの暑さに、ちょっとの距離走っただけで汗だくになる。早くも近くにあったパーラーぱいぬ島へ避難。パーラーとは名ばかり、屋根があるだけのオープンエリアで、ビールとかき氷を売っている。冷たいものを飲むだけでは体が冷えない。かき氷くらい食べないと、この暑さには耐えられない。

星砂の浜

かき氷で涼んだら、またいつもの定番通りに時計回りで自転車を走らせる。最初に向かうのは、星砂の浜(カイジ浜)である。昔からここで星の砂を見つけたことは皆無だが、いつまでもこの名前が付いている。この周辺はリゾートホテル建設反対の看板が立っており、まだリゾートを作るのかよと思ってしまった。

昔は、小浜島のはいむるぶしくらいしかなかったが、今では西表島にまでリゾートホテルが建つ時代。竹富島にも高級ホテルで有名な星の屋もある。石垣島でさえもリゾートホテルに似合わないと思うのに、何でわざわざ不便な離島に、滞在型リゾートを建設するのかわからない。そんなら石垣島に作れよ、と思うが、実は石垣島も建設ラッシュで、建設バブル真っ盛り。20年前の宮古島がそんな感じだったが、昔の良き時代はどんどんなくなっている。

コンドイビーチ コンドイビーチ

星砂の浜の後は、竹富島唯一の海水浴場コンドイビーチ、別名なまこビーチである。昔は店など何もなかったが、車でビールなどを売りに来ているのと、直射日光をもろに受けるので、パラソル(一日1,500円)も貸し出していて、大盛況。八重山三日目にして、やっと海に入ることができた。二時間くらいいたのだが、日焼け止めを塗り切れなかった部分があとでヒリヒリ。毎度おなじみの八重山の洗礼を受けた。

そば処竹乃子 八重山そば

コンドイビーチにはシャワーが付いているので、着替えてから出発。お昼は昔からあるそば処竹乃子へ。お昼を随分過ぎているが、少し待つ状況。竹富島では、胡椒のピィヤーシをかけるのが一般的と言われるが、やっぱりコーレーグースが一番。昔ピィヤーシをお土産に買っていったことがあるが、普通の胡椒の方が良くて、それ以来買って帰ることが無くなった。八重山そばと言えば、まぁ間違いがない味。いたって普通だ。

竹富港

出発地点に戻ってきて、送迎車で港まで送ってもらう。この時間でもまだ来る人がいるが、竹富島に宿泊する人かもしれない。ちなみに、星の屋以外は民宿しかないので、八重山の宿に慣れていない人は面食らうと思うので、民宿に泊まる際は注意が必要である。一隻でも十分だと思うが、二隻体制で石垣島へ向かう。

石垣港には15時半の到着で、ぱいかじ2が出航しているではないか。なんと三日半ぶりに波照間島に船が出て行ったようだ。夕方まで待って入れば波照間島にも行けたのだが、まぁこれも仕方がない。出るか出ないかわからない船のために、この時間まで待つこともできなかったし、竹富島に行った足で波照間島に向かうのも辛いものがある。一回ホテルに戻って、夕食時間になったら再度出かける。

夕食

今日も適当に歩いていて見つけた店に入るが、今日はいまいちだった。時間無制限の食べ飲み放題が2,480円を売りにしていたので、料理の味は推して知るべし。おおむね末期はこういうパターンに陥りがちで、しばらく来なかった10年の間に、栄枯盛衰が一回りしてしまったようだ。

今日はまだこの後がある。波照間島に行けなかったので、星空観測ができなかったものだから、石垣島で星空観測をすることにした。星空ファームは当日でも予約可能で、離島ターミナルからオープンバスの送迎も付けることができる。離島ターミナルに行くと、もう船の運航は終わっており、人は誰もいない。冷房も切られているので、座っているとだんだん暑くなってくる。こんな中で30分も待たねばいけないとは。

やっと集合時間10分前なので、そろそろバスは来ているのではないかと外に出る。集合場所は赤いポストの前と言われていたが、バスはいない。しかし、暗い中で見つけられなかっただけで、一つ隣の路線バスが止まるところにバスはいた。乗り込むときに、往復バスの運賃を払う。星空ファームと送迎バスは別になっている。

オープンバス

バスは定刻に出発。二階建てのバスで屋根が無いので、何もかもが迫ってくる感じ。信号機なんかも手が届きそうな距離だ。街中を走る間はバスの電気をつけたままなので、星はちらほら見える程度。街中を出て畑が広がり始めると、カウントダウンでライトを消す。これで、降ってくるような星空が見えるのか・・・と思ったらさにあらず。皆、わぁ、と言いそうになって言い切れないなんとも微妙な声が上がる。今日は満月に近いこともあるので明るいし、雲が出ていていまいち星は見えないし、で散々な状況だ。

星空ファーム

星空ファームに到着したら、相変わらずの曇り空なので、このままバスに待機で帰っても良いよという選択肢を与えられる。つまり、星空ファームは無料でキャンセルし、鑑賞会が終わるのをバスで待っていることも可能とのこと。バス運賃は返ってこないが、どうせ星が見えないなら、星空ファーム分は無駄にしなくても済む。

とは言っても、ここまで来て帰る人は誰もいなくて、さとうきび畑の中にある星空ファームに全員向かう。バスではなく車で来る人も多いが、車の人は今日は辞めて明日にします、なんて人もいた。しかし、毎日同じような天気だった。

星空ファームは、サトウキビ畑の一角に椅子を並べており、ガイドの話を聞きながら一時間ほど星空観賞するというもの。雲が徐々に晴れてきて、夏の大三角形がちょうど見えるようになったが、肉眼でも見えるはずの天の川は全く見えず。満月に近いこともあるが、長野県阿智村の時も満月だったが、もう少し見えていた気がする。配られた双眼鏡を除くと、確かに天の川には星がたくさんあるのがわかる。

実際問題、これは商売するにはいまいちじゃないか?と思う。八重山にはジェット気流が流れていないので、星が瞬かずにきれいに見えるのが特徴である。これまで波照間島でばかり見てきたから、石垣島も同じ様に見えるものだと思っていたが、どうやら違うようだ。それは、波照間島には山が無いので雲ができにくく、逆に高い山がある石垣島は、雲ができやすい。いくら天気の変化がしやすいとはいえ、これは致命的かもしれない。

なんだか消化不良のまま、バスで離島ターミナルへ戻る。離島ターミナルは当然誰もいなくて、タクシーも止まっていないので、ホテルまで歩いて帰らざるをえなかった。


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【目次】
出発準備編
石垣島へ
石垣島
竹富島
青の洞窟
西表島
鳩間島
帰宅