5月1日(水)
ローマ市内観光(コロッセオ, 真実の口, サン・ピエトロ寺院, トレビの泉, スペイン広場)
RomeTermini21:00
EN314
ローマは見所も多いため、早々にホテルを出発した。テルミニ駅で荷物を預け、駅でサンドイッチの朝食とした。まずは地下鉄に乗るために、階段を下り地下へ。すこし歩いて階段を上ると、外に出てしまった。何かおかしい。もう一度戻って地下へ下りると、やっぱり元の所へ戻ってしまう。よく見ると、階段を下りたところにシャッターが閉じていて、中に駅の改札口があった。今日はメーデーだから地下鉄も休みか?
そういえば、路線バスの姿は一台も見あたらず、タクシーの列は長蛇の列。地元の人も階段を一度は下りてきて、また戻っているところを見ると、突発的なものだったのかもしれない。なんにせよ、地下鉄とバスは使えないのだ。幸いローマの観光地は2km四方に密集しており、歩いて回れないこともないから、距離が長いところだけタクシーを使えば良いだろう。
まずはタクシーでカラカラ浴場へ。今日は祝日ということで、中には入れなかった。ぶらっと外から見た後、コロッセオへ。近づくにつれて、観光バスがやたらと目立つ。そしてコロッセオの周りは人・人・人。日本人もかなり見かけたが、それも少なく感じてしまうほど観光客でごった返していた。祝日だからか、すべての道はローマへ通ずるからか、とにかくすごい。コロッセオも中には入れなかった。
観光客がいるだけみやげ物屋(台の上に置物を置いているだけ)がでまわっており、ちょっとのぞいて見るとかなり値段が高い。コロッセオの置物が、2万5千リラ(1,800円)もするのだ。どうみても700円がいいところだろう。だが、店のおっちゃんが「これダメ、2万リラ」とあやしげな日本語で語りかけてきた。ダメはこっちが使う言葉だろと思ったが、なかなかおもしろいのでいろいろ値段を聞きまくる。
そのうち、大理石で作ったブローチ(その店のおっちゃんが言っただけで、本当に大理石か定かではない)を持ち出し、handmade manufactureだと言う。まだこの日本語は知らないようである。手作業で作ったのねと返すと、tesagyou?と聞き返す。そう、手作業と言うとtesagyou、tesagyouと繰り返ししゃべっていた。またこれで、一つ日本語を覚えてしまったようだ。
あんまりにも遊んでしまったので、買ってあげなきゃ悪いかなとも思い、元々どこかで購入するつもりだったコロッセオの置物の値段交渉開始。最終的に15,000リラ(1,050円)にまで下がって買ったのだが、その後テルミニ駅で同じ物が11,500リラ(800円)で売っていたのにはしてやられた。25,000リラの値札は何なんだ。まぁ、十分楽しめたから250円くらい、いいか。
ローマ時代の遺跡群フォロ・ロマーノも中に入れず。ヴェネツィア広場を経由して、真実の口へ。真実の口は教会の中というか外というか、こんな所にあるとはつゆ知らず。ここも観光客でごった返していたが、日本人団体の悪態はひどい。順番に手を入れて写真を撮っているのだが、日本人は前に割り込み、強引に写真を撮っていく。しかも、日本人団体間でやり合っている。日本人として、あまりにも情けない。
ここからヴァチカン市国までは、距離にして2kmほど。タクシーに乗ることも考えたが、テヴェレ川が風景に素晴らしく合っていたので、川に沿って歩いていくことにした。天気も良いし、ぶらぶら散歩も楽しい。ヴァチカンの入口には、ちょうどお昼時に到着した。地球の歩き方を見せると手数料なしというトーマスクックの両替所で、手数料なし!と日本語で言われて、問題なく両替できた。
出店で昼食を食べ、ヴァチカン市国に入る。ヴァチカン市国はカトリックの総本山、サン・ピエトロ寺院がある、というかそれと宮殿しかない世界最小の国家である。ここも観光客でごった返していたが、あまりにも大きい建物のため、人が蟻のように見える。内部は豪華絢爛で、とにかくため息しかでない。あまりの混雑のため、屋上には登らずにぶらっと中を一周して外に出た。
ヴァチカン市国を後にして、サンタジェロ城からナヴォーナ広場、パンテオンとぶらぶら歩いて行く。このあたりでは、歩いて観光している外国人の観光客団体をよく見かけるのだが、日本人団体は一つもいない。日本人の観光スタイルは、やはりバスに乗って移動して、点と点を結ぶだけのようだ。そして、ローマへ来たら忘れてはならない、トレビの泉に到着した。
トレビの泉は、行った人から思ったよりも小さいと聞かされていたが、けっこう大きい。ただ、周りを高い建物に囲まれ、なぜこんな所にこんな泉が、といった感じだ。いや、泉というよりはむしろ子供用プールといった感じだが、水がきれいだし建造物との調和もみごとで、のんびりできる。し・か・し、なんなんだ、この混雑は。観光客ばかりではなく、地元の人も日光浴にきてのんびりしているようだ。
のんびりした後、クィリナーレ宮殿からスペイン広場まで歩く。映画「ローマの休日」でも有名になった広場である。ここで時間切れとなり、テルミニ駅へと戻ることにした。途中スパゲティの夕食を食べ、共和国広場、オペラ座を経由してテルミニ駅に着いたのは20時だった。結局、カラカラ浴場から一日歩き通したが、公共機関がないことで、じっくり歩いて回る機会が得られ、これはこれで良かったのかもしれない。
駅に着くと、あわただしく飲み物などを買い求め、おみやげを買う時間もなく、夜行列車へ飛び乗った。これで二日間滞在したイタリアを後にする。今日の車両はスイス国鉄の三段式クシェットだった。イタリアの車両に比べるまでもなく、とにかくきれいだ。さらに、水のボトルをくれるサービスがあるなど、こんな簡易寝台でこんなサービスがあるとは驚きであった。

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