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8月10(日)
ガラツマオの滝トレッキングツアー(9:00〜16:00)
West Plaza Downtown

パラオ二日目。定番の三日間コースの中日は海ではなく山。ミクロネシア最大と言われるガラツマオの滝を目指すトレッキングである。朝食は、昨日WCTCのスーパーで購入しておいたパンとヨーグルトを食べ、昨日と同じく8時45分前にロビーで待っていると、5分前くらいにツアーの人が呼びに来た。

昨日と同じくホテルをいくつか巡った後、まずはインパックのオフィスへ向かう。ツアー料金の支払いと、州の税金$10取られる。海だけではなく、山でも税金を取られるのか。事前予約二日目特典ということで、フルーツクッキーをもらう。支払いを済ませて、マリンブーツを借りる。今日は大人数で、20人くらいはいたのではないだろうか。

バスはダウンタウンを抜け、バベルタオブ島へ。コロール島と空港があるバベルタオブ島の間は、日本が建設した新KBブリッジで結ばれている。実は旧橋は韓国が建設しており、手抜き工事だかなんだか、数年で中央が陥没し、20年で陥落してしまった。コロール島に観光やら首都の機能やら全てが集まっていたので国家非常事態宣言が発令され、日本のODAを使って新しい橋が建設された。そんなわけで、別名日本友好橋とも呼ばれている。

通信塔バスは島の西側の道を走る。途中日本軍が利用していて、パラオ撤退の時に自ら倒した通信塔が倒れたままになっていた。パラオには戦争の遺構が至る所に残っている。

フルーツ園バスは一時間くらい走って、まずはフルーツ園で休憩する。台湾の支援で作られた共同農場で、日本でいうところの国際協力機構JICAのような組織が行っているそうだ。ブルーチーズの臭いがするニナの木やドラゴンフルーツなどフルーツ盛りだくさん。日本人が教えたために、クダモノという名の果物など、なかなかに楽しい。最後は、フルーツをいろいろ実食できて満足だった。

トロッコ跡バスはまた一時間くらい走ると、目的地に到着した。日本統治時代には、アルミニウムの原料であるボーキサイトの鉱山として開拓された場所で、日本が建設したトロッコの線路が今も残っている。その横を一本のレールで現代のトロッコが走っている。これは、滝まで続いていて、インパックツアーなら有料で乗ることもできるが、RITCはお金を出しても乗れないらしい。おそらく、日本人ガイドがついてこないので、トラブル防止なのだろう。

沢さらに歩くと、ターザンごっこができるZIP LINEというアトラクションがある。椅子に乗って滑り降りていくだけだが、希望者は$30でやることができる。半分くらいの人たちがやっていたが、やらない人は待っているだけつまらないので、現地ガイドと進み、先に沢に出て遊ぶ。川がちょこちょこ滝のようになって流れているところで、滝に当たったり、滝壺に飛び込んだり、ZIP LINEの人たちが終わるまで十分遊び尽くした。

ガラツマオの滝ZIP LINEをやってきた組が到着するとこちらは先に移動。滝まであと10分くらい。トレッキングというか、散歩程度のぶらぶら感でミクロネシア最大のガラツマオの滝に到着した。毎度の日替わり弁当を食べて、滝で水浴びをして遊ぶ。滝の裏に行ったり、ここでも十分満喫した。

先に来ていた他の日本人団体は、おそらくRITCツアーの客だろう。日本人ガイドがいないので、なんだか楽しみ切れていない感じでどんよりしていた。インパックツアーの人たちがわーきゃー騒いで楽しそうなのも、日本人ガイドのおかげだろう。

お昼の弁当を食べて少しのんびりしたら、また同じ道を戻る。帰りは登り道になるのでかなり大変な道のりを予想したが、水浴びでリフレッシュした影響か、そんなに大変なこともなく、距離的にもあまり時間がかかった感じもなく、駐車場まで一気に戻ってきた。バスに乗る前に少し休憩して、ココナッツジュースが二人に一つくらいずつ振る舞われた。マリンブーツがかなり使い古されていて底に穴が開いているくらいだったので、かなり足の裏が痛かった。

国会議事堂帰り道は島の東側を走り、2006年にコロールから移転した首都、マルキョクの国会議事堂に向かう。丘の上に立つ建物はアメリカの国会議事堂を意識したような近代的な建物。現地っぽい建物にしようと考えていたが、結局アメリカっぽくすることで決まったのだとか。周りには何もなく、誰も住んでいる気配もない。そして、今日は日曜日でもあるから本当に人っ子一人いない状況だった。

ちなみにこの国会議事堂は、台湾の援助で建てられた。つくづく台湾がパラオとつながりが強いことがわかるのと、世界では国として認められない台湾だが、太平洋地域ではかなりの国にその存在を誇示している。そんなことが面白くない中国は、テレビ番組を無償で流したり、露骨なことをやって親中派を増やしているようだ。そういえば、テレビはNHKの海外版しか映っていなかった。

これにて本日のツアーは終了である。ダウンタウンのホテルには、インパックに戻ることなく、バスでそのまま降ろしていく。昨日と同じく、ホテルに着いたらシャワーを浴びて、少し休憩したら夕食を食べに出かける。その前に、お土産屋の物色と、WCTCの二階に行ってみる。ここはお土産屋というよりは、現地の人向けになんでもそろっているデパートといったイメージが強い。Tシャツなんか、一番小さいサイズでXXLってどういうこっちゃ。ストーリーボードなど買ってみたいと思うが、$100はくだらないので、なかなか手が出せない。

今日の夕食は、るるぶには載っていなかったが、おすすめレストランとしてガイドの方が紹介していたマグマグへ。道を挟んでホテルの目の前で、なんとも店構えは安っぽい感じだが、中はちゃんとしていて、やはり日本人ばかりで賑わっていた。

マングローブ蟹パラオのいろいろ盛り合わせを皆頼むところだが、これはかなり失敗。マングローブ蟹も入っていたが、臭みが強くてどちらかといえばまずい。しかし、いけすの中から選んだマングローブ蟹は、小さめのものだが$42となかなかのお値段。しかし、それなりにおいしく、特に爪の部分は絶品。これはパラオに来たら、是非食べておきたい一品である。

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