5月3日(火)
BelfastCentral8:55
10:40Corelaine11:00
11:12Portrush
Giant's Causeway
ジャイアンツ・コーズウェイ
ブッシュミルズ蒸留所
Bushmilles17:25
17:40Portrush17:55
18:10Corelaine20:30
BelfastCentral
Hilton Belfast Hotel
朝食はホテルで食べることにしたが、さすがに品数豊富。いわゆるバイキング形式なのであるが、基本的に昨日の朝食で一皿に載っていたものはとりそろえられていた。今日の目的地はジャイアンツ・コーズウェイと呼ばれる奇岩の風景を見に行く。その近辺は見所が点在しており、城跡、つり橋、ウイスキー工場の4ヶ所を巡れば完璧。冬季ということでバスは少ないだろうし、レンタル自転車は10時〜17時では使えない。しかも、ベルファーストから列車に載せていかなければならないので、路線バスを利用しながら周ることにした。空は曇りぞらだが、ときおり日差しものぞいているようだし、天気はなんとかなるだろう。
朝出発する前にテレビを見ていると、列車事故があったらしい。軽く流していたのだが、地図で路線が示されて愕然とした。これから乗る路線ではないか。影響が出ないことを祈るしかない。これから乗る列車は、クイーンズ・ストリート始発の列車なので、そこまで歩いていかないといけないかと思ったら、中央駅も経由していた。そのため、中央駅から列車に乗車する。数分遅れているが、とりあえず問題ないらしい。列車は順調に走っていたが、1時間ほどして全員バスに乗り変えてくださいというアナウンス。やはりきたか。
事故の影響で一駅分くらいがバス輸送になっていた。三日連続でまたしてもバス代替になってしまった。20分の距離を45分かけ、そこで待っていた列車に乗ってコレラインに到着した。それほど遅れはなかったのだが、上り列車の接続を待っていたので、結局40分くらい遅れて、やっとバスのスタート地点であるポートラッシュに到着した。
やれやれ、やっと到着したかと思いバスの時刻を見てみると・・・現在11時半に近いところだが、次のバスは12時10分。やれやれ、一つ目の目的地に到着するだけで、4時間もかかってしまうとは、とんでもないところだ。売店でお昼のサンドイッチと飲み物を買ってポートラッシュの街を周ってみるが、夏場は遊園地もあって混雑するようでだが、現在は冬季でゴーストタウンさながら。これといった見所も無い。
さて、バスを待ってふと時刻表を再度眺めていると、なんとそのバスは7,8月のみの運行だった。おいおい、どうなってるんだ。そして、次の便は13時30分。なんと朝昼夕の3便だけしかバスが無い。途中の村ブッシュミルズまでのバスさえもない。朝夕に海岸線を走りぬける観光バス路線もあるが、その路線バスとほぼ同じ時刻のバスなので、ほとんど使えない。こんなことなら、観光バス路線でベルファストからくればよかった。
さらに1時間は待てないので、タクシーで向かうことにした。駅前にタクシーは停まっていなかったが、すぐ近くにタクシーの営業所があり、そこに飛び込むと、数分してタクシーに乗せてくれた。先週はすごい天気良かったのにねぇとつれないお言葉。晴れたり曇ったりを繰り返しているうち、ついに雨が降り出す天候になっていた。ときおりタクシーの運ちゃんのガイド付きで、20分くらいでジャイアンツ・コーズウェイに到着。タクシー料金は£8(1,600円)とそれほど高くなかった。
ビジターセンターは霧に覆われているが、すさまじく濃い霧というわけではないので、景色はなんとか見えそうだ。道を下っていけばジャイアンツ・コーズウェイへ、道を上っていけば崖の上に出て、帰り道に海岸に下りてジャイアンツ・コーズウェイを見て帰れる。それなら崖の上の道を選択する。崖のでっぱり二回目のところで、眼下にジャイアンツ・コーズウェイが見える。観光客が小さく見え、なんとも素晴らしい景色である。天気が良かったらどんなに良かっただろうか。
もう少し進むと、下り階段が現れる。崖の中腹くらいまで下りていくと、ジャイアンツ・コーズウェイに向かう道と合流し、さらに先に向かうことができる。そちらの道を進むと、巨人のオルガンと言われる六角柱の岩肌が現れた。ここまできれいにならんでいる岩も珍しい。その先を進むと、土砂崩れがあって行き止まりになっていた。元来た道を引き返し、なまこのようなジャイアント・ブーツ岩を見ると、いよいよメインイベントである。
溶岩がゆっくり冷えて固まると六角柱の形になるそうで、それがびっしり連なっている。柱状摂理と呼ぶ。巨人のオルガンのように横から見ることは日本でも良くあることだが、上から見ることができるのは珍しい。しかもすごい数で、これが自然に出来たものとは驚かされる。なんだかすごいところにきてしまったなぁと感慨にふける。お昼に買ってきたサンドイッチを食べ、のんびりゆっくりする。ビジターセンターからここまでミニバスが運行しているので、歩くのが嫌な人には利用できるが、たいした道のりではないので、歩いても十分である。
十分満喫してビジターセンターに戻ると、2時間くらいたっていて、14時過ぎたところだった。ビジターセンター周辺にはおみやげ屋が数件あって、いくつか見て回っても、次のバスまで3時間以上もある。それならば、ウイスキー工場があるブッシュミルズの村までは徒歩40分ということだし、タクシーでも大した距離はなかったから、歩いて行ってみることにする。
羊がのんびり草を食べている、北海道のような大草原でありながら、海が見える不思議な景色。確かに、ゆっくり歩いても1時間かからない距離で、ブッシュミルズの村に到着できた。大通り周辺に店が集まっているだけの小さな町である。さて、地図を持っていないので、工場がどこかわからないのだが、住所から蒸留所通りにあるらしい。というか、町の中心の大通りがその通り。では、このまままっすぐ進んでいけばあるのだろうか。中心地から歩いて5分くらいに、確かにモルトの香りが広がる工場があった。
ビジターセンターの案内に従って歩いていくが、どうしても見つからない。とりあえず工場見学の最後であろうお店があり、その先にバーがあったので、そこでウイスキーを頼んでみる。ツアーのチケットはあるか?と聞かれるが、そのツアーがどこから始まるのかわからない状況では何とも返せない。しかし、タダでウイスキーを試飲させてくれた。
ウイスキーに関しては味がわからないが、割って飲むよりロックで飲む方がよさそうな味だった。蒸留を二回しかしないスコッチに対して、三回するアイリッシュウイスキーは、味がまろやかなのだそうだ。ショップで適当なウイスキーを購入した帰り道、なんとビジターセンターがあった。しかし時すでに遅し、最終ツアー出発の16時は過ぎていた。まぁ、ウイスキーの試飲さえすれば、工場見学なんてしなくても良い。
工場内にもバス停があったが、予想通り冬季のバスは存在せず。中心地まで戻って、ポートラッシュへのバスを待つ。強い風が吹きつけ寒い中、次のバスは17:20でまだ1時間近くある。何も無い町なので、ぼーっと待つしかないのだが、その間もバスが三叉路の違う道を何台か通過していった。もしかして、別のバス停があるのでは・・・?さらに、もう少し早く戻ってきていれば、ベルファストへ向かう観光バスに乗ることができた。なんとも計画性が無くよろしくない。
さて、時間になってもバスは来ない。どうやら、そのバスはまたしても冬季運休バスだったらしい。次の17:40の観光バスは絶対あるはずだから、最悪帰れなくなることもないだろうが、こんなことならタクシーを呼んでおけば良かったか。すると、時刻表にないバスが現れた。ジャイアンツコーズウェイの先キャリックアリードの町とポートラッシュを結んでいるバスである。そんなバスはバス停の時刻表に書いていない。やはり三叉路を曲がったところにもバス停があり、そこがブッシュミルズのバス停だったようだ。こんな歩いて一分くらいのところにバス停を置くんじゃない!
バスはとんでもないスピードでかっ飛ばし、ダンルース城跡で観光客を乗せるとポートラッシュまであっという間。ベルファスト行きのバスに乗り継ぐ観光客もいたが、こちらは列車の無料パスがあるから、列車で戻るため駅に行く。ちなみに、北アイルランドでは、バスや列車が載り放題になるパスもあったので、観光にはこのパスの方が便利。
ポートラッシュと隣町コレラインの間は30分に一本くらい列車があるが、その先ベルファストまで向かう列車は2時間に一本である。朝の列車の遅れを今に引きずっていれば、前の列車に乗れただろうが、その列車がいるどころか17時を過ぎて駅は閉まっており、誰も客は待っていないし、この後時間通りに列車が来るのかさえも心配になった。それでも20分くらい待てば時刻通り列車が現れ、客を降ろすとすぐさま折り返した。
コレラインでは1時間半近く待ち、無事に定刻に列車に乗り換えた。帰りは事故で通行止めだった区間も問題なく、定刻にベルファスト中央駅に到着した。すでに21時近い事もあり、これから外に夕食を食べに行く元気もない。軽く夕食を食べるためホテルのバーへ行き、定番のギネスと安い料理でカレーを食べることにした。
すると、バーのテレビではちょうど欧州チャンピオンシップの決勝戦を中継中。普通のバーならざわざわうるさいところだが、皆サッカーに釘付けである。シュートが外れるたびに歓声やらため息やらが漏れる。リバプールvsマンチェスター、皆はどちらの応援をしているのだろうか。1時間くらいでサッカーは終了し、いつもの雑多な雰囲気になった。こちらもちょうど食事は終了したので、これで今日一日が終了した。

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