いつ行くか

アラスカ・ベテルスのオーロラオーロラといえば、寒い思いをして見るものというイメージがあり、冬にしか発生しないのではないかと考えがちであるが、ほぼ毎日発生しているため、本当は夏でも見ることはできる。ただ、緯度が高いため、夏はほとんど白夜の状態になってしまい、明るい中では見ることが難しいだけである。星だって昼間もあるけど、見えない事と同じ。ということで、やっぱり寒い時期が最適な時期ということになってしまう。どこの地域も12月〜1月は天候不順が多いので、11月とか2月くらいがベストシーズンである。

太陽活動には11年周期があり、太陽黒点の数に比例して活動が活発化する。その太陽活動が活発になる2000年〜2001年(観測結果から2000年夏がピーク)には非常に多くの人が、旅行会社にのせられてオーロラを見に行ったのであるが、オーロラベルトの直下では、太陽活動に関わらずほぼ毎日オーロラが発生している。確かに、太陽活動が活発になることにより、動きの激しいオーロラを見る可能性が高まるが、オーロラは雲の上で発生するため、太陽活動うんぬんよりも、晴れるか曇るかの方が最も重要である。

ちなみに、黒点数は2008年1月を最小に、次の周期(サイクル24)に入ったと発表された。3年くらいでピークを迎えると考えられることから、次のピークは2011年〜2012年頃と予想されたのだが、2009年は冷夏になったように、全く太陽活動が活発にならず、明らかに太陽の活動の周期がおかしくなった。結果にも表れていて、活動が上がりきらず、2012年〜2014年を頭打ちに停滞期に入った。今回の太陽活動は極めて弱く、過去200年でもっとも弱かったそうだ。どうやらこの傾向はまだ続きそうで、氷河期に入ったという話も出てくるほど。次のピークは2024年頃と予想されるが、このまま太陽活動が弱いままとなってしまうのか。

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