YHに泊まっていた人のすべてが8時か10時の列車で釧路方面へ移動する。今日の根室YHの宿泊者は数人だそうだ。8時の列車は朝あわただしいので、のんびり10時の列車にする。この列車は、実は東根室駅に停まらない快速列車で、一度根室へ行って折り返さなければならない。数人知らなかった人がいたようで、ヘルパーさんに送ってもらわなければ帰りの飛行機に間に合わない人もいた。

そして、列車は2時間かけて釧路に到着。今日はまだ正月休みで和商市場はやっていないので、お昼は駅前のラーメン屋へ。おいしいラーメン屋にも紹介されている店であるが、店名は忘れてしまった。釧路駅で目の前にあるので、探してみて欲しい。確かにおいしいかった。和商市場が開いていなかったからこそ食べられたラーメンだった。

さて、相変わらず積雪0cmであるから、ここはレンタカーを借りて摩周湖を目指すことにする。摩周湖までの道のりは、途中釧路湿原の中を走って行くので、展望台にちょこちょこ寄っていく。最初はいつもおなじみのサルボ展望台。塘路駅から徒歩30分ほどのところにある展望台は、列車が模型のように見える展望台として有名。しかし、その展望台よりも三角点と呼ばれるさらに山を登ったところにある展望台が釧路湿原と列車がよく見える。ちょうど夕陽が釧路湿原に沈み、素晴らしい景色であった。いつもならここから徒歩で茅沼駅を目指すところだが、車があるので同じ道を戻る。

次の展望台は釧路湿原が一番きれいに見えるといわれる細岡展望台。臨時駅の釧路湿原駅から徒歩でも行くことができる展望台である。すっかり陽も沈んでいるが、まだ明るさが残っていて素晴らしい展望は変わらない。

そして、すっかり陽が暮れたところで摩周湖YHに到着。何度泊まってもまるでホテルのようなYHだと思うのであるが、今回はさらにすごくなっていて、各部屋の無料TVや羽毛布団もさることながら、使い捨て歯ブラシに貸しタオルまでそろっている状態。ただ、どんどんYHらしさがなくなってきており、年々ミーティングルームに人が集まらなくなってきている気がするのが残念である。夜はいつものように夜の摩周湖星空ツアー。マイクロバスで夜の摩周湖まで登っていき、真っ暗ななかにうっすら見える摩周湖ときれいな星空を十分堪能した。