'98GW 初夏先どり八重山の旅 その1 - 宮古島

4月30日(木)
羽田空港6:30 JAL931 9:00那覇空港10:20 JTA507 11:05宮古空港
池間島, 宮古島(西平安岬, 東平名崎), 栗間島
宮古空港17:55 JTA947 18:30石垣空港
民宿八重山荘

忙しくて騒々しい都会を離れ、3度目の沖縄八重山へ。その前に、今回は寄り道して宮古島でレンタカーを走らすことにした。朝一番列車に乗って羽田空港へと向かう。今日は平日ということもあるが、京浜東北線はもう席に座れないほど混雑している。東京は混雑しすぎ。そしてJALの一番機でまずは那覇空港へ。空席ありの表示だったが、機内はほぼ満席。JAL沖縄路線では「りぞっちゃ」グッズが当たるビンゴ大会を実施しており、ビンゴになった人には「りぞっちゃ」ビーチサンダルがもらえたようだ。私は残念ながらリーチ5つで終了。ちなみに、「りぞっちゃ」とは、JALのリゾートキャンペーンの名称で、国内線では東京から沖縄へ向かう路線(一部やっていないものもあり)で行われている。

JTA

那覇からの乗り継ぎも慣れたもので、乗り継ぎエリアへ移動し、バスで第二ターミナルへ。那覇でJTA、ANKへの乗り継ぎは、羽田チェックイン時に乗り継ぎの航空券を提示しておけば、荷物も通しで送れるし、乗り継ぎ客リストにも入り、呼び出しもしてくれるので安心。乗り継ぐ客はそれほどいなくて、宮古行きの飛行機はがらがら。この時間帯には、東京から宮古直行便があるのだから、少ないのもうなづける。なぜ直行便を取らなかったのかといえば、ただ早割が取れなかったから。飛行機は小さな機体となってきたが、B737-400はB737-200に比べれば、ゆったりしていた。

宮古空港は去年新しい空港ターミナルが完成し、花笠空港として有名な建物と全く逆に到着した。レンタカーを借りるのは最初から予定していたが、いつものごとく予約はなし。予想通り、レンタカー屋の人たちが、飛行機到着と同時に客引きを展開していた。この状況を見ていると、海外パック旅行の出迎えのような気分になってしまう。日本語上手ですねなんて言いそうになってしまうが、ここはもちろん日本語が通じて当然なのだ。

竜宮展望台

今回は、一番安いと思われるOTSレンタカーにあたりをつけ、平良市町中の営業所まで車で送ってもらう。一番安い6時間3800円は予想通りなし。一番安い価格帯は、どのレンタカー屋でもほとんどレンタルできないので、最初から無いのではないかと疑いたくなるが、仕方がないので二番目のクラス6時間5200円で出発である。天気が良ければユーノスのオープンカーで走ってみたいものだが、お値段は6時間1万円である。

まずは時計と逆方向に車を進ませる。平良市の町中は道が狭い上に路駐だらけ。あちらでもこちらでも渋滞しており、かなり都会であることを感じさせる。そのうえ、天候が曇り空で、時より雨も降りしきる全く良くない空模様。それでも一気に走り抜けて栗間島へ。栗間島は、宮古島からほんの目と鼻の先にある島で、最近橋により結ばれた島。栗間島に入ってすぐの展望台からは、その橋全体が見渡せる。このほかにも竜宮台という展望台があり、栗間大橋はもとより、伊良部島、宮古島も一望できる展望台である。こちらも眺めは素晴らしい。天気が良ければどんなに良かったことだろうか。

東平安名岬

宮古島に戻り、お昼もすっかりすぎたところで、るるぶなどでも紹介されてすっかり有名どころとなった丸吉食堂へ。開きにくい入り口、建物のぼろさは典型的な沖縄の食堂で、宮古島にはよっぽど紹介する店がないのだろうかとも思ったが、一口食べてその考えは一新された。ソーキそばがこれまたうまい。ソーキの柔らかさ、だしの奥深さ、どれをとっても今まで食べてきたどこの沖縄そばよりもうまいと感じた。これは是非ともおすすめしたいところである。腹ごしらえもすんだところで、南端の東平安名岬(ひがしへんなざき)へ。特に何という岬ではないが、灯台のまわりは公園になっており、お土産屋まであって完全な観光地。駐車場に停まっている車は「わ」ナンバーのスターレットばかりであった。

ここから一気に北上して、北端の西平安名岬へ。こちらは東平安名岬と違って、ちょっとした展望台があり、池間大橋と池間島が見えるのみ。しかし、ここには沖縄電力の実験的設備として、風力発電の風車が数基建っている。にょきにょきと建っている風車は、何とも異様な風景ではある。

さて、島を一周し終えたところで飛行機の時間がせまってきた。池間大橋を往復して、レンタカーの営業所に戻ると予定時間ぴったりの17時。レンタカー屋の車で空港まで送ってもらい、石垣島行きの飛行機に搭乗。ほとんど飛行機をバス代わりに使っている。それもそのはず、宮古−石垣間はたったの30分である。この機内もがらがら。余りにも人が少ないので、バランスの関係から、翼より前の席には誰も座っていなくて、飛行機の後ろの方にしか人が乗っていない。天気が回復してきて、機内から多良間島もきれいに見えたし、明日は晴れてくれるだろうか?

多良間島

18時半、1年半ぶりの石垣空港に到着。この時間ではさすがにレンタカー屋の客引きはいない。相変わらず宿の予約はしていないので、これから宿探しであるが、そんなときに役立つのが「やえやま GUIDE BOOK」。初めて八重山にきたとき入手した本であるが、読み物としても面白いし、情報も盛りだくさんである。2年おきに刷新することが確定したらしく、今回は1997〜1998版というのを売っていた。本の内容は前とほとんど変わりばえなかったが、やはり購入してしまう。八重山を旅する人にはバイブル的存在の、必読の一冊である。ちなみに、この本は沖縄でしか購入できない。

今日のお宿は電話をかけて空いていた民宿八重山荘。旅館かと見間違えるほどの設備をもちながら、料金は朝食付きで4500円とは驚きの安さ。八重山の宿はどこも安くて、あったかい人情がうれしい限り。夕食は近くのあさひ食堂で。二度目の利用であるが、量が多くて安いと評判の食堂で、八重山を旅する人たちの中では、ちょっとした話題になる食堂である。早速ゴーヤチャンプルーとオリオンビールを頼み、明日から晴れてくれることを祈りつつ、八重山の旅を心待ちにするのだった。


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西表島
西表島
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