津和野は前回行きそびれたところでもあり、とりあえず一度は行っておかなければならぬと思っていたから行ったのだけれど、さほど見所はなく、土塀の横で鯉が泳いでいる写真さえ撮れば、よしというところであろうか。昼頃出発して、益田経由で萩まで。益田駅で駅弁を買い求める。山陰本線で駅弁を売ってればどこでもカニ寿司に出会える。とにかく山陰にきたらカニ寿司なのである。どこの駅も同じであるが、鳥取駅のカニ寿司が一番うまいらしい。違いはあまりわからなかったが。
津和野と違って、萩は見所豊富。一度来てはいるが、今回でも見きれなかった。それほど広いわけではないのだが、博物館などが多いのである。最初は、松陰神社を訪ねてみる。その中に吉田松陰歴史館というのがあって、そこで自分が松陰について何も知らなかったことを実感した。明治維新に松陰が関わったのではなく、関わった人々を育てたのが松陰だったのである。
松陰神社は松陰の家があったところで、実際に使用していた松下村塾も残っている。松下村塾は、吉田松陰が住んでいた家の納屋を改造して造ったもので、ここから高杉晋作、伊藤博文らを世に送り出したのである。その後、ぶらぶらと歩き、土塀に夏ミカンが美しい風景を見ながら萩YHに入った。今日は天気もいいので夕陽を見に行くが、日の入り時刻と夕食の時間がちょうど重なってしまい、最後の方は見れなかったのだけれど、きれいな夕陽だった。
【目次】 神戸 高知 中村,柏島 宇和海 四国カルスト 尾道 岩国 津和野,萩 三瓶山 三朝温泉 |