'01GW アメリカ・カナダ東海岸の旅'02冬 アラスカオーロラの旅'07冬 カナダオーロラの旅'08冬 カナダオーロラの旅'09冬 カナダオーロラの旅'13冬 三回目のイエローナイフ




1月5日(金)
ホワイトホース -17度
Inn on the Lake Whitehorse
ホワイトホース市内観光
CJリンクタキーニ温泉ツアー(23:00〜3:00)
Westmark Hotel

本日深夜のオーロラ予報 QUIET (Level0/Max10)

最終日は11時にお迎えが来るということなので、9時半に起きて、シャワーを浴びて、朝食を食べて、出発準備をする。天候は昨日の夜を引きずってかなりの曇り空。しかし、昼間晴れると大概夜は雲っているし、先日の大ブレイクは昼間雲っていて夜になって晴れたもの。もしかしたら、昼間雲っている方が夜晴れるかもしれないと一応期待する。

ホワイトパス旧鉄道駅ダウンタウンのウエストマークホテルにチェックインして、ダウンタウンをぶらぶら散策する。まずはホテルの目の前の市庁舎でピンバッチをもらう。イエローナイフと同じく、観光客ならだれでももらえる。おまけで二個くれた。次に博物館をめざすが、12時からと書いてあるのにやっていない。帰りに寄ろうとホワイトパス鉄道の旧駅舎をかすめ、ビジターセンターへ。これまた12時〜13時は昼食休憩でやっていない。またあとで来ようととりあえずの最終目的地であるクロンダイク号という船が飾ってあるところへ向かう。

クロンダイク号ブーツは町歩きでもあった方が良いと言っていたが、たかだか-10度くらいなら防寒着の必要はまったくなし。まさに冬の北海道と同じ感覚で、北海道の体験気温は-17度というのが最高記録だったが、それよりも暖かいからたかがしれている。ここに展示されている船は、ゴールドラッシュ時代に川を下って大量の人が乗って来た船。今の町は州都でありながら高い建物を建てず、昔の面影そのままの町並みが続いているので、本当に西部開拓時代の雰囲気を感じることができる。といっても、ここはアメリカではなくカナダなのだが。

メインストリート帰り道でビジターセンターがやっていたので立ち寄って、無料のシアターで夏のユーコンの雄大な景色を楽しむ。ただ、外は寒くて中は暖かいから、半分くらいは寝ていたような。ちなみに、このあたりではユーコンという地名を広めたいのだろうか、おみやげでもホワイトホースという名をあまりみかけなかった。アラスカと同じような感覚だろうか。博物館はこの時間になると開いていたが、6$(600円)も入場料を取るわりには、動物の剥製と鉱山の開拓の様子のみ。外の展示は改築中だそうで、まったくたいしたことがなかった。

最後に古い町並みが集まる旧駅舎から延びるメインストリートを往復した。帰りがけに遅めのサンドイッチで昼食としたが、これがなかなか当たりで、ビーフをハムのように薄めに切って挟んだもので美味だった。15時過ぎにはホテルへ戻り、ホテルのお土産屋等を見てあとはのんびりする。夕食は外に出るのがめんどうになり、ホテルのレストランで最後の夕食とした。カナディアン料理といったらやっぱりハンバーガーになるようで、とことん食べ物が楽しくないカナダなのだった。

イエローナイフではオーロラツアーの出発が21時だったが、ここでは出発が23時とかなり遅め。イエローナイフではいつでもオーロラベルトの下だから、0時を挟んで前後2時間が見所と思われるが、ホワイトホースでは一番状態が良いのが0時〜2時のようだから、その時間に滞在できるようにツアー時間が組まれているのだろう。出発までかなり持て余してしまい、本当は仮眠でもしたいところでもあるが、微妙に中途半端なので、この旅行記を書きながら出発を待つ。

タキーニ温泉23時になるといよいよ出発となる。正月休みの間だけだろうが、スクールバスを利用してタキーニ温泉まで向かう。まだどんより曇っているが、天気予報としては晴れに向かうようなので、とりあえず晴れることを待ちたい。イエローナイフのような楽しませるようなイベントもなく、うつらうつらしながら30分くらいで温泉に到着した。すると、星が見えるようになっていたので、早速カメラを準備する。

しかし、晴れたり曇ったりは今までと変わらず。0時のオーロラが出そうな時間を過ぎ、また雲が多くなってきたので、カメラを連写にしたまま温泉に入りに行く。オーロラが出る方向がおおむね北側ということであれば、連写にしておけば温泉に入っている間でも勝手に撮っていてくれる可能性が高い。温泉自体はまさに温水プールで、お湯はぬるくて塩素消毒の匂いがする。一応露天風呂でオーロラを眺めながら温泉に入るという事ができるのだが、アラスカのチェナ温泉と違って外から覗かれないような柵があるので、いまいち露天風呂としての趣がない。

タキーニ温泉10分くらいで早々に退却し、再び着込んでカメラの前へ。どんどん雲は晴れてきれいに北の空が見えるようになったにもかかわらず、一向にオーロラが現れる気配はなし。そうして2時半になると撤収命令が流れ、晴れているにもかかわらずオーロラが見えないという、最後の最後で敗戦どころかコールド負けしてしまったような後ろ髪引かれる思いで残念だった。

昨日の宿だったら、少なくとも4時までは粘れたと思うだけに、残念で仕方がない。シャッタースピードを10sに固定する方法も試して見たかったが、それもできなかった。また早いうちにリベンジをしたいところだ。3時過ぎにホテルへ戻ったが、空を見ても明るい町の中では何も見えず、オーロラも出る気配はなかった。(しかし、粘ってもダメだったらしい)

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