'12夏 台湾のんびり旅 その04 - 故宮博物院

8月6日(月)
台北(中正記念堂、新光ビル、龍山寺、故宮博物院)
K Hotel 1 (柯達大飯店T)

中正紀念堂 総統府

今日はやっと朝のんびりできる。朝食を食べに行って、少しのんびりしてから9時頃出発し、まずは、中正紀念堂へ向かう。台北の見所といったらこれくらいしか思いつかないというだけで、これといって何があるわけでもなく、わざわざ行く場所ではないかもしれない。日本統治時代の建物でもある総統府を見て回れば、台北の見所といったらこれで一通り終了である。

歩いてすぐだが暑いので一駅地下鉄に乗って、台北駅へ。昨日ネットで調べてみたところ、新光三越ビルは地下から登るということがわかったので、再度台北駅前へ。しかし三越のオープンはなんと11時で、まだ開いていない。とりあえずオープンまで15分待って、地下を探してみたが普通のデパ地下で、それらしきところはなかった。

途方に暮れていたところ、三越建物とは別のところに地下に向かう階段があり、もしやと思ったらそうだった。今では普通の企業が使っているが、誰でも元展望台までは登れる状態だ。昔は案内があったから簡単にわかったが、今では全くわからない。

新光三越ビル 新光三越ビル

46階はミーティングコーナーのようなオープンスペースになっていて、昔の展望がそのまま望める。台北駅を真上から見られるのはもちろん、台北101も遠くに望むことができる。トイレもあるし、飲み物の自動販売機もある。ちょうど何かのセミナーが開催されているようで、なんとなく冷ややかな目で見られている感じもしなくはないが、見た目は台湾人と変わらないから何も言われない。

龍山寺

しばし休憩ののち、次に向かうのは龍山寺。なんにでも御利益があるようで、大きめの線香を買ってお供えする。過去二回一度も来たことがなかったが、台北市の四大外国人観光地のひとつとのこと。地元の人もかなり多いが、日本人もかなり多い。境内を一周して外に出る。

外に出ると、ちょうどお昼にも良いので、るるぶに載っていたお粥の店へ。かなり混み合っていて、なかなか頼んだものが来ない上に、これと行って特徴もなくて、微妙な感じだった。

次も誰もが訪れるポイントにして一度も行ったことがない故宮博物院へ。交通の便が悪くて行きにくいというのもあり、今まで行ったことがなかった。地下鉄で士林駅まで行って、バスに乗れば良いとのことだが、バス停が見つからない。大通りまで出て行って探してみたが見つかりそうにないので、結局駅の周辺をさまよって、駅の反対側でバス乗り場を見つけた。台北はバス網が発達しすぎてわけわからず、旅行者泣かせだ。

故宮博物院

バスに乗れれば故宮博物院に無事到着。ちょうど雨も降り出して、建物の中に逃げこむことができた。中華民国が正当な中国大陸の後継国であることを示し、美術品をここ台湾まで運んできていたので、実は中国四千年の歴史はここ台北にある。

入り口を入ると、3階に向かっていきなり長蛇の列。ここの超見所という白菜と角煮。確かに一つの石ででできているにはすごいが、意外に小さいし、列が長いだけに、早く行けとパンダ並にゆっくり見ていられない。見所はやっぱりこれだけで、あとは陶磁器や壺ばかり。一度来れば十分だなと思った。

バスで士林駅まで戻り、もちろん行くのは台北一番の夜市街、士林夜市である。士林と名がついているが、隣の駅劍澤が最寄り駅で、一駅分商店街が連なっている。その一角に屋台街があり、現在では地下に移動している。

士林夜市 葱抓餅

地下にあるため、天候に左右されないが、八角や臭豆腐のにおいが充満しており、こういったにおいが嫌な人には絶対訪れられないところだろう。しかし、これこそがTHE台湾といったところでもある。お好み焼きのようで甘いホットケーキのような葱抓餅や、山盛りかき氷、などいろいろ食べ歩いた。

士林夜市

帰りは士林駅まで歩いていく。屋台というよりは細い路地に店が連なる商店街で、食事は先ほどの地下街に全部まとめられているようで、雑貨など様々な物を売っている。ぶらぶら歩くのも楽しい。


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【目次】
出発準備編
大阪
台北
故宮博物院
九分
高雄
忠烈祠
帰国