'21GW 五島列島への旅 その7 - 或る列車

5月4日(火)
嬉野温泉 佐世保9:18 9:38ハウステンボス11:05 或る列車 13:57博多14:44 さくら555号 14:56新鳥栖16:03 ハウステンボス15号 17:21ハウステンボス17:44 18:24大村 長崎空港20:20 JAL616 22:00羽田空港

湯豆腐

今日は、「或る列車」に乗るだけの日。朝食をゆっくり食べて、出発する。嬉野温泉ではどの宿に泊まっても、アルカリ性の温泉で豆腐がトロトロになる湯豆腐が必ず出る。

佐世保駅 YC1

佐世保駅まで車を回送し、レンタカーを返したら佐世保駅へ。今ではJRの日本最西端の駅となっている。大村線経由で長崎行きの列車は、電化していないのでディーゼル車、にあらず。JR九州では、ディーゼル発電してモータで動くいわばディーゼル電車が広がっている。形式名YC1は、やさしくて力持ちからきているそうだ。車両を取り囲むLEDが何か今までにない感じ。

ハウステンボス駅

ハウステンボスに到着すると、また戻ってくるのでロッカーに大きめの荷物を入れておく。時間も十分あるので、ハウステンボスの入り口まで行って、お土産屋を冷やかすが、コロナのせいかお客さんは誰もいなくて、閑散としていた。

或る列車

だいぶ時間が開いてしまったが、いよいよ「或る列車」がやってきた。故・原信太郎氏の作成した「或る列車」の模型を元に、水戸岡鋭治氏の設計で、幻の豪華客車が蘇った。さらに、成澤由浩氏監修のスイーツコースをいただけるという高級観光列車。お気楽にスイーツを楽しむ列車として登場したものの、豪華路線は「ななつ星in九州」と変わらず。結局予約が取りにくい上に料金が高いので、なかなか乗る機会に恵まれないが、コロナ禍ということで機会も予約もちょうど良かった。お客さんは3組だけである。

或る列車(1号車) 或る列車(2号車)

外装も派手だが、内装も派手。どうせやるなら突き抜けないといけない、という水戸岡さんのコンセプトで、いやはや、確かにすごい手の込んだ作りになっている。1号車はオープンで、2号車は組子で仕切られた個室。1号車には調理用カウンター、2号車は飲み物用のカウンターが別々にあり、当然のように、飲み物はアルコール含めて飲み放題。

軽食 スイーツ

スイーツコースと言いつつも、最初に軽食が出る。軽食と言いつつ、結構な量。そのあと、スイーツが順番に運ばれてくる。締めのコーヒーは、飲めばわかるスペシャルティコーヒー。何から何まで豪華だった。佐賀駅で長時間停車を経て、博多まで3時間近くかかったが、ぜんぜん飽きるどころか、もっと乗っていたかった。

或る列車

博多では、博多ラーメンを食べてから折り返そうと思っていたが、すでにお腹いっぱいだし、駅は人だらけで超密だし、すぐに折り返す。しかし、急いで戻っても最後の列車は変わらないし、新幹線が自由席なだけなので、新鳥栖駅で一時間待ち。新鳥栖駅に何かあるかと思ったが、単なる急遽できた新幹線乗換駅なので、何もなかった。だが、ホームで待っていると通過列車が。もしやと思ったら、折り返しの「或る列車」とご対面。最後の最後まで、楽しませてくれた。

783系

特急ハウステンボスに乗って、ハウステンボス駅に戻る。久々の783系乗車。もう乗ることは無いかもしれないが、来るたびにカラーリングが変わっている気がする。連結用に後方は切妻になっているが、きょうは特急みどりの併結はない。

YC1

荷物を取り出し普通列車で大村駅へ。またしても車両はYC1だった。長崎空港に向かうには、ハウステンボスらバスに乗れば一番楽だが、ちょうど良い時刻のバスがない。長崎空港の最寄り駅は諏訪駅だが、大村駅からバスがあることを調査済み。なので、大村駅に降り立つが、タクシーが止まっていたのでタクシーで長崎空港へ向かう。

五島うどん

最後の夕食は、やはり五島うどんを食べる。これまでは長崎と言ったらちゃんぽんばかりだったが、これからは五島うどんも長崎名物に加わった。五島列島、なかなか良いところだった。また近いうちに訪れたい。


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【目次】
出発準備編
福江島
福江島
久賀島
中通島
佐賀
或る列車