'13GW 長崎LCCの旅 その5 - 雲仙

5月1日(水)
雲仙地獄巡り
雲仙温泉 仁田峠 長崎空港16:25 MM178 17:30関西空港
ホテルオークラ神戸

地獄巡り

朝食を食べたら、まずはこのあたりに遊歩道があるので、地獄巡りを行う。駐車場が至るところにあって、どこも共通券だが有料500円。なら、ホテルに置いておけばよかった。一番上の吹き出し口が一番迫力あるところだが、まぁ、わざわざ見に来るところでもなかった。ここは15年前くらいに来たはずだが、韓国旅行のついでに来てしまったせいもあり、まったく記憶に残っていなかった。

車に戻って山を登っていくと、雲仙普賢岳が近づいてくる。展望台からは山々と島原の町が見渡せるが、今日はあいにくの曇り空。少しガスがかかっている状態で、山の上の方は全く見えない。それでも、雨が降っていないだけ良い。

妙見岳

さらに進むと、昔は有料道路だったろう道を進み、仁田峠の雲仙ロープウェイに到着。山の上に何があるわけでもないので、本当に観光のためだけのロープウェイである。今の時期、ツツジがきれいということだったが、残念ながらまだほとんど咲いていない。曇っているし、いまいち登った甲斐無く、ロープウェイに往復乗っただけだった。

さて、まだ微妙に時間があるが、と言って島原に寄っている時間もなさそう。島原半島の北側に下りて、長崎空港へ向かう。ナビは高速道路を使えと言うが、時間もあるし高速を使ってもあまり代わり映え無いだろう。

レンタカー屋に着いたのは到着予定時刻の一時間前。元々二時間前には着こうと思っていたから、かなり早めの到着だ。さらにレンタカー屋を見つけてそのままとびこんだら、ガソリンを入れるの忘れてた。時間有り余っているのに、ガソリンが走行距離計算になってしまった。でも、高すぎると言うこともなく、意外と自分で入れるよりよっぽど安いのかもしれない。

長崎空港で最後の長崎チャンポンを食べて、長崎空港名物じゃがメルを購入する。ここでしか売っていないという幻のお菓子であるが、まぁおいしいにはおいしいが、わざわざ買いに来るまでのことはなさそうだ。値段も高いし。

ピーチ

ここから乗る飛行機は日本初のLCCであるピーチ。関西空港まで5千円とべらぼうに安いが、荷物を預けるとなると一個2,100円で、しかも現金払いは不可、預ける場所はANAのカウンターと徹底して乗客にセルフサービスを求める。JALに乗ったら1.5万円はするから、まぁちょっとの苦労で安くなるなら致し方ないところだ。

飛行機は予定通り到着し、出発も時間通り。こうなると、LCCでも全く不自由はない。席のシート感覚が狭いといっても、大した時間でないし、言うほど狭いわけでもない。関西空港には定刻に到着した。長崎はJALなどと同じターミナルでボーディングゲートがあったが、関西空港はLCC専用ターミナルということで、当然のごとく階段で降りるパターンだ。マレーシアのAirASIAの空港は建物までひたすら歩く徹底ぶりだったが、さすがにここ日本では安全上の問題だろう、バスでターミナルビルに到着。

安く作った感ありありの建物だったが、まぁ飛行機移動が目的だから、きれいなターミナルビルなんて必要ない。メインターミナルまでは無料の連絡バスがあり、それに乗っていつものターミナルビルへ。ここもマレーシアなら有料でバスが運行していたところだが、その徹底ぶりはまだまだという感じだ。まぁ、ピーチが勝手に作ったターミナルではなく、関西空港会社が作ったビルだから、そんな違いが出るのだろう。

バスを降りたところすぐにレンタカーの窓口があって、すにぐ借りたいところだったが、24時間ちょうど借りるため、返却時間を飛行機の出発時刻にあわせた結果、今日の出発を少し遅らせた。そのため、少し空港をぶらぶらしてから、またレンタカーの窓口へ戻ってきた。レンタカーを借りると、高速道路をひたすら走り、神戸のホテルまで一気に走っていった。ホテルオークラは海沿いの夜景が見えるホテルだが、残念ながら超安いプランでは夜景は見えない。倍の値段を出さないと夜景の部屋には泊まれない。

少し休憩してから、六甲山の夜景へ向かう。このためだけにレンタカーを借りたわけだ。夜景の名所にもかかわらず、20時にロープウェイとか終わってしまうというのはなんなのか。一番有名な六甲山天覧台まで車で一時間弱。山の上にまで住宅街が広がっているのがなんとも不思議な光景。土地が全くないからどんどん山を登ってきたといったところだろうか。

六甲山天覧台

夜景のポイントとしては、ロープウェイが終わっていることもあり、寂しい限りで誰もいない。そして、強風吹き荒れ、とにかく寒い。それでも夜景は見事に見ることができた。今回二度目の訪問だったが、やっぱりいまいち感がぬぐえない。これで本当に三大夜景の一つなのか、日本二大夜景というのが正しいのか。

早々に退散し、帰り道に鉢巻展望台に寄る。標高がさらに低くなり、いまいち間がさらに増してしまった。しかし、なによりすごかったのは、野生の猪が現れたことだけだった。すっかり夜遅くなってしまったので、ホテルに戻って夕食とした。


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【目次】
出発準備編
博多
長崎
長崎
雲仙
神戸