'10夏 フィリピンへの旅 その03 - マニラ

8月9日(月)
マニラ(マニラ地区、キアポ地区)
THE PEARL MANILA HOTEL

今日は一日マニラ観光にあててるが、実際これといって見所を探すのも大変である。昨日とは逆方向に向かうと、サンティアゴ要塞があり、チャイナタウンをぶらぶらするのが良さそうである。朝食を7時過ぎに食べに行くと、炒飯と焼きそばがあって、マレーシアと同じ文化があるのがわかる。日本人女性が3人で来ていたが、何をしにマニラに来るんだろうか。トランジットでセブに行くならまだしも、翌日もいたので驚いた。なかなかフィリピンはマニアックな国だと思うのだけど。

サン・オウガスチン教会

9時を過ぎると出発し、ホテルから少し歩くと要塞の入り口に到着した。今日は月曜日だからだろうか、学生が多い。さらに少し歩くと、サン・オウガスチン教会である。その先のマニラ大聖堂と勘違いしていたが、意外とこちらも見所豊富だった。ここでも日本人女性が。女性がそんなに楽しいところなのか。

マニラ大聖堂

さらに歩くとマニラ大聖堂で、こちらの方が歴史があるそうだが、普通の教会であってほとんどスルー状態。このあたりからお土産の客引きや、馬車のカレッサ、自転車のペディキャブなどの客引きも激しくなってきた。というか、客引きのすごいのはここらだけで、あとはトライシクロがたまに声をかけてくるくらいだった。

サンティアゴ要塞

さらに進むとやっとサンティアゴ要塞に到着した。といって、これまたこれと言った見所無く、中に入るだけで何があるわけでもない。今度は男性三人組で、明らかに日本人。目的は決まっているだろう。普通のカップル旅行者をほとんど見かけないのに、どういった国なんでしょ。

ぐるっと一周するだけで、要塞観光は終了し、橋を渡ってチャイナタウンへ。ビノンド教会を目印に、トゥトゥバン駅へ向かう道がすごい。辺り一帯店が並び、活気と喧噪がうずまくすさまじい地域だった。そして、売っている物がまた激安。見た目にもNIKEやPUMAとかあきらかにバッタもん帽子が一個25PHP(47円)、PUMAのサンダルが65PHP(122円)。帽子を持ってくるのを忘れたし、サンダルもどこかで買いたかったので、これなら使い捨てでも良いくらいだ。アラスカとかモルジブとか入っているのには笑ったが、大量に在庫を購入して売りさばいているのだろう。

フィリピン国鉄

観光の一応の目的が終わったので、次に向かうのは鉄道の駅である。フィリピン国鉄と言っても、今では短距離の列車しか走らせていなくて、高架電車とあまり代わり映えがない。しかし、駅にはJRから中古販売された12系が雨ざらしになって置かれていた。日本語表記もそのままに一時は走っていたのだろうが、新型車がお目見えしてお役目ごめんとなったのだろう。歩き方には今でも現役かのように書かれているが、どれだけ情報が古いのか。

昼食

次の列車は13時半で、まだ40分ぐぐらいあるから、どこかで昼食をと思ったら、駅の一角にお食事処を発見。しかも、チェーン店ではない町の食堂といった感じで、パンが置いてある中に、牛肉スープとご飯のシンプルな食事をみんな食べていた。これは食べないわけにはいかまい。今時瓶コーラは235mlながら10PHP(19円)で、それと食事で65PHP(122円)。どんだけ安いんだよ。中身は、煮込んである牛肉のかたまりと白菜、そしてバナナが入っていた。フィリピンではバナナは野菜らしい。

元来た道を戻り、キアポ地区を東に進む。もうここまでくると目的もなく惰性で歩いているだけだが、一応マラカニアン宮殿まで行ってみようと思う。途中、次から次から教会が現れ、キリスト教の国なのだなと改めて実感する。そして、イスラム教徒のためのモスクを通り過ぎると、やっとのことでマラカニアン宮殿に到着した。しかし、厳重な警備で荷物チェックくらいなら良いが、中に入ることも写真を撮ることも許されない。なんだかここまできた甲斐がない。

高架鉄道

あきらめて戻ると、トライシクロで高架鉄道の駅まで向かう。2kmもない距離だと思うが、そりゃ遠いよ80だなとかとんでもない額を言ってくるが、だいたい半額が良い線だ。しかし、50の提示にもぜんぜんおれず、60PHP(113円)となった。けっこうふっかけている割にはなかなか折れないので、意外とめんどくさい国だ。

コンビニ弁当

最後に高架鉄道に乗ってホテルに戻り、本日の活動終了である。大した距離歩いていないはずだったが、いつのまにやら16時。意外と歩いていた。夕食はまたチェーン店かなととりあえず外に出てみるがあまり食指が動かず、逆にフィリピンらしい食事と言うことでセブンイレブンの弁当を買ってみた。一箱45PHP(85円)で、何種類か中身が違う。かなり中身が少ないが、それにしてもコンビニなのに安かった。


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【目次】
出発準備編
マニラ
マニラ
セブ
セブ
帰国