'10夏 フィリピンへの旅 その05 - セブ

8月11日(水)
セブ・シティ
Tambuli Beach Club East

夜中に土砂降りの大雨があったが、朝にはやんでいた。曇り空ではあるが、外を出歩くには問題なさそう。こんなになんにも無いところでごろごろしていても仕方がないので、今日はセブ島の中心街まで行ってみることにする。ちなみに、空港やリゾートホテルが建ち並ぶここはマクタン島で、二本の橋でセブ島とつながっている。ちなみに、マクタン島を走るジプニーは、マニラと違って、軽トラを改造した物になっている。

セブのジプニー

ホテルから外に出るだけでタクシーを呼ぶしかないのだが、予想通り20分くらい待ってやっと来た。そして、当たり前のようにメーターは動かさない。後でいくらふっかけてくるか見物である。道中、一日観光してやるぞとか、両替はどうだとか、安全上歩くのは良くないとか、まぁ、いちいちうるさい。

セブ・シティのとりあえずの観光地、またしても要塞で降ろしてもらう。途中渋滞もあったので、一時間くらいかかってしまった。さて、タクシー代はいくらかと聞いてみると、800だそうだ。ホテルの人の話では400と言っていたから倍である。この後も基本的に倍の料金を請求するのがデフォルトのようだ。

400だって聞いてますが〜と言うと、あーだーこーだ言うが、すぐにじゃぁ600とか下がってくる。なんか商店で値切っているようでばからしい。ずっと400でねばっていたら、じゃぁ100プラスしてくれよとさらに下がる。もうめんどくさくなって、じゃぁそれでいいやって500PHP(940円)で妥結。100のプラスくらいなら致し方ない。

待たなくて良いのかって言われるが、待つ必要があるかっつうの。なんか同じことを以前にもやった気がする。インドだ。やっぱり民度のレベルから言ってもタイやマレーシアには及ばず、ベトナム、インドなみだ。元々資本主義のはずなのに、ASEAN諸国の中で後れを取っているのは、アメリカ植民地の影響で、貧富の差が拡大しているのかもしれない。

要塞

マニラに引き続き、ここでも見所は要塞と教会しかない。山の上まで登って展望台から眺めるというプランもあるが、曇り空ではいまいち。それにしても、ここの要塞はマニラ以上に入った甲斐がない。城壁の上を歩くだけで、一周一分くらい。しかも博物館は閉鎖中。こんなので入場料30PHP(56円)もとるのかよ。ものの数分で外に出てしまった。

サント・ニーニョ教会

このあたりに一応観光地らしいところは集まっているので、徒歩で巡っていく。徒歩数分のところにセブ大聖堂があり、さくっと見てからさらに歩いてサント・ニーニョ教会へ。もう、教会ばかりおなかいっぱい。しかも、そんなにたいそうな教会でないから、わざわざ見に行くといったところではやっぱりなかった。

マゼランクロス

セブはスペイン人のマゼランが最初に上陸した地であり、その名残でマゼランが1521年に作ったという十字架が残っている。実際には木のカバーで覆われているので、実物を見ることはできない。これまたわざわざ見に来るものではなかった。元々なんでわざわざタクシーに乗って来てみようと思ったかというと、歩き方にはスペイン風の建物がたくさん残っているという記述を見たからであるが、実際には至って普通の汚い町で、スペインらしい町並みなんてどこにもない。アッパータウンの方へ行けばいいかと歩いていってみても、もっとコンクリートの普通の建物が建ち並ぶだけだった。またしても歩き方にだまされてしまった。

フエンテ・オスメニャ

フエンテ・オスメニャまで2kmくらい。この辺りがアップタウンと呼ばれるのだろう。確かに、ここまで来るとコンビニはないものの、マクドナルドなどの外資系のチェーン店がたくさん並んでいた。あきらめて、チェーン店でお昼にしようかなと思って歩いていたところ、ちょうど小汚い食堂や屋台が並んでいるエリアがあった。またしてもビーフスープかポークスープ。さらには肉料理などなど。一昨日の昼食同様、こんな感じがフィリピンらしい食事ということなのだろう。いろいろ取っても94PHP(176円)なり。

昼食

カルボン・マーケットを目指して歩いて戻ってくるが、途中で道を間違えて違うマーケットだった。安い物がなんでも揃っているので、別にどこのマーケットでも同じである。お土産を探してみると、籐製品がよさそう。だいたい100PHP(188円)もしない額でむちゃくちゃ激安。あまり観光客がこないのだろうか、まったくぼったくりもなく定価で売ってくれるようだ。3つもかばんを買って、キーホルダーなんかも買って、なんと500円。ケミカルだから高いんだよというキーホルダーは15PHP(28円)で、木の亀の木のキーホルダーは10PHP(19円)だった。

マーケット

マゼランクロスまで戻ってきてからタクシーを拾う。このあたりはタクシーがばんばん来るので、拾いやすい。ホテルまでいくらか聞いてみると、500PHP(940円)。まぁ、来るときと同じ額だ。それくらいなら良いだろう。

タクシーはなぜかお金を払って港へ向かう。このままフェリーに乗るのかと思ったら、港の道路を通った方が空いていて速いとのこと。あとでこの料金も加えられるのかなぁと思っていたが、めずらしく良い運ちゃんで、500ぴったりで良かった。有料道路や、裏道を通ったりして早めについたはずだがやはり一時間くらいかかって、今日も15時にホテルに戻ってきた。セブシティのコンビニで夕食を買っておこうと思ったものの、スーパーを見つけて飲み物やビールを買えただけだったので、結局今日もホテルのレストランで夕食になった。


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【目次】
出発準備編
マニラ
マニラ
セブ
セブ
帰国