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11月20日(土)
Kilauea Volcano Volcano Town

ハイウェイに戻ってきて、今度は真っ黒な砂の海岸、黒砂海岸をちょっと見た後、一気にキラウェア火山へと向かう。ここの区間はとにかく単調。数マイル(10kmくらい)はまっすぐの直線だ。そして、海岸はもちろん海抜0m、キラウェア火山への入り口は海抜1100m、これだけの高度を一気にまっすぐの道で上がってゆく。そして、Volcano(火山)の町に到着した。まさに、キラウェア火山観光のためにできた町と言っても過言ではない、小さな田舎町である。まずは食堂で腹ごしらえ。なぜかカレー料理がたくさんあったので、カレーにする。なかなか本格的なカレーで、思わずびっくり。

黒砂海岸さて、キラウェア火山へ入る前に、まずはガソリンを入れておかねばなるまい。ガソリンスタンドを探してみると・・・なんと食堂に併設したコンビニくらいの売店の軒先に、ガソリンを入れる機械が一つだけぽつんと置いてあるではないか。日本では考えられないが、ここアメリカではこんな販売の仕方もありらしい。

自分でガソリンを入れるのは、今回が初めて。売店のおばさんに、ガソリンを入れたいが、初めてなので教えてほしいと言うと、しょうがないなぁという顔をしてでてきてくれた。やり方はすごく簡単。ポンプを持って、そのポンプが置いてあったところにSTART←→STOPのレバーがあるので、倒してポンプのレバーを引くだけでガソリンは出てくる。満タンになれば、勝手に止まる。こんなに簡単なら、日本でもやらせてくれという感じだった。

とりあえず満タン入れて$13。7.5ガロンという単位はピンとこなかったが、あとで調べたところでは、米では約3.8l、英では4.5lとのこと。45円/lとは安い!日本が高すぎるだけか。今日の宿は、この町にあるYHに泊まるつもりである。しかし、午後4時に戻りますということで、今は誰もいない。夜にまた出直すとして、キラウェア国立公園へと入って行く。維持管理費という名目で、車一台につき$10必要であった。

ハレマウマウ火口まずは入り口にほど近いビジターセンターで情報収集をおこなう。お土産などもここで売っているので、火山のビデオを買った。音声が無いけどいい?と言われて買ったのであるが、確かに延々と噴火が続いているだけで、ナレーションがないのはいまいち面白くない。キラウェア火山にはたくさんの火口があり、最近噴火している場所は、キラウェア火口からほど遠い。しかし、それらもすべて含めて、国立公園となっている。その中で一番大きなクレーターが、ハレマウマウ火口で、そのクレーターの回りに、大きなカルデラが広がっている。

ハレマウマウ火口小さな火口をクレーター、大きくなるとカルデラと呼ぶ(と説明書きに書いてあった)。九州阿蘇山のカルデラが世界一大きいことはよく知られているが、かなり昔の噴火による物なので、現在では普通に人が住んでおり、そこが火山の中であることを意識することはあまりない。しかし、ここのカルデラは噴火した後ということを、感じ取ることができる。さらに、クレーターの近くにまで歩いていくと、硫黄臭いにおいが立ちこめ、あちらこちらで水蒸気が吹き出していた。

さて、カルデラを半周しただけであるが、その規模の大きさにあっという間に時間がなくなり、陽が傾いてきた。これから、キラウェア火山のメインイベントである Chain of Creaters Road(火口連続道路)に行く時間はなさそうだ。そこには明日行くことにして、今日は展望台に行くだけにした。ダート道を走ること数十分、海抜500mまで下ってきたところに小さな展望台があった。眼下に、溶岩が流れ出てできた土地の向こうに海が広がり、すばらしい景色が広がっていた。

展望台午後6時をすぎて、すっかり暗くなったところでYHに再び到着。毎度のことながら飛び込みであるが、泊まることはできた。宿泊料は一人$19。ここのオーナーは日本人なので、もちろん日本語は問題ない。歩き方に載っていた写真は二年前のはずだが、すっかり万年青年ではなくなっていた。今日はなんともう一組日本人グループが泊まっており、こんなことめったにないよと驚いていたが、確かにアメリカ人より日本人が多いなんて、本当にここはアメリカなのだろうか。

夕食は近くのタイ料理店へ。なぜかお昼に食べたカレーとまったく同じメニューがある。ここで作った物を、その食堂におろしているのだろうか? タイ料理自体は、安くてうまくてなかなかよかった。

日本のYHのようにミーティングなどはないが、旅のノートブックは置いてある。すべてが英語で書かれていると思われたが、半分くらいは日本語だ。いかに日本人の旅行者が多くて、こういうのを書くのが好きかということを感じさせられた。その中の書き込みに、ハワイはミーハーなところだとずっと思っていて、オアフ島はその通りだったけれど、ハワイ島は全く違う。イメージががらりと変わった、また来ます。という感じの書き込みが多かった。確かに自分も実感した。自然の大きさをを感じられるここハワイ島は、何度来ても楽しめる島であろうと思った。

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