'01夏 タイとマレーシアへの旅 その04 - バンコク

8月7日(火)
水上マーケットツアー
バンコク(ワット・アルン, カオサン通り, ワット・インドラヴィハーン, 旧国会議事堂)

どこにあるのかどうやっていくのかよくわからない水上マーケットへ行くため、日本語ツアーでおなじのパンダツアーに参加。タイ人の英語ツアーにしても仕方がないと思っていたのだが、半分くらいの値段なら英語ツアーにすれば良かった。歩き方の割引100Bを差し引いても700B(2,100円)で、ハジャイまでの夜行列車と同じ値段の支払いに、ちょっとびっくり。

早めに朝食を食べて、6時40分にお迎えがくる。もう一カ所のホテルを回ってから本当の出発場所へ。ツアーの開始時刻は7時半というのだから、朝からバンコク市内の渋滞は大変な状況である。アユタヤ方面は、大型観光バスで数十人乗り込んでいたが、こちらはワゴン9人乗り。ちなみに、アユタヤ観光は、列車と自転車なら100B(300円)もかからずに行けるが、このツアーだと2100B(6,300円)である。バンコク発のタクシーを一日チャーターしても1500B(4,500円)程度ということなので、どうせ聞いていないガイドをつける意味があるかどうかは考えた方がいいだろう。それにしても、パンダツアーは高すぎる!

そんなことはさておき、水上マーケットは、公共機関で行くには難しいところなのでツアーに参加したが、ツアーには定番のおみやげ屋巡りがやはりあった。最初はココナッツ園。今回初めてのおみやげ屋でもあり、ついつい買ってしまったが、値段はまったくやりたい放題。この置物いくら?と聞いたら500B、日本で買う感覚からすれば、200Bくらいかなと思ったので、200Bならと言ったら、250Bにあっさり半額になった。50B(150円)くらいと思って買ったのであるが、その後行くところどころで同じ物の値が下がっていく。最後のところではなんと100B。あまりにもひどい値段付けにびっくり。確かに、5倍くらいの貨幣価値があるから、それぐらいふっかけても買うと思っているのだろう。基本的に、値札のついていないおみやげ屋で物を買うのは気をつけましょう。

水上マーケット

その次がやっと目的地の水上マーケット。しかし、その前に高速ボートで運河巡り。こんなの無くても良いのだがなぁと思いつつも、結構楽しめた。東洋のベニスとはよく言ったものである。そして、やっと目的地に到着。ここを目的地にきたというのに、たった40分しか滞在時間がない。やはりツアーは厳しい。あちらこちら歩き回って写真を撮っているだけで、あっという間に時間になってしまった。小舟に乗って買い物するつもりもなかったし、買う物も特にないので悪くはないが、ドリアンを初めいろいろなフルーツを売っていたのに何も買えなかったのが悲しかった。そして、また船に乗って元の場所へ戻るが、行きは30分くらいかけたところ、帰りは5分くらいだった。船乗り場と水上マーケットは目と鼻の先だったらしい。ちなみに、車でも当然水上マーケットへ行けて、HISのマイクロバスなどが停まっていた。

時間があれば寄ると言っていた木彫りセンターは、マーケットで時間通りに集まらない人がいた場合の時間調整のものらしい。やはり、時間を守らない人たちがいるということだろう。今日は、皆時間通りに集合したので、木彫りセンターに行くことができた。ここでは手作りの木彫り製品に加えてお土産も様々売られているが、これがまた非常に安い。これこそぼったくりしていない料金なのだろう。しかも、ツアー参加者は10%割引というのだから恐れ入る。木彫りの置物も100B(300円)くらいからあるので、お土産にも最適。最初のココナッツ園での買い物が悔やまれる。

1時間ほど車でバンコク市内に戻り、そごう前のホテルで解散。あと5分で着きますの案内から30分くらいかかって到着したので、さすが噂に違わぬバンコク市内の大渋滞である。そごうがあるくらい、発展したきれいな町並みの中にあっては、屋台など見つけられるはずもなく、結局昼食はマクドナルドに落ち着く。ビックマックセットが89B(267円)とは安い限りであるが、他の物価と考えたら、日本で1,500円のビックマックセットを買うか?という感じであろう。さすがに店内は外国人ばかりで、地元のタイ人はデザートだけで利用していた。てりやきバーガーが侍バーガーと表記されていた。

ワット・アルン

今日は先日見残したところを巡るつもりで、バスで向かうつもりであったが、この大渋滞ではいつになったら着くのかわからない。そこで、かなり大回りになるが、BTSと水上バスを乗りついで、ワット・アルンへ向かう。今回の水上バス乗り場は無人だったので、船の中で歩いている子供に料金を支払う。筒の様な入れ物をガシャガシャ言わせながら歩いているので、よくわかる。ワット・アルンは、かなり遠くからでも見ることができる、すばらしい造りの塔があり、歩き方に載っていた有料の書き割りも健在。そこで、日本人のドラマか何かの撮影をしていた。本格的な大きなカメラではなく、小さなビデオカメラで撮影し、男女が演技していたが、誰だか知らなかった。

カオサン通り

さらに水上バスを乗り継ぎ、カオサン通りへ。バックパッカーが集まる通りとして有名で、歩く人たちは外国人ばかり。通りの喫茶店では何をするでもないぼーっとした外国人がビールを飲んでいる。八重山にも一部いた人たちと同じような感じだ。

民主独立記念塔から巨大な立ち仏像があるワット・インドラヴィハーン、旧国会議事堂などを見て回ってから、BTSでファランポーン駅近くまで戻ってくる。大した距離はないだろうと思って歩いてみると、やっぱりかなり距離があって、今日もかなり歩き通してしまった。駅から少し離れた屋台で夕食としたが、ビールはすぐ横のコンビニで購入し、メニューに55Bと書いてあったビールは、50Bの値札が付いたものだった。さすが、タイならではのやり方か。


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