今日は新幹線に乗って、高雄を目指す。高雄に行って何があるというわけでもないが、新幹線に乗るということ自体が目的かもしれない。朝食は食べてきたが、駅弁を見つけるとつい買ってしまった。全く変わらないパッケージに変わらない味。台北の地下ホームから出発し、一つだけ途中駅に停まって、高雄にある左営駅に到着。今は高雄の中心街まで地下鉄がつながっているので便利になったが、以前は国鉄に乗り継いでいかなければならなかった。
とりあえず左営駅からすぐのところにある蓮池潭へ。全長1.4km程度の小さな湖である。歩けるだろうと思って歩き始めたが、少々距離があり、タクシーに乗ればよかった。湖の畔をぶらぶらするのも良かったが、なんといっても暑い。東京の酷暑なみかそれ以上。汗がとにかく流れ落ちる。北極玄天上帝像、五里亭、と見所なのかよくわからないが、湖の上にいくつかポイントがある。
一応の目的地は、龍虎塔のようだが、これと言ってわざわざ来るところでもなかった。高雄でどこかに行きたいと思ったら、まぁ行っても良いと思う。龍の口から入り、虎の口から出てくると、災いがなくなるそうで、その通りに回る。
結局、台湾鉄路の左営駅まで一駅丸々歩き通した。高鉄の左営駅と台鉄の新左営駅が隣接していて、台鉄の左営駅は完全に別のところにあるので、かなり間違えやすい。
台鉄で高雄駅まで行って、前回来たときは無かった地下鉄に乗り、昼食に適当に見つけた食堂で麺と餃子を食べてから、高雄85ビルへ。平日ということもあってかガラガラで、展望台まですんなり行けた。展望台からは、高雄港がよく見える。広いフロアには人がいないからのんびりできて、一時間ほど滞在する。
次に向かうのは、高雄の町中にある台湾南部最大級の道教寺院である三鳳宮。工事中で、周りを囲まれているが、普通に中に入れる。見所をさがしてぶらぶらしている感じなので、これといって来なければ行けないところでも無かった。
最後に、高雄土産ならここという瑪莉食品へ。確かに、品数豊富でパイナップルケーキなども種類が豊富。
ところで、MRTを乗り換えるだびに気になる美麗島駅の内装。イタリア人作家によるステンドグラス作品を配したそうで、なんとも圧巻。
最後は、定番の屋台街の六合夜市へ。ウナギが目に付くが、このあたりで養殖しているタウナギで、日本のものとは違うらしい。海に近いから海の幸も多い。なんだかよくわからないが、指さしオーダーで食べ歩く。
帰りの新幹線は、日本のグリーン車にあたる商務車に乗車。普通車と商務車の料金は、ほとんど変わらない。おやつが付いているので、これなら商務車のほうが良いとも思う。普通車もがらがらだったが、商務車はもっとガラガラだった。
【目次】 出発準備編 大阪 台北 故宮博物院 九分 高雄 忠烈祠 帰国 |