'99秋 ハワイへの旅'05夏 タヒチ・イースター島への旅'14夏 パラオへの旅




11月20日(土)
Kona SouthPoint

ハワイ島はビッグアイランドと呼ばれるくらいに大きな島で、四国の半分くらいの大きさがある。その島を二日間で回ろうというのだから、最初から無謀な計画である。さらに、ガイドブックを見ているうちに、各ポイントで時間がかかりそうな気配。島を時計回りにまわる予定であったが、島の北側にはどうしても行きたいというポイントは少なく、南側のほうがキラウェア火山、サウスポイントなど、はずせないところが多い。というわけで、急遽時計の逆回りに変更。宿も、HIROで取ろうと思っていたが、Volcanoの街になりそうだ。

朝食を食べたらすぐに出発。どんどん南下する。このホテルがある位置からすでにコーヒーベルトが始まっている。聞いたことが一度はあると思うコナコーヒーの産地である。歩き方には、コーヒーカップでRetail shop(小売店)、 mill(製粉所)、museum(博物館)があるところに印をつけており、全部そろった3カップのところに車を停める。博物館といっても、説明書きのパネルと写真がいくつかあるだけでたいしたことはなく、お店でコーヒーを試飲して、粉を買うにとどまった。

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園そして次に向かうは昔、かけ込み寺として利用されたと言うプウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園。英語では、place of refuge(避難場所)と呼ばれていると書かれてあるが、ハワイ語プウホヌア〜は英語ではないのか。この公園は、海岸沿いに位置し、ここにある神像はハワイのお土産として栓抜きやキーホルダーに利用されている。のんびりした雰囲気の中、ぶらぶら散策した。日本人は観光しないのだろうか、まったく見かけることはなかった。

サウスポイントへ向かう途中、展望台らしき駐車場のあるところで車を止める。360度一面溶岩である。浅間山の鬼押し出しと同じ様な感じであるが、規模がはるか違う。これから向かうキラウェア火山も、このようなところなのだろうか。ハイウェイから道をそれ、サウスポイントへ。ハワイ州はアメリカで一番最南端にある州であるから、州の最南端の島であるハワイ島の最南端は、アメリカの最南端でもある。残り500mくらいのところに駐車場があり、Green Sand Parkと銘うたれていた。Green Sand Beachへ行くには、ここから1時間ほど歩かなければならない。しかし、案内板などなく、どのように行けばよいかわからなかった。さらに、行く人はここの事務所で登録して下さいと書かれていたが、人が居る気配はない。しかし、人が居るときには飲み物も売っているらしく、ここがアメリカ最南端の売店ということになるだろうか。

カイルア桟橋の夕陽海に向かって歩いてゆく。周りには本当に何もなく、北海道の大自然を思い出させる。海にたどり着くと、溶岩が流れ出たところが最南端ポイントであった。もちろん、日本じゃあるまいし、最南端の碑などたっていないし、ましてやお土産屋も何もない。

駐車場に戻る途中で、砂を拾ってみると、これはびっくり緑色の砂だ。Green Sand Beachからは近いので、風に乗って飛ばされてきたに違いない。これなら1時間も歩いて行かなくても、緑の砂が採取できる。しかし、純度はあまりよくなくて、黒い砂や赤い砂も混じっていた。時間もなくなってきたので、今回はこの砂で我慢して、Green Sand Beachは次回への課題として残されることになった。

次へ

| | 4Travel | ブログ | |


プロフィール HOME