'99秋 ハワイへの旅'05夏 タヒチ・イースター島への旅'14夏 パラオへの旅




11月19日(金)
JL70 8:55Kona
コナ(シュノーケル)

コナには少々遅れて到着。コナ空港に降り立つと、暑さは南国という感じであるが、ごつごつとした岩肌が広がっており、石垣島とはちょっと違う印象だった。まさに火山の島である。テントの中で入国審査が行われていて、なんだか本当に国際空港だろうかと疑いたくなる。

JALways入国審査でいろいろ質問されるのは、アメリカの特徴なのだろうか。他の国ではイギリスをのぞいて質問があったことはない。三回アメリカへ来たうち、質問されたのは二回目。単語だけは日本語を話す人で、英語と日本語のチャンポンの質問だった。ついにハワイの地に入り、まずは宿探し。infoinformationで安い宿はどこかないか聞いてみる。いくらくらいがよいのかという問いに、$20くらいと言うと、開いた口がふさがらないといった感じだった。リゾートホテルだと、どんなに安くても$100くらいであろう。

紹介されたところは、歩き方に載っているマナゴホテルだった。日本語が通じるところでもあるし、やっぱりここになるのか。労働者が長期滞在するところで、テレビもないし寝るだけだがそれでも良いのか、としきりに心配してくれるが、リゾートするわけでもないので、寝られればそれで十分である。ハワイと言ったら、日本語が問題なく通じると思っている人も多いだろうが、ハワイ島では、ここ空港でも日本語を話せる人は数えるほど。あとはABCストアくらいであった。このinformationも、日本語が話せるのはおじさんだけで、忙しく歩き回っていたので、日本語の話せないおばさんと話をしていたのだった。

次にレンタカーを受け取りに行く。国際免許証を一応取っておいたが、ここハワイでは日本の免許証だけでも運転できる。Hertzのホームページ上で予約をしていたので、印刷したページを見せるだけで手続きはOK。ここでも単語だけ日本語を話す人で、保険?と聞かれて、insurance?などと聞き返して、韓国でもよくやっていたような変な会話になっていた。

ただ、保険の種類はよくわからなかったので、ここでよく聞こうと思っていたところ、しっかり日本語の説明が用意されていた。LIABILITY INSURANCE(責任保険)が日本の免責保証のようなもの、PERSONAL PROPERTY INSURANCE(個人所有物保険)がその名の通り持ち物も保証してくれる保険。免責だけ付け加え、さらに自分以外の人も運転する場合、運転者料金というのがあって、+$5/日。税金やら空港発料金やらいろいろ追加されるうち、車だけなら$33/日が、3日で$170にもなっていた。それでも、日本に比べればはるかに安いのであるが。

車を借りると、まずはホテルへ向かう。コナの中心街を超えて20kmほど南下したところにホテルはある。右側通行は曲がるとき以外は問題ないだろうと思っていたが、右側の車体感覚がわからないので、センターラインとの距離を見ながら運転していた。左側通行では左のミラーを常に意識するが、右側通行では右のミラーを常に意識しなければならない。なかなか慣れるまで大変であった。

魚ホテルの人は日本語も達者である。それもそのはず、日本人が始めたホテルであり、この人は二代目。随所に日本のものを取りいれており、Japanese styleという畳と布団の部屋もある。さらに、なんといっても極めつけは食堂である。ライスはお茶碗で出てくるし、箸もあるし、お茶もきゅうすで出てくる。メニューもてりやきだったり焼き魚だったり、あまりにも日本的。外人さんも器用にお茶碗と箸を利用していたり、きゅうすからお茶を注いでいたりしていて、あやうくここがアメリカであることを忘れるところだった。

14時からのシュノーケルのツアーに参加しようと、電話をする。日本語で電話できますということだったので、電話してみると相手は日本人だった。とりあえず大丈夫ということで、その出発場所である、カイルア桟橋へ。近くのホテルの駐車場に車を停めれば割引料金ということなので、そこに停めたのであるが、後日無料駐車場がすぐ近くにあったのを知った。船には日本人は愚か、日本語がわかる人も乗っていなかった。まぁ別に困ることもないし、英語の勉強には丁度良いだろう。しかし、一対一の会話は問題なくても、アナウンスにはまだまだ対応しきれない。ヒアリングはかなり上達したと思っていたのだけれど、まだまだのようだ。

イルカ船は30分くらい進んで、岸の近くで停泊した。沖合いまで行くのかと思ったが、そんなに遠くには行かないらしい。しかし、深さは非常にあり、水も冷たい。珊瑚も魚も、八重山に比べればかなり少なめ。ただ、30cmくらいの大型の魚がいたり、カラフルな魚がいたり、また違った楽しみ方はできる。しかし、陽が照っていないと水は冷たく、早々に引きあげてしまった。後日ホテルのおじさんに聞いた話では、ツアーで行くよりも、すぐ近くの浜でシュノーケルをやったほうが魚も多いとのことで、後で聞いて残念。また再度リベンジしなければ。

船は港へと戻って行くが、予定終了時間までまだ時間がある。しかし、もう一本シュノーケルをするほど時間はない。すると、急にドルフィン、ドルフィン、と叫び出した。海の中を見ると、船の前を何頭もイルカが泳いでいるではないか。そう、このシュノーケルツアーは、ドルフィンツアーでもあり、わざわざイルカが見れるところまで船を遠回りさせていたのだ。なぜイルカが船の前を泳いでいるのか、単に船といっしょに泳ぐのが好きなのか、よくわからないが、とにかくかなりの時間船といっしょに泳いでいた。

カイルア桟橋の夕陽予定どおり港へと戻ってきた。係りのお姉さんに駐車場代が安くなると聞いたのだけれど・・・と言ってみると、紙に6時間$4というスタンプを押したものをくれた。あまりにも適当なものだったが、確かにそれで駐車場代は$4になっていた。

夕食は夕陽の見えるステーキ&シーフードの店。予約していなかったがすんなりは入れてラッキー。日本人と見るや、料金にちゃっかりチップ代は含まれていたが、まぁシーフード料理はおいしくいただけた。帰りがけ、駐車場整理係のにいちゃんが、どうだった?なんて話しかけてきた。なんだかんだ言っているうちに、ONOという言葉を教えてもらった。ハワイ語でおいしいと言う意味とのこと。こういうちょっとしたことでも、英語が話せると、また旅が楽しくなってくる。これにて、初日の活動終了。時差のおかげでまだ日本時間は夕方であるが、シュノーケルで疲れたおかげでさっさと眠りにつくことができた。

次へ

| | 4Travel | ブログ | |


プロフィール HOME