'02GW 北欧鉄道の旅'02冬 北欧オーロラの旅'05GW イギリス・アイルランド鉄道の旅'05冬 アイスランドオーロラの旅




5月1日(日)
London(Mealil)8:20 11:45BermingumNewStreet13:20 15:55Crewe16:00 17:55Crewe18:30 20:25DunLaoghaire DublinPearse
George Frederic Handel Hotel

今日の予定はウェールズで世界遺産のカーナヴォン城を見学し、船でアイルランドのダブリに入る予定。今回の旅で一番タイトな日程であり、かつバスの時間などいまいちわかっていないところもある。しかし、最悪22時すぎにダブリンに到着する船があるので、なんとかなるだろうと、おきらくに出発したのが運のつきだった。

まず最初に驚いたのが平日と休日でダイヤがまったく違うこと。ガイドブックによるとロンドンからウェールズの今回のかなめの駅バンゴールまでは、インターシティで4時間ほど。朝一で出れば、昼には到着できるから、観光するには十分な時間があった。しかし、時刻表を見てびっくりした。日曜日には朝のインターシティは走っていない。さらに朝は列車が無いと言っても過言でないくらいほとんど走っていない。驚くべき国である。時刻表をひっくりかえして調べたところ、ローカル線でバーミンガムに行き、列車を乗り継いでバンゴールにたどり着けるルートを発見した。それでもバンゴールには15時着で、往復のバスを入れて城の観光は4時間という綱渡り的な日程になってきた。

出発はシャーロックホームズが住んでいたというベイカーストリートに近い、メリルボーン駅。バーミンガムへのローカル線チルターン鉄道だけが利用する駅である。ちなみに、名探偵コナンの住んでいる米花町はこれが由来である。わざわざユーストン駅近くのホテルにしたのに、地下鉄に乗らなければいけない距離になってしまった。時刻表によると列車は8時19分発で、さらホテルの朝食が7時半からでは、間にあわなくなる可能性が高い。コンチネンタルブレックファーストのみと朝食券に書かれていたので、パンにコーヒーだけなら食べないでもたいしたことはないだろう。9年前のホテルの朝食が、なぜおかずが出てこなかったかやっとわかった。

チルターン鉄道地下鉄はサークルラインに乗れば二駅であるが、ユーストンの駅から地下鉄に乗ったら、サークルラインの駅ではなかった。ヴィクトリアラインとベイカールーラインを乗り継ぐが、なんと日曜日の7時が初電である。イギリス人は、休みの日はしっかり休む。なんとか出発駅にたどり着き、駅のスタンドで蒸しパンとカプチーノで朝食とする。ちょっと食べてもすぐ500円を超えてしまうのはつらい。

実際の時刻は8時20分発で、なんとか予定どおり列車があって良かった。ディーゼルの二両編成である。しかし、1時間くらい走ったところでなにやらアナウンスがあった。ウィークエンドエンジニアリングのため、バスに乗り替えとのこと。何〜、バーミンガムで1時間くらい乗り替え時間で街歩きをするつもりが出来なくなるではないか。と言って戻るわけにもいかないので、指示されるままバスに乗車。列車で30分くらいのところを、1時間以上乗って、リーミントン・スパまでつれてこられた。

ヴァージントレインさて、接続列車があるのかとおもいきや、いつものダイヤで列車が動いている。次の列車は11時15分。こんなところで1時間以上遅れてしまった。ここからの列車はヴァージントレインの特急列車。というか、イギリスでは普通と特急の違いが無い。一等に乗らなければ、特急列車も普通列車も同じ運賃である。ディーゼル特急でロンドン・パディントンからマンチェスターを結んでいるが、今日はここで折り返してロンドンまで行かない。

バーミンガムまでは30分、とりあえず予定より1時間以上遅れて到着した。ローカル線ならスノーヒルという中心駅から徒歩10分くらいの駅に到着するが、この列車は中心駅のニューストリートに到着した。乗り継ぎ予定は12時3分。見所はないとはいえ、少しは街歩きをしたい。昼食を食べる時間も入れて次の列車にする。

ヴィクトリア・スクウェア歩行者天国になっているニューストリートは駅の目の前。その先にヴィクトリア・スクウェアがある。駅から徒歩5分くらいの近さである。次に目指す駅はクルーであるが、13時3分よりも早い列車がないか探してみる。しかし、バスしか無いようなので、サンドイッチのお昼を食べる。サンドイッチ一つとっても、フランスパンでないサンドイッチは、イギリスではおいしくない。

昼食を終え、さて目的の列車はと案内を見てみるとなぜか表示が無い。どんなに探しても無い。おかしいなと思いつつ、駅構内をぶらぶらしていたら、なんと驚くべき案内をみつけた。ロンドンからグラスゴーまで、週末は4〜6月まで工事を行うので、あちらこちらでバス振り替えになるとのこと。あまりの衝撃に何と言っていいかわからなかった。すさまじく大規模に工事を、しかも一斉におこなうとは。さっきのバスも振り替え便だったのか・・・。そのバスに乗らなかったことが悔やまれる。しかし、次のバスは1時間後の13時25分だ。列車で1時間の距離だからバスなら2時間、クルー16時発の列車には乗れるだろうか。別ルートのローカル線を利用すると、その16時の列車には乗れない。これなら賭でバスを選択するほかあるまい。

バスはとりあえず順調に走っているようではあるが、駅に到着すると10分くらい平気で停まっている。こんなことでは2時間半で目的地にたどりつけないのではないか。ほぼ中間点のStaffordで列車で30分のところを1時間20分かかっている。厳しい状況。さらに、トイレ休憩20分とは。終わった・・・。

15時15分にようやくバスは出発した。いままでのペースを考えると、どう考えても列車で20分の距離を45分で到着することは難しい。しかし、高速を降りたところで15時40分。もしかしたら間に合うのではないかという期待が膨らむ。そして、線路が見えてきてバスは変な場所に到着した。時刻は15時53分。案内の人に確認してみても、間違いはないらしい。

First Trainどこへ行くんだと聞かれて、駅名が思いつかず、ダブリンと言ってしまったが、ダービーではなくダブリンなんだなと何度も確認されてしまった。ちなみに、ダービーはここから列車で1時間半のところである。駅の案内でホームを探し、二両編成のディーゼルカーになんとか乗り込めた。列車は大混雑だが、何とか席にはありつけた。やれやれ。

列車は順調に進み、ウェールズに入った。今まで何も無い風景だったが、左に山、右に海という景色の変化が面白い。天然の要涯のためにイングランドの侵略を食いとめたのだ。バンゴール手前には駅に沿って城跡が残っているし、世界遺産の城、登山電車で登る山など、バンゴールを基点に二泊三日は楽しめる。今度はゆっくり楽しみたい。

さて、列車はバンゴールを出て、アングルジー島へ。川のようなところに橋がかかっているが、島なのだそうだ。島に入ると数分で進行方向右手に、世界一長い駅名の駅がある。この列車は急行列車なので、この無人駅は通過してしまうが、駅前の免税店は確認できた。そして、すっかりのどかな牧場の風景が続き、終着駅のホーリーヘッドに到着した。さすがに緯度も上がってきたし、雨も降る状況では、寒くなってきた。

進行方向にそのまま向かえば、フェリー乗り場になっている。アイルランドも付けた乗り放題切符では、アイルランド間の船も一往復分無料で乗れる。チケットをもぎられ、待ち合い室へ。ちなみに、飛行機のように大きな荷物は預かってくれる。時間は18時を過ぎたところで少々小腹がすいたので、ビールとサンドイッチを買う。これだけで千円を超えてしまうとは。しかも、昨日はオーストラリアのビールだったが、今回はベルギーのビールだった。

Stena Lineフェリーはスウェーデンで乗ったバイキングラインには及ばないものの、内部に土産物やバー、食堂、バーガーキングなしている。ある程度進んだあとで売店を物色していたのだが、船に乗る前にビールを飲んだのはまずかった。雨は降っていないものの、風が強かったので、揺れが大きく、すっかり気持ち悪くなってしまった。2時間弱の半分以上、寝ながら到着を待つ。

いつのまにか西陽照りつけるほど天候は回復し、もうアイルランドに到着である。ここでパスポートチェックがあった。ちなみに、イギリスはシェンゲン条約に加盟していないため、EU内といえどもパスポートチェックが必要になる。ノルウェーはEUに参加していないが、シェンゲン条約には加盟しているので、EU国からの移動ではパスポートチェックがない。

さて、ここのおやじの英語がどうしてもわからない。多分どこに泊まるのか、何日滞在するのかと聞いているのだろうが、どうしてもどこから来たのか?というように聞こえるので、話がかみあわない。推測でつなぎあわせるTOEICの試験のようだ。これまでアイルランドは英語が公用語だとばかり思っていたのだが、第一公用語はゲール語で、英語はその次ということである。これでは多民族国家の英語と変わらない。ここまで英語が普通に聞こえていて、海外なのにまったく違和感なくアナウンスや雑談が聞こえてきた。英語力が向上したことを驚くよりも、海外なのにこそこそ話が聞こえたりすることの方が不思議に思えた。確かに、英語を公用語として利用している国は多いが、英語だけの国となると数えるほどだろう。

今ままでの英語力の自信が、アイルランド上陸とともに駆逐された。それでもなんとか開放されて、外に出る。実は今乗ってきたステナラインは、ダブリン市内から列車で30分ほど南のダンレアリ港である。連絡バスがあるという話はどこへやら。どこにもバスは待っていなくて、しかしちょっと歩けば列車の駅があった。DARTとよばれるアイルランド国鉄の近郊電車である。乗り放題切符で問題無く乗れて、5分も待てば列車が到着した。

さて、ここアイルランドでも週末は時刻が大きく変わり、なんと市内から北方面の列車は走らなくなるほど。そして、降りようと思っていた駅の一つ前で終点となってしまった。1kmもないくらいの距離であるから歩くことは問題なく、一番の繁華街テンプルバーを通ってホテルにチェックインした。テンプルバーに歩いていけるというロケーションで、ホテルを予約しておいた。21時を過ぎたというに、子供も歩いているし、すさまじく盛りあがっている。その中で、1,2階がパブ、3階がレストランというところでアイリッシュ料理の夕食にする。

テンプル・バービールは当然ギネス。ここダブリンが発祥の地である。アイリッシュシチューに、オイスター(生カキ)を食べないわけにはいかないだろう。アイルランド独特の丸いカキではなく、日本でもおなじみのスタイル。でもこれがまたうまい。シチューはラム肉がドンと入っていて、かなり煮込んだ感じのシチューになっている。生カキに赤いラム肉は、明日トイレとお友達にならないだろうか、ちょっと心配しながら食べることになったが、お財布もかなり心配しなければいけなかった。これがポンド表記でないのが救われるが、50ユーロでやっとお釣がくる程度だった。

帰りがけに下のパブをちらっとみてみると、これがまた大盛り上がり。皆立ったままでビール片手にノリノリである。明日は月曜日なのに皆元気だなぁと思ったのだけれど、実はそこにまた落し穴があった。23時を過ぎてすっかり道を歩く人たちの雰囲気も変わってきた。艶めかしい格好の女性が増えていた。日本では昼間からそこらじゅうにあふれているから、もう気にもとめなくなっているが、外国人から見ると日本はキャバレー状態だと言われるのもいたしかたがないところで。

結局インターシティで一本でこれた場合に比べて7時間遅れ。これなら飛行機で一気にダブリンまで飛んでしまえば良かった。最近は特に綿密に計画を立てる時間がなくなってきているので、それも影響しているのだが、基本的にヨーロッパの鉄道の旅は計画どおりにいかないのが、まざまざと感じさせられた。特に、イギリスは何かおかしい。鉄道の旅はゆとりを持って。さらには日曜日には移動をしないように。

次へ

| | 4Travel | ブログ | |


プロフィール HOME