'18GW ベトナムへの旅 その05 - ミーソン聖域・ホイアン

5月1日(火)
ホイアン ミーソン聖域 ホイアン
Green Heaven Hoi An Resort&SPa

ホテル

ここまで移動続きだったが、やっと連泊。相変わらず朝食からフォーが出るのはベトナムらしい。毎日暑い日が続いているが、意外と朝はそんなに暑くないので、オープンなホテルでも過ごしやすい。今日の出発は8時。車で一時間ほどのミーソン聖域に向かう。公共交通機関が無いので、個人旅行の場合は、ダナンなどから出発するツアーに参加するか、タクシーをチャーターして行くことになる。

博物館

9時過ぎに入り口に到着した。入場券を買って中に入ると、すぐのところに博物館がある。いろいろ見つかったものを展示しており、最初に全体像をイメージしたりするには丁度良い。こんなところに来る人が少ないのか、るるぶには詳細な説明がなかったので、事前情報を入れるのは良かった。

電気自動車

少し歩いたところに、電気自動車乗り場がある。昔は入り口から遺跡まで2kmの距離を、ひたすら歩いていったそうだが、今では車で送ってくれるようになっている。環境保護の観点から、車は電気自動車になっている。人がある程度集まると、順次出発する。

グループBCD グループBCD

電気自動車を降りたらすぐというわけではなく、さらに10分くらい歩いたところが、いよいよ遺跡群である。場所毎にグループ名が付けられていて、途中にグループHというものがあったが、丘の上で遊歩道からはよく見えない。そのまま進んでいくと、最初にして最大のグループBCDがある。

ミーソン聖域とは、7世紀から13世紀にかけての古代チャンパ王国の宗教(ヒンドゥー教シヴァ派)の聖域である。ベトナム戦争で、大半の遺跡が破壊されたが、修復が行われていて、このエリアは、比較的きれいな状態で残っている。

彫刻

全体的に大きな建物が建ち並び、祠堂の中は美術品の展示場にもなっている。レンガの積み上げなど、実は未だによくわからない技術で作られているそうだ。建物を取り囲む彫刻も見事で、これはまさにカンボジアのアンコール遺跡のバンテアイ・スレイじゃないかと思ったら、まさに同じ宗教とのこと。確かに、アンコール遺跡とも距離は近い。

グループA

ガイドさんと一通り巡った後は、少しの時間自由行動。ここは十分見て回ったから、他のところに向かうのだが、グループAは完全に破壊されたまま。土台を残すだけで、建物は何もない。

グループG

隣のグループGは、祠がどーんと建っているが、修復された物だそうで、明らかにがんばって作ってみました、という感じがする。カンボジアでも感じたことだが、何のために遺跡を修復しているのか、単に観光客を呼ぶだけなのか?それってわざわざ訪れる価値あるんだっけ?と思ってしまう。

ダンスショー

最後に、ちょっとした会場でチャム族ののダンスショーが行われる。是非とも見ないといけない、というものではないが、時間があってタダならまぁ見ておくか、といった感じ。ダンスショーが終わると、皆一斉に帰るものだから、電気自動車の待ちは長蛇の列。まぁ仕方が無い。今回の旅最大の目的地だったが、あっという間に終了した。

ホワイトローズ

同じ道を入口まで戻り、車でホイアンまで戻る。昼食は郊外のレストランで、一応ホイアン名物が並ぶ。昨日食べた、ホワイトローズ、揚げワンタンに加えて、麺料理のカオラウもあって満足。

お椀ボート

お昼の後は、お椀ボートに向かう。いろいろ盛りだくさんなのは良いが、なんだかイベントをこなしているだけにも思える。川沿いに店というか建物がいくつか並んでいて、そこからお椀ボートに乗って、ウォーターココナッツの森を進む。どこかに行くわけではなく、15分くらい行って帰ってくるだけだ。ハロン湾の小型ボートとほとんど同じといえる。おばちゃんが葉っぱで作った指飾りを作ってくれたり、景色が違うくらいか。

ホイアン

お椀ボートが終わったら、やっとホイアンの町に戻ってくる。西側の入り口で車を停め、入場券を買って町の中へ。町自体の入場券であるが、いくつかある施設の入場券が5枚付いていて、入りたい施設でチケットを切る形になっている。

フンフーンの家

日本橋の前にあるのがフンフーンの家。200年前の貿易商人の家で、壁はベトナム風、柱やドアは中国風、屋根は日本風というまぜこぜの家になっている。ここは中に入って見学する。貿易商らしい豪華な調度品が並んでいるが、そんなにすごいわけでもない。

日本橋

日本橋は来遠橋とも言われ、日本人町と中華街を結んでいたとされる。橋にある祠は先ほどのチケットが1枚が取られるが、橋の通行のみであれば無料である。橋の全体像を見てからトゥボン川沿いを歩き、昨日も来た一番のメインロードへ。昼間に来ると、ランタンの明かりも無いので、普通の町並みである。トゥクトゥクに乗っている人もいる。

伝統音楽コンサート

ガイドさんに促されて入ったところは、伝統音楽コンサート。さっきもミーソンで見たじゃん、というような踊りなどなど。どうせ入場券のチケットに入っているから良いものの、わざわざ見るべきものというほどではなかった。

クアン・タンの家 福建會館

というか、チケットで入るところは全てが万事そんな感じなので、クアン・タンの家、福建會館など見て回るが、それほど見応えのあるところ無し。やはり、ホイアンお楽しみは、夜の町並みを見て歩くのが良いのだよなぁ、とあらためて思った。

ホイアン市場

ここで、一時間ほど自由行動となった。と言っても、狭い町だから行っていないところも無いし、どこかに入ってもつまらなさそうだし、日本橋まで行ったり来たり、町をぶらぶらするだけだった。

夕食 サイゴンビール

トゥボン川沿いのレストランへ移動し、なんと17時に夕食。夜の町並みを楽しむためとはいえ、こんなに早くに夕食になるとは・・・。しかし、これが食事付きツアーでも激安なカラクリである。こんな時間に客がいるはずもないから、レストラン側からしたら、決まり切ったコース料理で仕入れ量も確実、ほぼ原価でも客が確実に来てくれるツアー客はうれしいに違いない。名物でもない普通のコース料理は、いまいち記憶に残らない。

町並み

18時半、良い感じで夕方となり、夜の町並みを散策する。どうせぶらぶら歩くだけだから、べつにガイドさんがいなくても、ほっといてくくれれば良いのだが、これがホイアンのメインだから、ツアーに入れざるを得ないところ。登楼流しも体験し、町散策も30分ほどでホテルに戻って終了。ツアーはこれにて終了だが、まだまだ時間が早いので、もう一回町をぶらぶらした。


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【目次】
出発準備編
出発
ハロン湾
ハノイ
ミーソン聖域・ホイアン
フエ
ホーチミンシティ
メコンクルーズ