
朝は簡単な食事が付いているが、別の建物で食べるので、外に出ないといけない。天気も良く、海がきれいによく見える。徳之島は沖永良部島に比べると倍以上大きくて、島を一周したら三時間くらいかかりそうな広さがあるので、二日に分けて巡ることにする。昨日は、空港から島の真ん中を通って1/4周した形で車で走ってきたが、今日は島の南側を巡る。

まず向かうのは阿権集落。精霊が宿るという「樹齢300年ガジュマル」があるが、見栄えとしては、先日の沖永良部島の方が良かった。阿権集落は昔ながらの珊瑚で組まれた石垣が並ぶ街並みで、見事な石垣が連なっている。ちなみに、珊瑚の石垣があるということは、ハブがいないということでもある。ハブが隙間に入って危ないということで、ハブがいる島には隙間のある壁はほとんどない。一つおきにハブがいる島があるという話も聞いたことがあるので、奄美大島の隣なので、ハブがいないという話も合っている。

阿権集落近くに泉重千代像があるというので探してみると、近くというかだいぶ戻った阿三という地域だった。泉重千代さんといえば、長寿世界一でギネスブックに載った人で、生家の前に銅像までできている。1986年に120歳で亡くなったとされているが、誕生日を記した戸籍があやふやで、泉重千代さんの誕生日は実は兄の誕生日だったらしい。実際は105歳で亡くなったとされ、今ではギネス記録も取り消されている。

少し進むと犬田布岬である。岬に向かう道は海沿いを走るが、島の周回道路は山の上を走っているため、岬に行くにはかなり分岐してから進まなくてはいけない。目の前には太平洋が広がり、戦艦大和の慰霊塔がそびえ立つ。実際にヤマトが沈んでいるのはもっと北のようだが、船員の証言から当初は徳之島沖に沈んだと思われていたらしい。

次に向かうのは、通称「めがね岩」と言われる奇岩がある犬の門蓋(じょうふた)。絶対に行っておくべきところとは言わないが、一応見どころとして暇なら行っておいても良いだろう。どこもあまり代り映えない海の景色が広がっている。

奄美諸島は鹿児島県のはずだが、昼食にはソーキそばとジューシーを食べる。奄美諸島は薩摩藩に割譲された地域のため、琉球というよりは鹿児島の方が近いはず。本来は鹿児島文化があっても良いと思うのだが、島流しに使われるくらいだから、あまり薩摩文化は入ってきていなかったのだろうか。

午後は、フェリーが発着する亀徳近くまで戻ってきて、徳之島で一番大きな闘牛場である「なくさみ館」で闘牛見学をする。徳之島と言えば闘牛が盛んで、毎週どこかで開催されている。ここなくさみ館は、徳之島で一番大きな闘牛場で、全島統一大会なども開かれる。始めて来たので、ぱらぱらと入っているお客さんはこんなものだろうと思っていたが、今日はそんなにすごい試合ではなかったようで、お客さんは少ない方だった。

角を突き合わせたところから試合開始。横から牛たちをけしかけて戦わせるのだが、8戦中ちゃんと戦ったのは3回だけ。後は角を突き合わせる前に逃げてしまう。ほとんど不戦勝で終わってしまうので、見ごたえ無いが、宿の人にこの話をすると、明日ならもう少し良い試合が見られるとのこと。それなら、明日も見に行ってみるか。

今日も夕食に居酒屋まで送ってもらう。今日からGWに入るので、もう一組一緒に送ってもらった。あまり変わり映えのない夕食だったが、徳之島でよく食べるという夜行貝を食べることができたのは良かった。
![]() |
【目次】 |