'19GW 中国・上海への旅 その07 - 上海

5月2日(木)
上海(東方明珠電視塔、田子坊、上海雑技団)
Ramada Plaza Shanghai Pudong Airport

今日は上海で観光ができる最終日。元々初日に行こうと思っていた浦東地区のタワーに登ることにする。上海ではまさに雨後の筍のごとく、高層ビルが乱立し、上海タワー(632m)、上海ワールドフィナンシャルセンター(492m)、東方明珠電視塔(468m)など目白押し。一日で展望台に三つも四つも登っても仕方がないので、この中から選ぶとすると、やはり上海と言ったらテレビ塔とも言われる東方明珠電視塔である。周荘古鎮と同じく、観光地等級AAAAAに指定されており、上海市では動物園、科技館と並ぶ三大指定箇所になっている。

東方明珠電視塔

どうせ展望台にいくだけだからと、ゆっくり出発したのが悪かった。地下鉄を乗り継ぎ最寄り駅を出るとなんとそこから大混雑。乗る人と降りる人の列を分けていて、テレビ塔に到着するまでも人だらけで大混雑。やっとのことでたどり着いたチケット売り場で、窓口のお姉さんに言われたのは、4時間待ちですとのこと。ちなみに、料金は一番上までで220元(3,850円)、二番目までなら160元(2,800円)。昔の旅行記を見たら、倍以上の料金になっていた。

列を作らない中国人が、長蛇の列になっており、確かに相当時間がかかりそうだ。と言って、別に他に行くところも無いし、チケットを購入して列に並ぶ。30分くらい外に並んで、やっと建物の中に入ったと思ったら、その中も人で埋まっていた。展望台は3つに分かれており、一番上まで行くチケットを持っている人はやや優先してくれるようだが、それでも列は長い。

東方明珠電視塔

こういう待ち行列には関らずといって良いほど売り子が出ていて、アイスやSUBWAYのサンドイッチなんかがかなり売れていた。ウェイティングゾーンを抜けて、いよいよ中央のエレベータが見えるところまで来てもまだ遠い。やっとのことでエレベータに乗れたのは三時間経っていた。上から二番目の上球体まで一気に登る。

予定よりも早いのかというとそうではなく、一番上に行くにはエレベータの乗り換えが必要になる。ここも長蛇の列で、塔の中央を中心に展望台をぐるりと一周しているものだから、トイレに行く人と列が交わっていて、知らぬふりして割り込む人続出。さすが中国人。悪びれもなく普通に割り込む。しかも、係の人が立っている前でやるのだから恐れ入る。

太空艙 太空艙

結局、一番上の展望台に着いたのは、チケットを買ってから三時間半を超えていた。まぁまぁ予想通りと言える。一番上の展望台は「太空艙」と呼ばれ、高さ351m。あべのハルカスが300mだったから、それよりは高い。かなり狭いエリアで、一周景色を見たら、あまり長居するところでもなく、すぐに下に降りてくる。

上球体

上から二番目の上球体の展望台は263m。一番上の展望と比べると低くなっているが、それでも十分良い景色。お土産屋なども立ち並び、この展望台でも十分と言える。帰り道は一階下で、降りると床がガラス張りの部分がある。真下が透けて見えると、宙に浮いた気がする。下に降りるエレベータも長蛇の列で、上から三番目の下球体を経由して、入り口に戻ってきた。やれやれと言ったところだ。列は並び始めた時以上に長くなっていて、今から並んだら5時間待ちじゃないか?と思った。

南京東路

駅に行くにも一苦労で、地下鉄のチャージもなくなっていたので、一回券を買うにも一苦労。最後にお土産を買いに南京東路に行こうと思ったのが運の尽き。駅からバンド方面に歩こうと思ったら、歩道が一方通行になっており、人がぎゅうぎゅうで歩けない。おそらく、一区画50mくらい進むのに10分はかかる状況。さらに、警察に加えて軍まで出ている。ぴしっと並んで歩く様は、さすが共産党の軍隊という感じ。この前みつけていたお土産屋を往復するだけで一時間を費やし、もう時間切れ。夕方のツアーのためにホテルに戻らないといけない。

田子坊

このままホテルに戻れば、一時間くらい休憩ができるくらいだが、そういえば田子坊に行っていないので、ちょっと寄り道をすることにした。地下鉄を乗り継いで着いた先は、これまた大混雑で、狭い路地の入り口に入るための列ができていた。通りを歩いて店を冷やかすどころではない。まったく意味ないことをしてしまったが、途中のコンビニで中国のカップヌードルを買えたのが良かった。日本に帰ってから食べてみたが、八角味がして美味。

上海料理

歩いてホテルまで戻ったら、ほぼ次のツアーに出発する時間。荷物を整理する間もなく、昨日と同じく、隣のホテルオークラへ。上海雑技団を見に行くツアーだが、夕食に上海料理をつけてある。肉かシーフードが選べるようになっていて、シーフードにしたところ、昨日と同じくエビのぷりぷりが出てきた。昨日の方が見た目もおいしさも上と思うが、別にすごい違いがあるわけでもなく、まぁどちらもおいしくいただけた。なんにしても、日本人好みの中国料理は、現地の人が食べる料理とはだいぶ違う。

上海雑技団 上海雑技団

上海雑技団と一口に言っても、いくつもあるらしい。中心街から少し離れたところは毎日やっているから、そこに行くと聞いていたのだが、地下鉄2号線の竜安寺駅からすぐ近くのホテルの中にある劇場だった。あとで調べたら、「上海商城劇院」。なるほどオープニングからすごい技を見せられたが、なんか体操競技を見ているみたいな感じ。途中で飽きないように、観客を巻き込んだピエロなど、いろいろ盛りだくさんだったが、もっと凄い技をイメージしていただけに、ちょっとがっかりな感じだった。


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【目次】
出発準備編
大阪
大阪
上海
蘇州
周荘
上海
帰国