いよいよ最終日。連日朝が早かったが、今日は驚くべき事に10時に出発である。でも、昨日寝たのは2時近くだから、睡眠時間はあまり変わらないかも。おなかの調子は良いとは言えないが、そんなにひどい状況でもない。と言っても、夜中に一回、朝二回。蓄積されてきた状態と言えよう。どうもバイキング形式の食事の後によろしくない状況が発生する気がするが、これと言って変な料理を取ったり生野菜を取ったりしているわけではないので、結局気をつけていてもこうなるということだろう。
荷物を9時に出して、朝食を食べに行く。のんびり朝食を食べてそのまま出発。エジプト考古学博物館でミイラ室の入場には70£E(1,400円)、しかも今更ポンドが必要と言うことで、両替をする人が続出だった。ツタンカーメンの墓といい、ミイラ室といい、かなりの額を使用するし、お土産でもポンドを利用した方が良いので、最初から数万円分交換していてもぜんぜん問題ないだろう。

ホテルを出てバスはエジプト考古学博物館へ。集合時間は12時15分で、見学時間が2時間もあって、今までで最長の持ち時間にどよめきが起きるが、広くて説明時間も長いので、実はこれくらいでは全然時間が足りない。ちなみに、カメラは完全に持ち込み禁止であり、持っているのが見つかった人は預けさせられていた。うっかり持ってきてしまった人は、そのため一部説明が聞けなくなってしまったので、必ずバスに置いてくること。
見所とよぶべきところをホッサンさんがガイドしていく。一階の展示はまぁいろいろあるね〜という感じだったが、二階の展示がツタンカーメンの墓から見つかったものを展示しているところである。そして、メインはかの有名な黄金のマスク。見事な輝きを放っている。ミイラはこの黄金のマスクをかぶり、純金の黄金の棺に入れられ、金箔を施した棺に二重に入れられた。一番外の棺とミイラは、先日見てきた王家の谷に今も眠っている。そして、三重の棺を石棺に入れ、さらに三重の厨子に入れられた。その厨子が並べて展示してある。何とも見応えがある。さらに、ツタンカーメンの金箔のイスが、すごく小さくて王様といえども小さな子供だったのだなぁということがよくわかる。
そして最後に、ミイラ室の前で解散となる。ミイラ室を見たい人は、ここでチケットを買って入っていく。するとなんということか、100£E(2,000円)に値上がっていた。もう一つのミイラ室を見られるようにしたため、値上げされたそうだ。そうやって、なんだかんだ値上げしてきてこのとんでもない高額料金になってしまったのだろう。ミイラと言えば、何体もあるのだが、まぁ見て楽しい物ではない。話題性として、かの有名なラムセス2世のミイラくらいだろうか。ただ、もう一つのミイラ室には女性のミイラがあり、髪は残り眼が入れられていて、生きているかのようだった。

バスを待つ間、博物館の前のブックショップでお土産購入時間となるが、館内のおみやげ屋で買わず、ここで買いましょうとわざわざ言っていたので、ここにまでバックマージンがあるのかもしれない。US$20(2,300円)もする博物館の写真集が飛ぶように売れていた。昼食は船上にある中華レストラン。ここまでくると、あまり食べられない人続出なので、中華はなかなか良い選択。それでも食べられない人が多い上、海外の中華料理は予想通り莫大な量があり、とんでもない量が残っていた。どうせシェアするので、こういう料理を頼むときは、だいたい半分くらいの量でちょうど良い。
食べるとトイレへ直行な人がたくさんいる上、女性トイレが一つ壊れていたとあって、トイレは大混雑。昼食を終えて最後の観光ポイントであるハンハリーリ・バザールに着いたときには、残り時間1時間となっていた。もう、ポンドも残りわずかだし、もう買い物をすることも無いだろうと思っていたが、短い時間で戦う時間も乏しいので、なんとなく良いなと思ったらほいほい買っていて、なぜかポンドの手持ちが増えていた。ドルでも円でも使えて、お釣りはポンドでくれるからだ。

いろいろ巡ってきた中では、実はここがお土産としては安い物が多かった。TシャツがUS2$(230円)で売っていたのは驚くばかり。で、その先の店で、そのTシャツいくらで買った?などと聞かれるし、結構その日毎に相場が動くようだ。バスタオルが80£E(1,600円)と言っていたのが、20ならと言っていつまでも下がらなかったから逃げてきたら20でもいいよ〜と後ろから言っていた。まぁ、値段なんてそんなものかもしれない。
結構面白いのが、歩き方に書いてあったボールペンを見せると若干値引きができることだ。おおむね、二本でUS$1(115円)くらいの割引になる。100円均一で1本10円なのに。また、100円玉が欲しいとか、時計と取り替えてくれとか、物々交換ができるので、いらない物を持って行くと面白いかもしれない。さんざん値段交渉したあげく、最後にチップくれよと言われてあげてしまったり、負ける場面も多かったが、最後の最後で楽しめた。しかし、全然時間が足りなかった感があり、もっとゆっくり時間をかけて楽しみたかった。残念ながら、水煙草も吸えなかったし、コンビニ食とも言われるコジャリも食べられなかったし、カイロの町並みはぜんぜん観ていないし、何にしても再度来なくてはいけないようだ。
バスで空港に向かえば、ホッサンさんともここでお別れである。6日間一緒にガイドしてもらったわけだが、やはり歴史のあるところではガイドが付いてくれると非常にためになる。そして、ガイドはやはり現地の人がやるべきだとつくづく感じた。だから、今回のツアーのように、添乗員付きで日本との連絡体制も完全な上、地元の方がガイドをしてくれるという体制は、非常に良かった。さらに言えば、エジプトのツアーは、いろいろ詰め込むために日程をこねくり回している物が多いが、本ツアーのように、ギザ→ルクソール→アスワン→アブ・シンベル→アレキサンドリアと回ると、歴史の順番に進むことが出来るので、この日程がお勧めである。図らずも、ツアーの選択も良かったのだった。

最後に空港でお土産を買うわけであるが、やはりありましたピラミッドチョコレート。昨日買ったナツメヤシのお菓子が嫌な人向けに買っていったのであるが、結局全員両方受け取っていた。この入ってすぐのお店はカードが使えなかったが、手持ちUS$をぴったり使ってなんとかしのいだ。二階にはお酒の免税店があって、ここでエジプトワインなどを購入。オベリスクワインがUS5$(575円)。でも、ビールは2US$(230円)だった。すぐとなりのカウンターバーは4US$ということだったので、免税店でビールを買って、一人旅の皆さんと共に、ベンチで今度こそ最後の晩酌とした。
帰国の飛行機は疲れもあって、あまり長いという気もせずに成田に到着。無事成田エクスプレスで家路についた。久々に、良い旅をしたなぁという思いだった。いつもならここで終わりになるはずだが、今回は後日談がある。お腹の調子が悪いながらもなんとかかんとか最後までもっていたのであるが、帰国後2日目からかなり危険な状況となり、3日後には数時間おきにトイレに行く状況に。なぜ今更・・・。とりあえず、最初は何も薬を飲まずにしっかり食べ、さらに2日たった頃から整腸剤を飲むようにした。そんな感じで、お腹が落ち着くまでに、帰国後10日もかかってしまったのだった。エジプト恐るべし。それにもめげず、また行きたいと思ってしまう国なのであるが。
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