しばらくご無沙汰していた北海道。今回は2年ぶり15回目の渡道となった。なるべく予定を立てずにまわろうと考えていたものの、いつのまにやら予定はほとんど出発前に決まってしまい、いつも通りの展開であった。

まずは、この年末から走り始めたばかりのALL2階建て新幹線E4系にて盛岡へ。意外と天井は低く感じられず、E1系に比べると圧迫感はないが、やはりJR東日本お得意のつめこみ感はいなめない。今時、こんなシートピッチが狭い特急列車はないのではないか。

仙台から先各駅停車なので、じれったいくらいにのんびり走り、盛岡には昼すぎに到着。それにしても、盛岡まできたというのに、暖かい陽気に積雪は0。どこまで北上すれば雪が見られるのやら。ここで、友人の車で、小岩井農場、玄武洞などを見て回る。冬の農場は、人もいないし何もない。さすがに冬場は入場料を取らないだけはある。さらに、あいにく天気が悪く、途中雪ではなく雨が降り出す天候であった。

そして、盛岡から特急はつかりで青森へ。青森まできても、まだ雪は無い。青森からは、夜行急行列車のはまなすで札幌をめざす。このはまなすには、カーペット車と呼ばれる車両がつながっており、普通指定席料金だけで横になって行くことができる。しかも、2階席というのがあり、完全に区切られたスペースになっているのがおもしろい。かなり人気が高いので、2階席はおろかカーペット車でさえ取るのは至難の業だが、1カ月前予約で2階席を何とか取ることができた。切符は、はまなすカーペット号という別列車扱いになってます。

青森からうつらうつらしながら列車に揺られ、線路の継ぎ目の音がしなくなったところで青函トンネルに入ったんだなと思いつつ、気がつけばちょうど函館駅に着くところ。大音響の車内アナウンスで起こされてしまったという事もある。函館までくれば、さすがに雪はあるにはあったが、数cmあるかないかの状態であった。この雪不足、半端じゃないぞ。