どこへ行くか

イエローナイフのオーロラオーロラが見やすいポイントには、日本人相手に観測小屋を建てている。暖かい部屋でオーロラが出るのを待ち、オーロラが現れたところで外に出て観測するようになっている。素晴らしいオーロラを見るなら北米であるが、見所に乏しいのでオーロラが見られなかったとき、その旅全体のがっかりさが増してしまう。特にカップルで喧嘩になっているケースをよく目にする。

その反面、北欧では見所が多くて町歩きなども楽しく、オーロラが見られなかったときの保険が付くが、若干オーロラベルトの中心から外れるので北米ほどのオーロラが期待できない。寒さに弱い人は、ノルウェーの海沿いやアイスランドがお勧めであるが、基本的に暖かいということは曇る日が多いということでもあり、オーロラ遭遇率が低い事を覚悟しておく必要があるだろう。

以下の時刻は個人的な研究の結果、その都市がオーロラベルト直下にある時間である。太陽と真反対の時間がオーロラの活動が活発になる(ようである)ので、0時近辺が最もオーロラが活発になる時間と推測される。しかし、南中時間と実際の時計の時刻はずれているため、その最適な時刻も括弧書きで併記した。一日同じ条件下であれば、その前後2時間くらいが、素晴らしいオーロラが見られる可能性が高い。なお、オーロラベルトの時間と括弧書きの最適時間が合っていない場合は、最良のオーロラが見られない地域ということでもある。

どれも様々な情報を駆使して個人的に推測したものであり、保証するものではありません。なんか違っていたら、教えてください。

観測都市観測地時刻推奨度
イエローナイフカナディアンEX※ビレッジへ依託
オーロラビレッジ
オーロラワールド
22-7時
(0:40)
★★★
金やダイヤモンドの鉱山がある州都であるが、観光という点では面白みがない。しかし、オーロラ観測のメッカだけに、北に南に真上に、全方位オーロラが出る可能性がある。晴れればまず間違いなくオーロラが見られ、一晩中オーロラベルトの真下に位置する絶好のポジション。ただし、-40度にもなりかつ湿度が低いので、あまりにも過酷な環境であることを覚悟しておく必要があるだろう。

【オーロラビレッジ】 淘汰の波に流されて、いよいよイエローナイフでもビレッジだけになってしまった。完全にテーマパーク化していて混雑激しく、日本人だけが何百人と集まる。アルバイトが対応して事務的な対応で、現地ツアーならではのアットホームさがないのが残念。
ホワイトホースヤムナスカマウンテンツアーズ
イン・オン・ザ・レイク
タキーニ温泉
0-6時
(1:00)
★★
昔ゴールドラッシュに沸いた町であるが、今は州都でありながら完全な田舎町。同じく観光という点では面白みがないが、イエローナイフほど寒くもなく、明け方までオーロラを観測できる可能性があるのも特徴。郊外のイン・オン・ザ・レイクで朝まで粘ってみるのも良いだろう。タキーニ温泉は、温泉に入りながらオーロラを見られるが、露天風呂というにはちょっと寂しい感じ。
※CJリンクは、2008年4月にヤムナスカマウンテンツアーズに完全譲渡

【イン・オン・ザ・レイク】 費用がかかるのが難点だが、宿泊人数に限りがあるので、最大でも10人くらいという人数の少なさが良い。(旧)CJリンクは宿の斡旋と送り迎えだけで、完全にほったらかしになるので、自分でいつごろオーロラが見えるのか、どの方角か、しっかり確認しておこう。外国人も宿泊する。
【タキーニ温泉】 アルバイトのガイドが連れて行くだけなので、現地ツアーという感じがしない。温泉もあまり期待できないので、わざわざ行くほどでも無いかも。
フォートマクマレーアルタキャンツアー
トロコベンチャーズ
22-7時
(0:30)
★★
カナダのオーロラタウンの中ではかなり大都市で、世界最大の埋蔵量を誇る油田の町。観光という面で面白味がないのは同じであるが、トロントから飛行機の直行便や、エドモントンからバスなど、北米に住む人にとっては交通の便が良い。ホワイトホース並みの寒さと、イエローナイフ並みにオーロラベルトの下にある時間が長く、実は隠れた穴場。

【アルタキャンツアー】 イエローナイフのカナディアンEXが無くなった今、アットホームなツアーを続けているのはここぐらいだろう。カナダ人のオーナーと日本人ガイド、現地のプロカメラマンで切り盛りする。人数が集まらないと遂行しないので、日本からの参加者は激減しているが、ワーホリ帰りの日本人が多い。オーロラと言ったら日本人のみのツアーが多い中で外国人率が高く、異文化コミュニケーションができるのもここならでは。町一の高級ホテルソーリッジに宿泊するのもうれしい。なんとか続けて欲しいツアー会社である。


フェアバンクススキーロッジ
NATURE IMAGE
チェナ温泉
1-3時
(1:00)
★★
アメリカ合衆国のアラスカ州は、北部はどこでも可能性あり。基本的にはダウンタウンからスキーロッジなどの日帰りツアーに参加するが、チェナ温泉なら観測小屋が用意されているので、いつでも好きな時間に観測することができる。たまに東京からJALが直行便を飛ばしている。

【スキーロッジ】 ダウンタウン発着の定番ツアー。一人で切り盛りする現地のツアーだと、全員で10人にもならないが、JTBなどの団体客も同じ施設を使うので、年末年始など座る場所もないほどになる。
【チェナ温泉】個人で宿を確保できるので、ツアー参加という形にはならないが、日本からのツアーで参加している人が多数いるので、年末年始にはかなり大勢人がいる。観測小屋にもオプショナルツアーの山の上にも、日本人だらけ。ただ、露天風呂に浸かりながらオーロラ鑑賞ができるのはここならではの楽しみ方。
【ネイチャーイメージ】 独自に湖の上に小屋を建てて観測をする。一人で切り盛りしているので、同じツアーは10人にもならない。チェナ温泉日帰りツアーもあるので、日替わりでどちらかにしか参加できない。
ベテルスベテルスロッジ1-6時
(1:00)
★★★
フェアバンクスから小型飛行機で1時間ほどで到着する人口50人ほどの小さな村。ホテルを出ればそこは360度地平線が見渡せる絶好のオーロラ観測場所。冬の宿泊客は日本人しかいないが、当然宿の人には日本語は通じない。

【ベテルスロッジ】 自分で飛行機の送迎とホテルの予約が必要(もちろん英語)であるが、ホテルの前が滑走路になっていて、いつでも好きな時間に自分で観測することができる。ただし、防寒着はないので、どこかで借りるか厚着をして観測しよう。
トロムソスカンディックホテル21-1時
(0:00)
★★
北欧で唯一オーロラベルト直下と言えるノルウェーの観測地。不凍の海沿いで気温はあまり下がらない上、ホテル前が観測地と北欧の中では比較的条件が良い。ただし、町の灯りが明るいので写真撮影には不向き。北欧のパリといわれる美しい町を巡るのも楽しい。
イェリバーレノーザンエキスプレス→ドゥンドレット22時
(23:45)
ユッカスヤルビノーザンエキスプレス→氷ホテル
スウェーデンで唯一とも言えるオーロラ観測場所で、氷のホテルなどでも有名。ホテルの予約には日本の旅行会社を通す必要があり、何が何でもスウェーデン、氷のホテルに泊まってみたいという人以外は、あまりお勧めではない。ドゥンドレットからの写真撮影は、町の灯りが気になる。NHKの南北同時オーロラ中継の観測場所として、この近くのアビスコが選ばれた。
サーリセルカ
イナリ
フィンツアー22-2時
(23:45)
★★
レヴィ-22-23時
(23:45)
北欧のオーロラと言えばフィンランドと宣伝に力が入る。フィンエアーを利用すれば、どこの国の観測地よりも短時間でたどり着ける。レヴィはニセコのような丸々山一つのスキーリゾートなので、昼間はスキーが楽しめる。サーリセルカやイナリには観測小屋があるが、現地の旅行会社がやっているわけではないので、日本から主催旅行に申し込む必要がある。ロバニエミに寄って、サンタ村にも足を運びたい。
レイキャビーク-22-4時
(0:30)
★★
ブルーラグーンノーザンライトイン
クヴェーラゲルジフロスト&フーニ
シンクヴェリトリルヴァルホールホテル
大西洋にあるアイスランドもどこでも条件が良い。日本語ツアーは無いものの、現地英語ツアーやレイキャビークから車で数十分の田舎町に移動すれば、良い条件で観測できる。他の観測地が-30度などになるところが多い中、暖流の影響で街の最低気温が-5度程度と東京並み。冬でも大自然を満喫できるのも良いが、暖かいということは曇る日が多いということでもある。
ムルマンスク-21-3時
(1:00)
★★
ついにロシアにもオーロラ観測ポイントが開拓された。と言っても、現地ツアーなどは何もないので、オーロラメインというよりは、ロシアに行ってついでにオーロラもという人以外には、おすすめとは言えない。オーロラベルトの下という意味では、観測には問題ない。
カンゲルルススアークカンゲルルススアークホテル3-21時
(0:30)
デンマーク領のグリーンランドはオーロラベルトの直下にある時間が長く、イエローナイフなみにオーロラ観測として最適な場所。その中にあって、この町は真夜中に一番オーロラベルトから外れてしまうという、オーロラ観測には最悪の町。デンマークの旅行会社が冬でもやっているので、そこを利用しているからだろう。19時くらいが見所らしい。フィヨルド観光基地で、旧米軍の基地があったことで、そこそこ町が整っている模様。ホテル前でもトロムソよりは写真条件が良いらしい。グリーンランドへ行くなら、島の南側なら条件は文句なし。
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