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8月9(土)
カヤック&ジェリーフィッシュレイクツアー(9:00〜16:00)
West Plaza Downtown

夜中に到着したが、今日は朝が早い。8時45分に迎えが来るので、7時に起きて朝食に日本で買っておいたパンを食べる。このホテルには朝食がついていないので、まだ店は開いていないかもしれないからと、日本のコンビニで買っておいたのだ。これはやはり正解だった。

45分少し前に迎えが来た。こんな安ホテルでも、ビーチタオルは言えば貸し出してくれる。ホテルをいくつか巡ってきた最後のようで、そのままインパックのオフィスへ向かう。天気は幸先悪く曇り空だが、雨が降りそうな感じでもないので、なんとかなるだろうか。5分くらいで到着し、オフィスで今日のツアー料金の支払いとジェリーフィッシュレイク許可証$100を購入する。料金の支払いは事前ではなく当日朝になっていて、あちこちのホテルから来た人たちでごった返していた。

ジェリーフィッシュレイク許可証パラオでは何をするにも税金がちょこちょこ取られ、海に出るなら$50、ジェリーフィッシュレイクも行くなら$100、釣りをするなら$20などなど。いわゆる入場料のようなものだが、こうでもしないと小国が生き延びることはできないのだろう。一週間程度有効なので、何度も買う必要はないが、ジェリーフィッシュに行くかどうかは最初に決めておかないと、付け足し購入ができない。

ライフジャケットとフィンを受け取り、併設レストランのJIVEで準備ができるのを待つ。これが意外と待ち時間長くて、30分くらい待たされる。あちらこちらからお迎えが集まりつつ、お盆のかき入れ時でもあるので、混雑が激しいのだろう。今日のツアーは、とりあえずパラオに来たら誰もが訪れる、ジュエリーフィッシュレイクとミルキーウェイに、シュノーケルとカヤックがついた超定番コース。これにロングビーチを入れると、パラオの三大人気スポット達成となる。一日で全て回るツアーもあったが、あまりにも忙しすぎるので、こちらのインパックツアーにしたのだが、結果大正解だった。

当然のごとく全員日本人で、船に10人位乗せて出発する。パラオの客層は、女性二人組か家族連れ。女性二人組はグアムやハワイは行き飽きたって感じのちょっと年齢層が上の人が多い。ガイドは船の操縦係に日本語ガイドが付く。もう一つの大手であるロックアイランドカンパニー(RITC)は日本語ガイドがいないようなので、現地の日本人が付く方が断然楽しいに違いない。

パラダイス船は30分くらい走り、最初の目的地はパラダイスと呼ばれるシュノーケルポイント。このあたりまで来ると、天気も良くなってきてた。世界最大といわれるバラ珊瑚があり、熱帯魚も泳ぎまくる。沖縄石垣島以来の素晴らしい景色で、沖縄ではもはや見られなくなったと思われた珊瑚が、ここではまだまだ健在。沖縄よりも南で温暖化の影響が無いのも変な感じで、海水温が熱くなっただけで珊瑚が死滅したわけでは無いのではないだろうか。

ジェリーフィッシュレイク入り口30分くらいシュノーケルを楽しんだ後、次に向かうのはジェリーフィッシュレイク。ここは前記のごとく入場するのが有料なので、行きたくない数名はもう一本別の場所でシュノーケルを行う。ほとんどの人は絶対行くポイントなので、入場料をけちるというよりは、何度目かのパラオで、もう行かなくても良いと思っている人たちではなかろうか。

ジェリーフィッシュレイクジェリーフィッシュレイクは、山一つ越えた先にある。船を下りると許可証チェックがあり、そこで許可証は係の人に渡しておく。シュノーケルセットを持って一山越えて、徒歩10分程度で小さな池にたどり着く。水に入ったところには、ジェリーフィッシュ、いわゆるクラゲはほとんどいなかったが、池の中心に向かうと無数のクラゲがあらわれ、視界のあまり無い緑の水の中に、無数のピンクのクラゲが浮かんでいた。ほわんほわんと動くクラゲはなんとも幻想的である。プランクトンを食べながら、光合成もして成長するそうだ。

ここは、淡水と海水が混じり合い、あまり水が入れ替わらないために、クラゲの天敵がいないため、毒を持たないクラゲになったとのこと。そのため、刺されることもなく、手でさわっても全く問題なし。寒天のようなプニプニした感触がある。30分くらいゆっくり楽しんだ後は、同じ山道を戻って船を待つ。シュノーケル組の方がやや時間が長かったようだ。

お弁当午前中はこれで終わりで、無人島でお弁当となる。アントニオ猪木の名が付くイノキアイランドで昼食を取るのが定番だが、最近は客が多すぎて入りきれなくなったので、対岸の島で昼食を取るようになったとのこと。お弁当にケーキのようなデザートが付くのがアメリカ的と言えるが、それ以外はまさに日本の幕の内弁当。パラオ語でベントーと呼ばれるくらいだし。

ガルメアウス島一応トイレが用意されているが、無人島らしくぽっとん便所。お世辞にもきれいとは言えないので、そこらの海で用を足した方が良さそうだ。無人島と言いつつ、すでに先客が多くいて、昼食用の木で作られたテーブルはほとんど一杯になっていた。1時30分に出発と言われたが、弁当食べたらやることなくて、ぐだぐだするにも飽き飽きして10分前に船に戻ったら、もう皆船に戻っていた。なんとまぁ。

ガルメアウス島午後はカヤックをしにいく。穏やかな湖のようなところを、カヤックでのんびり散策するだけなので、カヤック自体が目的ともいえる。ここには、先ほどと同じクラゲがいるそうだが、毒があるとのこと。一時間半くらいのんびりゆっくりカヤックを楽しんだ。

ミルキーウェイ最後は天然の泥パックであるミルキーウェイへ。貝の殻などが集まってできた白い泥がかなり良質で、日本の化粧品メーカーはこの成分を分析して製品化したくらいのものだそう。購入すると、ちょっとの量で5千円はくだらないという。その泥がいくらでも取り放題なので、ガイドの方々が潜って泥を集めてきてくれて、それを顔から手足から塗りたくる。ある程度乾いたところで、水に入って洗い流すと、お肌がすべすべになる。

これで一通り終了で、インパックのオフィスに戻る。パラオパシフィックリゾートなんかは帰り道だし桟橋もあるので、途中でお客を降ろしていった。パラオでは夕日が唯一見えるホテルだそうで、プライベートビーチもあるし、今度来るときはこういうホテルにも泊まってみたいものだと思った。なんにしても、初日から超楽しめたツアーだった。

車でホテルまで送迎してもらい、すぐさまシャワーを浴びてさっぱりする。かなりいろいろやって疲れたが、これから夕食を食べに行かないといけない。ダウンタウンに近いところにしたのは、買い物や夕食が食べに行きやすいというのがある。すぐ近くのWCTCのスーパーで明日の朝食を買い、ビールなども買って、今日の夕食はB's居酒屋夢へ。

シャコ貝の刺身ホテルから少々離れているが、徒歩10分くらい。日本人経営なので、雰囲気はまさに日本の居酒屋。さらに店内のお客は皆日本人。当然のようにメニューは日本語、注文も日本語が通じる。なんとも海外に来た感じがないが、新鮮なシーフードが安めの価格で食べられたので、まずまず満足。今日はあまり寝ていない上に運動しまくりだったので、20時にホテルに戻ると、すぐに寝てしまった。

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