'13GW 長崎LCCの旅 その3 - 長崎

4月29日(月)
博多7:54 かもめ7号 9:49長崎
大浦天主堂、グラバー園、オランダ坂、めがね橋、出島、稲佐山夜景
長崎ワシントンホテル

かもめ

ホテルには朝食が付いていないので、博多駅で駅弁を買って特急電車に乗り込む。長崎までは特急かもめで約二時間。近いようで近くない距離であるが、隣のおばちゃん4人組がまぁうるさいことこの上ない。まったくしゃべりが止まらないし、4人で同時に話しているって、おいおい人の話聞いてないだろうというくらいの弾丸トーク。そもそも朝から酒を飲みまくっているのだから、よっぱらいのおばちゃんは、おじさん集団よりもたちが悪い。

それを二時間聞かされるこちらは公害だ。電車で携帯電話を使うのはやめましょうってマナーよりも、車内では静かにしましょうって、小学生のような標語を掲げないといけないのではないだろうか。博多はどんよりした曇り空だったが、長崎は快晴だった。すっかり夏日の暑さだ。荷物をコインロッカーに入れようと思ったら、ホテルまで荷物を運んでくれるサービスが200円でやってもらえるとあっては、それならコインロッカーよりも安い。大きな荷物は預けて、まずは市電に乗ってグラバー園に向かう。

大浦天主堂

市電を乗り換えて、大浦天主堂下で降りる。ホテルを曲がるとグラバー通りと名付けられたお土産屋街。長崎で一番お土産屋が並ぶ界隈であろう。その突き当たりが大浦天主堂で、中をちょっと見るだけで入場料が必要である。

グラバー園

大浦天主堂から少し歩けばグラバー園で、グラバーさん宅ご訪問である。いくつか洋風の家を移設しており、長崎の中でも異国情緒を感じるにはやはりここだろう。中では、大正時代の服を貸してくれるサービスをやっており、30分間園内を散歩できるので、思い思いの場所で撮影会状態になっていた。若い人たちはまだしも、年配の方々には厳しい服装も多く、おばちゃんグループにとって旅の恥は掛け捨てなのだろうか。

オランダ坂

お土産屋を冷やかして回った後は、歩いて町中に戻る。途中にオランダ坂があるが、日本三大がっかりの一つといわれるくらいに、相変わらず普通の道である。20年前に来たときとなんら変わらない。

中華街

もう少し歩くと中華街で、長崎と言ったらちゃんぽんだから、るるぶに載っていた店で昼食とする。グラバー園近くのちゃんぽん屋は人が多く並んでいたが、ここはちょっと待っただけだった。超極細麺が有名な蘇州林というお店で、確かにこれまで食べたことが無い細さであったが、普通の太麺の方が良かったかもしれない。微妙な感じで店を後にする。

眼鏡橋

ホテルは中華街からすぐのところで、一度チェックインをして休憩してから市電で眼鏡橋へ。長崎に来たらまぁ寄る場所であるが、昔ながらの橋があるだけ。ただ、最近は壁にハートの石が埋め込まれており、それを探しに来るという目的ができていたりする。

出島

市電で戻ってくると、まだぎりぎり入場できたので、出島に行ってみる。昔は本当にこの場所に出島があり、オランダ人との貿易が行われていた。今ではすっかり周囲が埋め立てられたため、島では無くなってしまっている。島の一部に市電が走っていたりするので、線が書かれている。

ホテルに戻り、すぐに夜景に出かける。ロープウェイで行こうと思っていたが、主要ホテルからバスで連れていってくれるツアーがあり、ロープウェイ代を考えたらバスの方が安いくらい。18時と20時半の二回あって、前半の回に乗車。いつぞやから函館は日本首位を陥落し、世界三大夜景の一つに2012年から稲佐山がなったそうだ。

稲佐山夜景 稲佐山夜景

ホテルをいくつか巡って、GWとあってバスは大盛況。バスガイドも名調子で、予定通り18:50に山頂に到着した。まだ外は明るいが、まだ人も少なく、ベストポジションで夜になるのを待つことが出来た。19:30までの40分間滞在できる。

なんとも絶妙に暗くなっていく様は見事で、日本三大夜景に共通しているのは全て港町。その中でも山の斜面を光りが登っていく様を見られるのはここ稲佐山だけという。ちょうど真っ暗になったところで集合時間となり、絶妙な到着出発時間だった。

ホテルに戻ってきて、夕食はやっぱり中華街かと思ったら、なんと20時でほとんどの店が閉まっていた。ここは観光地なんだろうか。日本三大中華街の名が廃る。ぶらぶら歩いて開いていた魚介どんぶりの店でなんとか夕食にありつけた。


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【目次】
出発準備編
博多
長崎
長崎
雲仙
神戸