'22夏 再び小笠原 その7 - 帰航

8月10日(水)
母島沖港10:30 ははじま丸 12:30父島二見港15:30 おがさわら丸
8月11日(木)
おがさわら丸 15:30竹芝桟橋

通常の小笠原コースに比べると一日長い4泊だったが、それでもやはり短かった。今回はずっと晴天に恵まれ、こんなことなら二航海にしておけば良かった、なんて思ったりもしたが、ちょうど台風接近で欠航になりそうだったので、ちょうど良かったかもしれない。

朝食

朝食を食べて、出発準備。荷物を玄関前に置いておくと、港まで持っていってくれるので、出航の時間になったら歩いて港に向かう。

ははじま丸 お見送り

港に着くまでは天候は良かったが、最後にしてお見送りの時だけスコールのような雨が降る。宿の人たちなどささやかなお見送りで母島を後にする。

ハートロック 南島

今日もべた凪の海。行きよりも穏やかだ。行きはしっかり見ていなかったが、帰りはしっかりハートロックを確認することができた。確かに、ハートの形をした赤い岩はなんとも不思議。

おがさわら丸 亀煮丼

父島に戻ってきた。すでにおがさわら丸は入港していて、ははじま丸に比べるとやはりでかい。出航まで時間があるので、観光案内所のところに大きな荷物を預けて、お昼を食べる。初日と同じく選択肢ないので、ハートランドロックカフェだ。亀煮丼というものがあったので食べてみた。亀はいわゆるモツだから、モツ煮丼と言える。一緒に飲んだ小笠原コーヒーは、抽出器でまさに淹れたてだが、そんなにうまいものでもなかった。

モンテスラの実

最後にあちこちお土産屋を冷やかして回る。JAをのぞいてみると、なんと幻のフルーツ、モンテスラの実があるではないか。何本かあって、ぼろぼろなものがあったのできれいなものを選んだのだが、ボロボロになるのが食べごろだそうで。3日もすると表皮が取れてきて、その中を食べると甘い。なるほど、バナナのようなパイナップルのような不思議な味。

港に戻ると、植物検疫なるものができていた。パイナップルの茎だけ買っていたので、確認してもらったら、ただ目視で虫などが付いていないか見るだけだった。

待っている人たちのリストバンドを見れば白の人は二航海だな、というのがわかるが、青でも白でもない人たちがいるのがわかる。どれだけ小笠原にいるんだよって思ってしまう。

乗船

行きと同じく上の階から乗船していく。帰りは、特2等なので乗船は少し早い。ブルートレインで言えば、2等寝台は4人個室のカルテット。特2等は2人個室のデュエット。完全な個室ではないが、カーテンを占めれば個室のようになる。衛星テレビも付いているから、暇つぶしもできて快適。

お見送り お見送り

父島最後のイベントは、定番御盛大なお見送り。前回と比べるといつまでも付いてくるということはなく、警察の船が先導していて、短めに終わるようにと指導が出ていたのかもしれない。皆飛び込んだ後は、警察の船が手を振ってお見送り。

夕日 夕食

今日の夕日は、雲が多かったがなんとか太陽が見える感じ。夕食はレストランChichi-jimaではなく、展望ラウンジHaha-jimaへ。と言っても、大したものはないのに値段が高いのは変わらず。カルボナーラで夕食とする。

朝日 夕食

今日は朝日も何とか見られた。朝食は同じく展望ラウンジに行ったのだが、すでに売り切れ続出で、何かよくわからないパンしか残っていなかった。これなら売店でカップラーメンとか冷凍食品で良かったよ。そう、今時は売店にはカップラーメンばかりでなく、冷凍食品も置いていて、レンジでチンすれば食べられるのだ。何か時代が変わった感じがした。

下船

テレビが付いているせいか、なんだか24時間が長く感じず、あっという間ではないが、もう着いたという感じで竹芝桟橋に到着した。今回の旅は、船は揺れないし、天気はずっと良かったし、楽しい小笠原旅でした。やはり、何度行っても楽しめるところ。沖縄には無い楽しさがあるので、また行きたいと思ってしまうのだった。


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【目次】
出発準備編
出航
父島
聟島
母島
南崎
帰航