寒さ対策は

フィンランド・レヴィのオーロラ「私寒さが苦手なので、オーロラを見に行けないんですよ〜」と言う人が多いのだけれど、それだけでオーロラを見に行かないのは非常にもったいない。ツアーに参加すれば防寒着は付いているし、オーロラが出るまで暖かいキャビンでコーヒーでも飲みながらくつろぎ、誰かがオーロラが出た〜という合図で防寒着を着込んで外に出れば大丈夫。10分ぐらい全然耐えられる。寒くなったら、室内に戻れば良い。

防寒具をレンタルしている場合でも、以下は準備しておいた方が良いだろう。基本的には、スキーに行くときの感じをイメージすれば良い。なお、ホテル等の室内は全館暖房のため、室内や廊下では暑いくらいである。

耳:耳当ては必須だが、頭からかぶれるような目出し帽が良いだろう。
口:スキー場でよく売っているフェイスマスクで良くて、マフラーで覆えば完璧。
首:防寒着があれば、いらないかもしれないが、マフラーは一本持っておこう。
手:防寒着についてくる物で大丈夫だが、写真を撮影する人は、軍手+手袋の二重で。
腹:防寒着を着ていても結構おなかが冷えるので、腹巻きはあったら便利。
足:アンダーズボンはかかせない。フリースの暖かい物が良い。
靴下:スキー用の厚めの靴下と、毛糸の靴下で二重にすれば万全。
靴:ブーツだけではやはりしんしんと冷えてくる。ホカロンの靴用はぜひとも入れておきたい。

なお、目が悪い人はめがねよりコンタクトの方がいいらしい。金属のフレームが手にくっついてしまったり、レンズが自分の息で曇ってしまうからだ。

ツアーなどに参加して暖房の入った小屋でのんびり待つのであれば、防寒着さえレンタルしていれば、基本的に何も準備していく必要はない。しかし、個人旅行で行って寒い中外でじっと待つ場合には、魔法瓶とワカサギ釣りで利用するような折り畳みいすが重宝する。魔法瓶には、ホテル出発前にコーヒーでも作って入れておけば、寒くて仕方がないときに暖まる。立っているだけでも足がしんしんと冷えてくるし、雪の上に直に座るとおしりが冷えてしまうので、いすは必要。いすとは言わないまでも、発泡スチロールの板でも良い。この二点はぜひ持っていきたい。なお、ちゃんと防寒着を借りていれば、そのまま寝ころんでもぜんぜん冷たくない。

個人旅行では、たまに-40度対応の防寒着を持っている人もいたりするが、これだけのために数万円もかかけてしまうのはもったいない。現地ではバックパッカー向けの宿などでは格安でレンタルしているところもあるので、問い合わせてみよう。基本的にはスキーウェアかダウンジャケット+αで考えれば良く、動き回るわけではないので、中に着込んで着膨れしても問題ないだろう。-30度くらいなら、シャツ、フリース、セーター、トレーナーなどを4枚重ね着をすれば耐えられる。ズボンの下にも二枚くらいタイツなどを重ね着しよう。靴下も三重に。靴は登山靴のような底が厚いごっつい物を選ぶ。

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