'13GW 長崎LCCの旅 その1 - 出発準備編

冬に海外へ行ってお金を使ってしまったので、今回のGWは近場にするしかない。と言って、近場の海外は行き尽くしたし、行きたい目的地もこれと言ってない。それならば国内旅行となるが、国内だってほとんど行き尽くしているので、別の視点で目的を考えてみる。

近年日本国内線でも飛び出した航空運賃を激安にしたLCCが路線もかなり充実してきたので、それに乗ってみるのも面白いかもしれない。ちなみに、LCCはLow Cost Carrierの略で、機体の回転率や搭乗率の向上、全てのサービスの有料化など、とことんまでコストを切り詰めた航空会社のことである。

日本で就航している3社全てに乗るのと、今取れる一番安いプランで乗れるルートを考える。ピーチは全ての路線で関西に戻るため、東京〜関空をJetStarでつなげるとうまくいきそうである。AiraASIAは東京からは千歳か福岡しかないので、結果目的地は長崎となった。JALで長崎を単純往復すると6万円。LCCなら半額以下、早割等と比べてもはるかに安い。

今回のGWは分散型のため、平日にかけては一ヶ月前でもまだ空いている。しかし、一日経っただけで関空〜東京は6,000円が9,000円になってしまった。本当に日々料金が変わる。スカイマークで帰ってくることも考えたが、成田空港までの交通費を考えてもやっぱりLCCの方が安かった。

さて、LCCはオンライン予約で人件費を減らしたり、コスト削減もすさまじいが、何でもかんでも金金金。荷物預けや席指定までお金がかかる。AirAISAのオンライン予約を完了してから気がついた。初期値には荷物預け(20kg千円)が含まれており、しっかり加算されていた。なんだよこれはってことで、変更しようとしても一度追加した荷物預かりは、荷物量を変更することしかできない。最低は15kgで200円安くなっていたので、それでも変更しておこうかと思ったら、なんと変更手数料200円がかかって、単純に荷物の量を減らしただけになってしまった。webの変更さえも費用を取るとは驚きだ。ピーチとJetStarはそんなことが無いように確認しながら進めたが、驚くべきことをまた発見した。あとから荷物預かりをすると1.5倍〜2倍の費用がかかる。

荷物量なんて荷造りしないとわからないから、これはまぁ良くできたシステムだ。しかし、チケット予約時の荷物預けは、人数分必ず申し込む必要があるので、当日二人で一つの荷物を預けるつもりの人は、後付の方が絶対安くなる。なんだかんだとトラップが仕掛けてあって、若い人でも苦労しそうだが、ぬるま湯サービスに浸かった団塊世代やその上の世代にとっては、まず不可能な予約システムでは無かろうか。

飛行機が取れたらホテルを取っていき、レンタカーも予約して、4泊5日の日程が完成した。これらホテルは当たり前のように、間違えたとしても当日までなら変更可能だ。オンライン予約だけ見ても、LCCは今後浸透するのだろうか、疑問符が付いてしまった。


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