'01GW アメリカ・カナダ東海岸の旅'02冬 アラスカオーロラの旅'07冬 カナダオーロラの旅'08冬 カナダオーロラの旅'09冬 カナダオーロラの旅'13冬 三回目のイエローナイフ




12月30日(火)
移動日 -20度
Yellowknife7:15 7F952 8:56Edmonton10:40 AC8382 11:49Fort McMurray
The Sawridge → Nisku Inn

本日深夜のオーロラ予報 LOW (Level0/Max10)

うつらうつらしながら、5時半になった。荷造りは完了していたから、だらだらと出発準備をする。ファーストエアなんて乗る人いないだろうなと思ったら、思いのほか乗る人は多くて、各ホテルを回って10人乗せて空港に向かった。日本の旅行会社を通しても、エアカナダ以外を使うところがあるのにはびっくりしてしまう。

イエローナイフ空港空港に着くとチェックインを自分たちでするのだが、わざわざチケットの確認をしてくれて、最後の人が完了するまで待たされる。ぜんぜんまとまりのないツアーなのに、こうしたところだけ事務的に団体活動させられるのはやっぱりよろしくない。ファーストエアの他にもカナディアンノースという航空会社があり、こちらも同じくらいの時間でエドモントンに飛んでいた。

機内食エアカナダは小さな50人乗りのジェット機だが、ファーストエアやカナディアンノースはB737なのでゆったりしているし、機内食もある。安いしサービスは良いし文句なしといいたいところだが、B737-200は今時はあまり見かけない古い機体である。どこかの航空会社の中古を使っているのだろう。ローカル航空会社は、こういう点があるので要注意。

ファーストエアほとんど寝ていないので、かろうじて機内食は食べられたが爆睡だった。エドモントンの空港には、いつものエアカナダ49番ゲートではなく、端っこに到着した。それでも乗り継ぎが難しいということはないだろう。ここにはさすがに乗り継ぎサービスの人はいなかったが、そもそも乗り継ぎサービスを入れるお金持ちな人は、エアカナダしか使わないだろう。

これからが大変だった。他の日本人の皆さんは日本への帰国の途につくため、バンクーバー行きへ乗り継ぎだが、こちらはオーロラタウンの次の都市フォートマクマレーに向かう。いつもの49番ゲートで出発を待つ。眠くて眠くて仕方がないが、到着してから寝るつもりで朝一の出発にしたのに、飛行機の出発がどんどん遅れていく。30分の遅れは機体到着の遅れだったが、その後はメカニカルトラブルとのことで、さらに出発が30分ずつ遅れていく。まぁよくあることだと待つしかない。

5回目くらいの延期で12時41分の主発時刻が。1分単位で表示されたらいよいよ出発の可能性が高い。しかし、それなのに15分前に遅延お詫びの昼食サービスの案内があった。空港のレストランなどで$10(730円)分使えるクーポンだ。アナウンスを聞きそびれたらもらえないところだった。アナウンスに注意してねといわれて、チケットをもらう。どこもかしこも昼食時なので列ができている。いつものピザ屋で並んで速攻で食べてゲートに戻ると、なんともう皆搭乗していて、名前を呼ばれていた。みんなこんな短時間でどこで食べてきたんだよ。マフィンの売店にも列ができていたのに。

エアカナダ乗客はほぼ満席状態。クリスマス休暇を実家で過ごし、油田の仕事現場に戻る人が多いのだろうか。しかし、全員搭乗してもいつまでたっても出発せず。結局、搭乗完了から30分かかって出発した。13時20分、なんと定刻から2時間40分も遅れた。まぁ、昼間だからちょっとくらい遅れても問題はないのだが。

窓の外飛行機の中でもうつらうつらしていると、機長からなにかアナウンスがあった。ちゃんと聞いていなかったので、遅れてすいませんかな〜と思っていたのだが、睡魔に勝てず。しかし、しばらくしてなんだか変なことに気がついた。左の窓から前方に太陽が見えている。方向としたら北東に向かっているはずなので、太陽は飛行機の後方にあるはずだ。時計の方位磁石を確認してみると、なんと南西に向かっているではないか。もしやと思ったが、やっぱりというか、スッチーが言った。Welcome back to Edmonton。

結局、30分くらい遊覧飛行をして帰ってきてしまった。とりあえず、しばらく様子見だったが、外で荷物を降ろしだしたから、もうこの機体はだめなのだろう。やっぱり皆降りてくださいと言われる。スッチーは降り際にsee yoo soon!なんて言っていたのに、カウンターの人は、次の便は明日とのこと。まだ後に二便あるというのに明日になるとは。この便の満席状況を見ても、後の便は満席なのだろう。確かに、次の便はそもそも予約が取れなかった。今となっては最終便にしておけば良かったか。運行状況を後で確認してみたところでは、残り二便は普通に飛んでいた。

カウンターでなんだか紙をもらって、その紙には電話番号が書いてあり、ホテルと明日の便を自分で予約しろと言うことらしい。飛行機が飛ばないのは整備不良で100%航空会社の責任なのに、なんだよこの対応。とにかく、まずは荷物を引き取ろう。まったくアナウンス無く、どこで受け取れば良いのかわからず、ディスプレイにも掲示されないし、右往左往するがまったくわからない。仕方がないのでインフォメーションで聞いてみたら、エアカナダなら8番から出てきますよと言われた。なんだ、場所が決まっているのか。行ってみると、隣の6番で自分の荷物が流れていた。

なんとか荷物をピックアップ。次はフライトを予約しなければいけない。電話して状況説明するより、カウンターでやってもらった方が早い。しかし、チケット販売のカウンターは長い列になっていて、同じ便の見かけた乗客が並んでいた。ちょこちょこっと発券するだけではないので、待ち時間も長い。みんな整然と待っているところが、日本とは違うところでもある。こんなところで怒っても無駄な労力使うだけだとわかっているからだ。30分くらい待ってやっと自分の番になった。翌日のフライトを予約したら、一緒にホテルも予約してくれた。エアカナダが提携しているホテルなのだろう。

やっとのことで状況が確定したので、アルタキャンに電話をする。出がけにメールに電話番号が書かれているのを確認しておいて良かった。でも、二人で切り盛りしている会社だから、オフィスに電話して誰かいるのか?すると、ヨハンが電話に出た。日本人はツアーに行ってるということで、英語オンリー。とりあえず状況を通知し、明日は早く着くので、タクシーでホテルへ向かってほしいとのこと。まぁ、お迎えに来てくれなくても良いので、なんとか明日への道筋がつながった。夕食も$15(1,095円)分使えると言うことだったが、どこで使えるのか聞いたらここでと言われてしまったので、夕食を食べるのにずっといるのもばからしいので、ホテルに向かうことにした。

下の階からシャトルバスが出ているということで、あちこち聞きながらやっと乗り込むことができた。皆同じ便に乗っていた人たちばかりだ。車で10分くらいのところに、ホテルがたくさん建っている一角があった。図らずもエドモントン観光ができるかと思ったが、結局空港に近いホテルなら町中まで出て行くのはいつもと同じ。もう、16時になっているから、町中に遊びに行くのもつらいだろう。

ホテルはタダにしては良いホテルだ。ガラガラということもあるのだろうが、ダブルベットが2つもある広々した部屋だ。$15分のお食事券はこのホテルでも使えるそうだ。それならばと、どこにも出かけずにそのまま寝て、夜になったので夕食にした。しかし、そのレストランがまた最悪だった。

入り口で係の人が案内することになっているから待っていると、5分くらいお金の支払いで悪戦苦闘していていつまでたっても案内されない。やっと終わり、案内されたかと思ったら途中でほったらかされて他の客の食事がどこか確認している。ここまででもかなりあり得ない状況だ。席に着いたら予想通り注文を取りに来ないし、注文をしたらしたでいつまでたってもビールさえこない。隣の席の夫婦も同様で飲み物を注文したあと何もこなくていらだっている。

それなのに、さらにあとから来たおばちゃんのサラダはあっという間に数分で届けられた。おぃおぃ、こちらの最初の飲み物さえ来ていないのにそりゃないだろうが。やっと最初のビールが届いたのは、最初に入り口に来てからなんと50分もたっていた。さっさと出た方が正解だった。バッファロー肉に惹かれてしまったので、なかなか席を立てなかったのだが。で、つぎのサラダが来るのも30分。さっきのおばちゃんはもう終わっている。

さらにメインがくるのにまた30分。あまりにもひどい。これでバッファロー肉がうまければ良いのだが、これがハンバーグ状であまりうまいとは言えない。羊とは違うが、トナカイのような感じの臭みがある。食事を終えたら、普通は席でお勘定だが、一分でも早く帰りたいからキャッシャーへ。隣の夫婦も速攻でレジへ。皆同じことをしているところを見ると、皆同じくキレ気味なのだろう。

それなのに、チップを書き入れるレシートを渡される。1セントたりともやるものか。サービスがあまりにも悪かったときには、1セントのチップにするということを聞いたことがある。チップは忘れていないよという意味にもなる。結局、たかだか二皿の食事に二時間もかかるという史上まれに見るサービスのぐだぐださだった。明日も早いから早く寝たいのに、23時にやっと寝ることができた。

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