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1月4日(木)
釧路 糖路
釧路湿原
茅沼 釧路 摩周
コタン温泉
屈斜路コタンYH

今日は、昨日歩きそびれた釧路湿原の散歩を決行する。と言っても、過去3回ほど歩いたことがあるところである。釧路から列車で糖路駅へ。ここから茅沼駅まで約12kmの道のりである。最初は国道を北へ進み、サルボ展望台という展望台がある小高い丘に登る。ここは、案外ガイドブックにも載っているところであるが、木がじゃまだだし、釧路湿原はぜんぜん見えないし、見えるのは塘路湖だけなので、ここはあまりお勧めでない。

したがって、ここへは寄らず、少し進んだところの三角点をめざす。とりたたてて展望台と名のつくものもなければ、ベンチや建物など何にもない。ただ単なる山の頂上であるが、ここが釧路湿原を見るには最適のポイントなのである。釧路湿原の蛇行や、遠くに釧路の町並みが望め、すぐ下には釧網本線が走っている。お昼時に来て、ここでお弁当を食べるのも良い。

釧路湿原さすがに1月ということもあって、山道に雪が積もっており、下りは特に大変。この三角点から一気に山を下れば、あとは木道が続いているので問題ないはずであったが、な、なんと木道が所々壊れている。数年前の釧路沖地震の影響で、いまだに修理していないのである。

木道から落ちれば、下は湿地帯であるからどれだけ足が埋まってしまうかわからない。さらに雪が積もっているものだから、ほとんど足元を見て歩いている状態で、周りを見る余裕がなかった。ほどなく歩くと、釧路川に出る。展望台から見た湿原の中の蛇行した釧路川とはまた違った印象を受ける。

あとは、もくもくと木道を歩き、山道に入ると名もない展望台に到着。丸太で作られたちょっとした展望台で、シラルトロ沼が一望できるが、ただそれだけなので、釧路湿原を見てきた後ではこれでは物足りない。

そうして、やっとの思いでかや沼いこいの家に到着。ちなみに、ここから駅まではまだ1km程度あるが、予定していた列車には間に合いそうになく、温泉には入ってゆくことに決定。冷え切った体には、本当に暖かかった。ここはもともと宿泊施設であり、2泊5食付きで1万円の破格値プランが宣伝してあった。今年の4月までの限定だそうだが。

丹頂鶴茅沼駅で列車を待つあいだ丹頂鶴をのんびり観察。今年は4羽来ているそうだが、今日は親1羽にまだ羽も黒くならない子供2羽。餌付けをしているので、ほとんど毎日駅から見ることができる。

釧路へ戻り、コインロッカーから荷物を取り出し、また釧網線で摩周駅へ。この列車でとんだハプニング。鹿のために非常ブレーキがかかることはいつものごとくであったが、ついにぶつかってしまったのだ。ぶつかった後、少し進んでから停まったのはいいとして、「確認のため戻ります」なんて行って逆走しはじめた。ATSは鳴りっぱなしで、簡単には解除できないらしく、前と後ろを行ったりきたり。結局、鹿は確認できず、ぶつかった後どこかへ逃げたのだろうということになった。摩周駅到着10分遅れ。

今日の宿は、屈斜路原野YH。ここのYHでは夜、屈斜路湖にある露天風呂のコタン温泉へつれていってくれる。ここは本当に外にある温泉なので、服脱いで入るまでが大変。気温は-10度くらいだろうか。帰るとき、ものの数分でタオルがバリバリに凍ってしまい、寒さをあらためて実感したのだった。

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