'21GW 五島列島への旅 その1 - 出発準備編

そろそろコロナ感染も落ち着いてきたことだし、昨年GWはどこも行けなかったので、計画を立ててみる。オンラインツアーで行った隠岐の島なんかもよさそうだが、前々から行きたくて立ち消えになっていた五島列島を目指すことにした。今年のGWは7連休。五島列島は二泊くらいすればよいかと思ったらさにあらず、交通の便も悪いので、簡単に島巡りできる状況ではなかった。

長崎空港まで往復飛行機を確保し、五島列島までの足は基本船。しかし、長崎港までバスで行って、ジェットフォイルに乗るなら、長崎空港から飛行機で行った方が速い。その島間はキリシタンクルーズでつなげてしまうのが、観光と移動を一緒にできるので効率的。上五島(中通島)、下五島(福江島)、どちらを先に回るかだが、最後に定番の嬉野温泉に行きたいので、後半を上五島にした方がよさそうだ。

ということで、長崎空港から飛行機で福江島へ、キリシタンクルーズの出発が朝なので二泊して、中通島に着いた後は一泊で夕方の便で本土に行っても良いが、それなら二泊した方がよかろう、ということで、上下五島二泊ずつの予定が完成した。

佐世保に戻った後、嬉野温泉に行くのは良いが、二日間何をすればよいのか。あまりメジャーでない教会を巡るために、中通島に夕方までいてもなんだし、世界遺産を構成する「野崎島の集落跡」に行くにはツアーに参加して一日がかり。ふと観光列車を見てみると、「或る列車」がハウステンボスコースで走っていて、ちょうど良いではないか。「観光特急36ぷらす3」も月曜日は長崎ルートだ。ただ、「36ぷらす3」は一部区間しか指定席が空いていないし、夜中に温泉宿に行くのもなんだし、お見送りするだけにした。

「或る列車」は、ハウステンボスから博多に向かうので、嬉野温泉から向かうにはちょうど良いが、長崎から飛行機を早割で取ってしまったため、福岡空港からの便に変更すると高くつく。それなら、時間もあることだし、わざわざ博多から長崎空港に向かうことにした。なんだか後半戦は、ぐだぐだな日程になってしまった。

一か月前になって、キリシタンクルーズの予約の電話をしてみたら、なんということか、3/31までで辞めるそうだ。コロナで客が減っているかららしい。そうすると、行こうと思っていた久賀島などに行けなくなってしまう。他のツアーを探してみたら、半日で福江島に戻ってくるツアーを発見した。移動も兼ねたツアーの方が良かったが、仕方がない。

福江島では、鬼岳星空ナイトツアーなるものがあるようだ。週末だけ実施していて、ちょうど参加できるタイミング。二泊のうちどちかで行こうと直前まで粘った結果、初日は雨の予報だったので、二日目にした。JTBのツアーとして、オンラインで予約ができる。しかし、この二日目にしたことは裏目に出ることとなる。

ホテルやレンタカーを予約していくと、これまた中通島でレンタカーが取れない。中通島には大きな港がいくつもあって、レンタカーで乗り捨て移動しようとしていたのに残念。しかし、直前で同じところに戻ってくるなら空きが出たので、なんとか工程が確保できた。

ところで、今回購入しておいたガイドブックは、るるぶでは情報量が少なく、地球の歩き方JAPANの五島列島。海外向けはすっかりダメダメなガイドブックになってしまったが、日本向けの方が充実しているとは、なんとも皮肉なものである。


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【目次】
出発準備編
福江島
福江島
久賀島
中通島
佐賀
或る列車