夜中の1時に寝て、初日の出を見るため起きたのは朝5時。YHで観光バスを貸しきって、納寒布岬へと向かう。5時半に出て予定通り6時半に到着したが、バスの外はなんと吹雪！

当然、初日の出など見えるわけもないが、とりあえず20分くらい寒いなか岬の先で待ってしまった。気温は0度くらいだろうが、風があったので体感気温は-5度くらいか。TV局のカメラも一台しか見かけなかった。結局、「平成8年納寒布岬初日の出バス乗車記念」の半券をもらっただけのツアーとなった。しかも皮肉なことに、YHへ戻ってきたら日が差していた。まぁ、こんなもんさ。

TVを見ながらうとうとしていると、すぐに12時になってしまい、今度は落石岬夕日ツアーへ出発する。ツアーといっても、YHで行きたい人を募って列車と徒歩で行くだけの、だれでも参加可能なツアーである。落石駅から距離にして片道約6km、アイスバーンの道を1時間半かけて落石岬灯台までもくもくと歩く。

さて、落石岬の灯台へ到着したのはいいが、陽が沈むまでまだ1時間もある。風をさえぎるものがなにもない高台のため、強風がビュービュー吹きあれ、体感気温はゆうに-15度を下回っていたと思われた。ずっと陽が沈むのを座って待つだけだったので、だんだん足先、指先の感覚がなくなってきてしまった。ちなみに、ホカロンはあまりの寒さに全然暖かくなかった。

日没は15時45分。日の出とはうってかわった快晴で、陽が沈みきるのを見とどけて、徐々に暗くなる道を駅へと戻る。やはり1時間半くらいかかって駅に到着。行く時に買っていたジュースは飲まずに持って帰ってしまったのだが、中身はすっかりシャーベット状になっていた。そして今日の夜は昨日にひき続き、新年会ということでまたもや夜遅くまで飲むはめになったのだった。