'18GW ベトナムへの旅 その03 - ハロン湾

4月29日(日)
ハロン湾 ハノイ(旧市街、水上人形劇)
Silk Path hotel hanoi

市場

希望者のみ朝の市場見学、とあれば当然のごとく全員参加。日程表には7時出発と書いてあったが、7時半に集合し、車で数分のところにある市場を見学する。これがまた凄くて、海産物に野菜、肉まで売っている。肉に至っては、頭が付いたままだったりするから、なかなか普通は見られない光景が見られる。これをみると、中国チックだなぁと思ってしまう。

ハロン湾

市場を一通り巡ったらハロン湾の船乗り場へ。8時半に出向というから、まだまだ時間がある。昔はこんな建物無かったよ、と言うと、6年前に建てられた施設だという。船はこの辺に着くよ、と言われて行った先はどう見ても一艘分入れる隙間は無かったが、おばちゃんの電車の椅子取りのように船をぶつからせながら入って来た。なんともこの適当さが凄い。日本語ガイドがついたもう一グループと一緒に乗船し、かなりガラガラな状態で出港した。

ハロン湾

前回来たときは昼から乗船だったので、乗ってすぐにお昼で、その後鍾乳洞見学に行ったのだが、今回は順番が逆で、いきなり鍾乳洞見学に向かう。空模様は今一の天候だが、基本的にはいつも曇っているようで、どちらかと言えば、うっすら曇っている方が幻想的な感じになって良い。

鍾乳洞

鍾乳洞にも船がずらりと並び、洞窟の入り口は大混雑。鍾乳洞自体は、そんなにすごいイメージは無かったが、前回はカラフルな電飾で飾られていたのが、今回は普通の照明だったなと思うくらい。実際、鍾乳洞には行かなくても良いくらいだが、ツアーに全て込み込みだから仕方が無い。

香炉岩

いよいよ本題のハロン湾へ。海の桂林とも呼ばれ、翡翠色と言われる水と奇岩の風景が素晴らしい。岩と岩に挟まれた渓谷を船は進み、20万ドン札の裏に描かれている香炉岩が見えてくる。ハロン湾と言ったら闘鶏岩と思うのだが、現地の方からすると、そんなのよりも、岩に囲まれたなんでもない景色の方が良いのだろうか。

ハロン湾

船は左に曲がり、水上生活者の村へ。というか、実際は、観光用にお椀ボートの発着場になっているだけである。6名ずつに分かれて、手こぎの小さい船に乗り換え、奇岩の下をくぐって池に行ったりする。奇岩が間近に見えるという趣向で、これはこれで面白いとは思うが、わざわざ時間をかけて、船を乗り換えてまで行くほどでもなかった感じだったのが残念。

昼食 ワイン

手こぎ船が終わると、10時半にして、早速昼食である。次から次からイベントが続く感じで忙しい。飲み物料金別は相変わらずで、ベトナムの赤ワインがあるということで、飲んでみることにした。ガイドさんにおいしくないですよ、と言われた通り、確かにコンビニワインよりも遙かに落ちる味。ただ、観光地価格を考えても、20万ドン(1,000円)ならそんなところか。ちなみに、このワイン、日本でもネットで1,300円で売っていた。

闘鶏岩

食事をしながら、奇岩の風景を見るという趣向であるが、ふと外を見るとなんと闘鶏岩が目の前に。おぃおぃ、ハロン湾の一番のメインポイントに案内無しかよ。他の船もたくさん集まっているし、船はどんどん岩の周りを回っていくしで、良い角度で写真を撮ることができなかった。前回の写真と見比べたら、一目瞭然。だいぶがっかり。

食事に戻って一息ついたら、今度は物売りが始まった。ここらで真珠も養殖しているということだが、形が卵型で明らかに出来が良さそうに思えない。だが、ペンダントとイヤリングで一万円なら安いといえる。定番のキルト雑貨はどこで買っても同じだと思うが、ツアー最初とあっては安さに釣られて買う人が多かった。

怒濤のイベント続きで、11時半には港に戻ってきた。全行程三時間でおそらく前回と同じと思われるが、風景をちゃんと見てきた感じが無く、なんとも商業主義満載で、ベトナムもすっかり変わってしまったなぁという印象だけ残った。そして、また車でハノイへと戻っていく。来年には途中までしかない高速道路が開通するそうで、もう少し時間が短くなるそうだ。帰りもトイレ休憩がてらお土産屋に寄る。

刺繍屋

前回も来たと思われる刺繍のお店。障害を持った人たちが、刺繍を作成していて、その状況を見てからお買い物をさせるという趣向。刺繍の値段もピンキリであるが、奥にはさらに宝石屋もあって、このあたりではスタールビーが特産品だという。値段によって光を当てたときの星の出方が違うので、並べてみるとついつい高い方に目がいってしまう。なんだかんだ言って、刺繍にスタールビーにと、がっつり買い物をしてしまった。

シクロ

15時半にはハノイに戻ってきた。戻ってきて最初のイベントは、シクロ乗車だ。自転車の前に席がある昔ながらの乗り物で、値段があって無いような物なので、ぼったくりがたえないが、今回はツアーに込み込みだから安心である。旧市街までのんびり20分くらい。絶対に乗っておかないといけない代物でもないが、一度は乗ってみると人力車と同じくまぁまぁ楽しめる。

旧市街

シクロたまり場から旧市街まで走ってきて、次ぎのイベントははんこ作り体験。と言っても、適当にはんこを選んで名前を彫ってもらうと言うだけのもの。なんだかよくわからないが、イベントとして組み込まれているからこなさないといけない。ただ時間の無駄だったようにも思う。旧市街に来るだけの目的だと思うが、歩くだけでも良かったのではないかと思う。

コーヒー

そこから少し歩くと、ハノイの中心であるホアンキエム湖に出て、タンロン水上人形劇場へ向かう。30分ほどまだ時間があるので、ここで自由行動。と言っても30分だと何もできない。近くのお土産屋を冷やかして回ってもまだ時間があるので、結構有名だという劇場の一階カフェでコーヒーを飲む。甘い練乳を入れるのがベトナム風。だが、普段からコーヒーはブラックで飲むから、当然のごとく劇甘。それよりも、スターバックスよろしく、今時な感じのプラスチックケース容器で出てきたことに驚き。もう、ベトナムもすっかりおしゃれになったのだなぁと感じた。

タンロン水上人形劇

水上人形劇は17時20分からの会を見る。前回も見たし、全く同じ。ただ、やはり昨年見たミャンマーの操り人形劇に比べると、遙かにこちらの方が面白い。水があるだけで、動きがでる。ただ、何度見ても楽しいというわけでも無い。

メゾンビエ フランス料理

最後の夕食は、メゾンビエ(maisonVie)というフランス料理店。ベトナムはフランスに統治されていたので、フランス文化もかなり浸透しているから、ベトナムでフランス料理というのもあながち間違いではないが、やっぱりベトナム料理が食べたいところ。まだちゃんとフォーも食べていないし、ベトナムの調味料、ニュックマムも使う場所がない。ツアーで来ると、食べ物をえらぶ楽しみが無いのがつまらないところ。


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【目次】
出発準備編
出発
ハロン湾
ハノイ
ミーソン聖域・ホイアン
フエ
ホーチミンシティ
メコンクルーズ