'18GW ベトナムへの旅 その08 - メコンクルーズ

5月4日(金)
ホーチミンシティ(統一会堂、ドンコイ通り) ミトー(メコンクルーズ)
5月5日(土)
HoChiMinCity (TanSonyat) 0:30 VN300 8:00成田空港

いよいよ最終日。本当は、ここで市内観光とベンタイン市場に行くところだが、昨日市内観光は一通りやってしまったし、ベンタイン市場にも勝手に行ってしまったので、残っている統一会堂と、ドンコイ通りショッピングでも行きましょう、ということになった。まぁ、ショッピングに連れて行くのが、ガイドとしてはキックバックが入るのでうれしいに違いない。

統一会堂 統一会堂

ということで、今日の出発もゆっくりめの9時30分で、唯一の目的地の統一会堂へ。南ベトナムの大統領宮殿として利用されていた建物で、無血開城により豪華絢爛たる内装を持つ建物は、そのまま残ることになった。今なお豪華絢爛さは残っており、門を押し破って入ってきた戦車が入り口横に、緊急脱出用のヘリが屋上に停まっている。

一時間くらい見学し、ドンコイ通りに戻ってくる。昨日とほぼ同じような店を巡る。値札を付けるようになったからと言って、最初から高い値段を表示をする楽天商法というわけでもなく、至ってリーズナブル。しかも、事前にもらった割引カードを持っていると特定の店では5%引きになるというから、かなり安く見える。

それでも昨日たくさん買い込んでいるから、また新たに買う物もない。ガイドさんと、お土産屋で何も買わないのに、お茶をもらって雑談になってしまった。ガイドさんは、ちょっと前に日本にツアー客を連れて行ったそうで、なるほど、日本人向けのガイドをしていると、ベトナム人を日本に連れて行くこともできるようになるのかと思う。ベトナムも、海外旅行ができるような国になったと言うことだ。

昼食 サイゴンビール

一時間くらいドンコイ通りで買い物時間を取り、昼食は飲茶で点心中心のメニュー。結局、最後までコース料理ばかりで、軽めのフォーだけというようなことは無かった。

午前中はのんびりだらだらの日程だったので、昼食も早く終わり、ミトーに向けて出発する。途中車の事故があって渋滞に巻き込まれたが、二時間ちょっとで到着した。元々の予定到着時間くらい。しかし、もう一組同じツアー客がいたようだが、お昼を少し出遅れたため、この渋滞にはまって、ミトーに着いたのは、こちらが島巡りを終えたくらいの時間だったようだ。たぶんツアー自体はこなさないといけないから、超特急で島を一周したに違いない。

船乗り場 ラックミエウ橋

ほぼ予定通りの時間の到着だったが、ちょうど大雨スコールが始まり、船が出られない。30分くらい足止めとなった。なんとか雨も小降りになってきたところで出発する。一回着たら絶対脱ぐときに破れてしまうと言うような薄いレインコートを着て、船に乗船。対岸のトイソン島に着く頃には雨は止んでいた。ちなみに、今では橋がかかっており、実は船に乗らなくてもトイソン島には渡れるようになっている。

ココナッツ工場 ハチミツティー

まずは、ココナッツ工場を見学。といってもオープンな屋根がついただけの場所でココナッツキャンディを売っているだけ。蜂蜜も作っていて、ハチミツティーを飲ませてくれるし、ロイヤルゼリーも売り込みに来る。

フルーツ 歌

次のところは、フルーツが盛りだくさん。パイナップルやドラゴンフルーツなどなど、とりあえず無料。さらに、ガイドさんがドリアンを買ってくれた。ホーチミンシティでは高いが、ここで買うとかなり安いようで、ガイドさんも家に持って帰る分を買っていた。これだけかと思ったら、なんだか勝手に歌がはじまる。他にツアー客がいないから、この状況は非常に厳しい。チップを渡さないわけにもいかないし、歌う側も嫌なものだろう。

クルーズ

最後は手こぎボートでジャングルクルーズ。すっかり雨は止んでいて、船に乗るのも問題なかった。20分くらいのんびり船は進み、島探検はこれにて終了。船着き場まで少し歩き、大きな船でミトーに戻る。帰りは、椰子の実ジュースのサービスがあった。

夕食 333

戻ってくると、船乗り場と同じ場所にあるレストランで、夕食となる。ミトー名物のエレファントフィッシュとグレートボール。メコン川で取れる魚の姿揚げをもちもちのライスボールと一緒に、ライスペーパーに巻いて食べる。北京ダックのような感じだ。店の人が切り分けてくれるが最初だけで、後の方は自分でやるようにとの話らしい。が、もう昼もたくさん食べたし、フルーツもたらふく食べた。その上、17時の夕食では食べきれない。ちなみに、ビールは日本でもよく見る333(バーバーバー)だった。

夜景

さて、これにて旅は終わりではない。最後のイベント、クリスマスツリーの蛍を見に行く。超高速で回ってきたであろうもう一組と一緒に船に乗船する。一年中いつでも見られると言うことで、日没後に蛍が瞬く様は、クリスマスツリーのようだと言われる。船から木が生い茂る陸地を見るのだが、雨が降った後は出やすいという話だったが、ほとんど見られず。場所を変えてみたりもしたが、ちらほら光っているのがわかるくらい。クリスマスツリーにはほど遠い。

自然現象なだけに致し方ないが、そもそもツアーの最後で空港まで車で二時間かかるところまで来るのは、リスクがあると思っていただけに、その後のツアーでは蛍鑑賞は組み込まれなくなったようだ。

車に乗ってホーチミン空港まで向かい、夜中の便に乗って帰国。最終日に汗だくでシャワーを浴びずに帰るのは辛いかと思ったが、だらだら午前中と雨が降ったこともあって、あまり汗もかかずに飛行機に乗ることができた。

連れ回されて、へとへと感があったが、15年ぶりのベトナムの発展ぶりを見ることができた。以前にも感じた日本と同じ雰囲気の国民性で、いずれは経済が発展してくるのではないかと思っていたが、まさにそれを実感できた旅だった。


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【目次】
出発準備編
出発
ハロン湾
ハノイ
ミーソン聖域・ホイアン
フエ
ホーチミンシティ
メコンクルーズ