'22夏 再び小笠原 その1 - 出発準備編

前回GWは久々の小笠原を目指し、乗船券発売と同時に電話をかけたのだが、昼までつながらず。つながった時には、完売だった。キャンセル待ちを入れたものの、どうせ取れないだろうと奄美大島にしたのだが、一ヶ月前にはチケットが取れたとの連絡が。旅行会社が放出したらしい。今更変更するのも何なので、GWは奄美に行くことにした。

夏休みになると、コロナも収まってきて、海外旅行も出来るようになってきたが、現地で陽性になると10日間帰って来れなくなる。それはそれでかなりなリスクなので、やっぱり国内旅行にして、リベンジの小笠原を目指すことにする。今回は夏休みなので分散されているのと、山の日のおかげで、一航海で4泊できる。

同じく乗船券発売日に電話をかけると、お昼にやっとつながって、なんとか確保できたものの、行きは1等だし、帰りは特2等寝台。2016年に登場した三代目おがさわら丸は、雑魚寝2等部屋はかなり減り、寝台が増えている。開放B寝台のような2等寝台は、5千円増しだから、のびのびカーペットよりは寝台の方が良いか、となるが、それ以上のクラスになると、凄まじく運賃が高い。1等ともなると個室になるが、雑魚寝より一人3万円も高い。北斗星のロイヤルに乗るような差ではないので、なかなか出しずらい。

一ヶ月前になると、予想通りキャンセルが出て来たので、1等は普通の2等寝台に変更して、帰りはものは試しと特2等のままとした。行きだけインターネットで変更して、帰りは電話予約のままだったので、変な感じになってしまった。

さて、小笠原の交通手段は船しかないので、コロナを持ち込ませないようにするため、事前のPCR検査が推奨される。推奨というだけで、絶対やらないといけないわけでもない。無料でやってくれるのだが、郵送で送られてきた検査キットを、事前に竹芝桟橋まで持っていくのが面倒くさい。さらには、7月末に第7波で全国的に感染者が拡がり、小笠原でも毎日感染者が続出。7月の一ヶ月だけで、島民の一割近く感染者を出している。これでは、ウィルスを持っていくのではなく、持って帰る方が確率高いのではないかとも思われるが、行動制限のない久しぶりの夏休み、キャンセル料がかかるなら行くしかあるまい。

日程としては、最初は母島一泊だけのつもりだったが、父島の宿は一航海単位での宿泊が基本の宿が多く、目星をつけた宿はことごとく惨敗。間に母島に行って、父島で二泊と一泊になってしまうなら、父島と母島に二泊ずつにすることにした。父島はツアーが豊富なので、シュノーケルツアーとナイトツアーを予約、母島はあまりツアーはないので、天候を見ながら現地申し込みにすることにした。

今回はコロナの需要喚起で、しまぽ通貨なるものが提供されている。東京都の支援策で、7千円支払うと1万円分使うことができる。なんと三割引きになるということだ。個人認証が必要で最大8口まで。すべて使い切れば、2万4千円お得になる。ただし、そのお得になる分は宿泊費に充てなければいけないルール。ちょうど母島の宿が使えたので、これ幸い。船の予約と同時に申し込んでおいたが、出発時にはコロナ第7波で販売停止。利用は可能ということで、事前に購入しておいてよかった。


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【目次】
出発準備編
出航
父島
聟島
母島
南崎
帰航