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12月30日(金)
ゴールデンサークルツアー(8:00〜17:00)
Park Inn Island

3時に寝たというのに、7時には起きる。今日はゴールデンサークルの観光バスを予約しているのだ。国立公園を中心にアイスランドの観光地を網羅した地域をゴールデンサークルと呼んでいる。このツアーがまたしても各ホテルに迎えにくる。すばらしくサービス精神旺盛な国だと思える。ツアーの開始時刻は8時半だが、各ホテルには8時過ぎにくるとのこと。

ビジネスホテルらしく、朝食はそこそこ一通り揃っているバイキング料理だった。朝食を食べると慌ただしく出発。一通り人を集めるとツアー会社の建物に到着し、バウチャーを受け取る。ツアーはネットでオンライン予約可能であり、予約番号を書いたメールを印刷しておいて、渡すだけでOK。日本人カップルを含む、総勢17名で出発である。もちろん英語ツアーなので、ある程度の英語力が必要と言えよう。8時半と言っても、緯度が高いのとかなり西寄りなのにイギリスと時差が無いことから、この冬の時期の朝は本当に真っ暗である。

シンクヴェトリル国立公園最初のポイントは、2004年に世界遺産に指定されたばかりのシンクヴェトリル国立公園である。ビジターセンターの明かりだけが見える場所にバスは停まったが、真っ暗で何も見えない。しかも明かりがまったく無いので、本当に真っ暗。明け方とかそんな次元でも無い。湖もなんだかよくわからない。

本来であれば、大地の裂け目、北米プレートと太平洋プレートが別れていく裂け目が見えるはずなのに、それもわからない。夏の期間なら、おそらく1時間くらいハイキングを楽しむのであろう。冬の今の時期ではただ降り立つのみ。ちなみに、その二つのプレートが東西に地球を半周して、日本で地中深くにもぐりこむ。そんなことで、日本とアイスランドには、温泉が多い、地震が多いなどの共通点が多い。なんとも不思議な巡り合わせのある双方の島国であった。

ケリズ火口湖10時に出発して、やっと白々夜が明けてきた。次のケリズ火口湖でなんとか日の出を迎えたようである。しかし、今度は強烈な風で寒さがこたえる。ただ、風さえ無ければたいしたことない寒さであり、他のオーロラ観測場所と比べてはるかに条件がいいことが伺える。見る場所によって色が変わるという火口湖であるが、曇り空の元ではあまりきれいな色ではなく、それほど違いは分からなかった。

グトルフォスの滝次の目的地はグトルフォスの滝。岩の裂け目に川が流れ、さらに豪快に滝を作っている。水しぶきが雨というか霰のように降っている。ここで、我々の一日コースではお昼休憩が入る。階段を昇ったレストハウスでバスは待つので、それまで自由行動である。午後発のツアーでは、そうも長居ができない模様。さらに、滝の近くまで下って行けるのだが、ガイドの運ちゃんは危険だから行かない方が良いと言っていた。確かに、氷でツルツルになった下り坂は危険この上なかったが、滝の近くまで行くことができ、なんともすごい迫力だった。惜しむらくは天気が悪いところ。夏に来てみたいところだなと思った。

階段を上ってレストハウスで昼食とするが、バイキングビールなるものだけ買って朝ホテルで取ってきたパンを食べる。ラム肉が入ったアイスランディック・スープが気になったが、パンがあるので昼食はそれで済ませる。この先、どこかで食べる機会はあるだろう(実は無かったのだが)。出発時刻には、皆きっかりに集まった。珍しい外国人たち。日本人なら5分前が鉄則であるが、外国人はその時刻から行動開始が基本であるから、運ちゃんじゃなくともびっくりだ。

ストロックルさて、次の目的地は今回の一番の目的であり、かつアイスランドと言って思いつく最大のポイント、ゲイシールである。間欠泉が沸いているところで、一定時間ごとに噴水のように熱湯が吹き上がる。英語でも間欠泉のことをゲイシールというほどで、アメリカのイエローストーンのゲイシールが有名である。地殻変動の影響で、数十メートルも吹き上がっていたというゲイシールは活動がおだやかになり、日に数回しか吹き上がらなくなった。そのとなりにあるストロックルが10m程度と規模が小さいながら、5分おきくらいに吹き上がっている。そろそろくるなと思って落ち着いたり、一気に吹き上がってみたり、さまざまな表情を見せるので、何度見ていても飽きない。50分ほどの滞在時間すべてここに費やし、十分楽しむことができた。

スカゥルホルト教会最後のポイントがスカゥルホルト教会である。11世紀から700年間ものあいだ、政治と宗教の中心地であり、教会を中心に町が構成されていた。きれいに復元された教会のすぐそばに町の跡がみてとれ、現在もなお発掘中とのことである。周りには何も無い、このような山奥にこんな町が形成されていたとは驚きである。教会自体はステンドグラスもさることながら、キリスト像を描いた壁画も見物である。こうして、ゴールデンサークルをいろいろ見てくると、なんとも驚くべきことに、アイスランドは辺境の地というイメージではなく、世界に先んじてさまざまなことを行っている、実はすごい国だったのだなと思った。

15時を過ぎたばかりでこれでツアーは終わりかと思いきや、最後に地熱利用や温泉で有名なクヴェーラゲルジの町を一周、お土産屋で最後の休憩を取った。クヴェーラゲルジ発着はダメと言われたのに、これならここで降ろしてくれれば、明日またわざわざくる手間が無くなったのに。とりあえずお土産を冷やかして回り、明日また来ればよいやと何も買わなかった。ここは地熱を利用した植物栽培もさかんだそうで、植物も所狭しと並べられていた。もちろん、日本へは持ち帰ることはできないので、購入することもできない。

18時終了予定が、16時半にはレイキャビークに戻ってきた。やはり、国立公園のハイキング分が短くなっているのだろう。だが、ホテルをぐるぐる回るうち、自分のホテルに着いたのは17時をだいぶ過ぎていた。ホテルに送り届けてくれるのは良いが、時間がかかり過ぎる。ホテルで両替をしたら、日本円からはだめということで、イギリスポンドから交換した。

ハトルグリムスキルキャ教会一休みしてから、夕食を食べに町中まで歩いて行く。近いと言いつつも30分くらいで町に入り、教会までは40分くらい歩いた。19時前で真っ暗な中のハトルグリムスキルキャ教会を見て、さらに町の中心へ。バンカストラエティ通りが町の中心で、華やかさが広がっている。今までオーロラで訪れた町は首都ではなく地方都市だったので、小さな町が多かったが、ここレイキャビークは案外大きな町であることが伺えた。近くのレストランで夕食とするが、頼んだシーフードシチューはぜんぜんシチューではなかった。訳が間違っているぞ。だが物価高のアイスランドにおいて、そこそこのお値段1000ISK(1,900円)で食べられたのが良かった。最後に、民主議会発祥の地である国会議事堂(アルシング)を見てからホテルへ戻る。寒いといっても夜だというのに1℃という暖かさ。東京と同じくらい。この曇り空では、オーロラは望むべくもない。天気が良ければノーザンライトツアーに参加したところだが、不戦敗が決定し早々に寝てしまった。

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