'07GW 奄美大島への旅 その3 - シュノーケル

4月29日(日)
加計呂間島シュノーケルツアー
トロピカルステーションホテル

週間天気予報によると滞在期間中ずっと雨。なので、4日の滞在は天気を見ながら行動することにしていた。いつもなら時刻表を駆使してがっちり予定を組んで行くところであるが、今回はホテルを4連泊で押さえただけ。他の島へ行くには、徳之島と喜界島なら飛行機で日帰りできるが運賃が高いし、船は日々の時間がまちまちだし日帰りも難しいので、日々予定を変更しながら動く工程ではあわせられない。昨日の夜時点では、今日だけ雨が降らなさそうな予報になったので、天気が良い時にシュノーケルに行きたいところだ。

ということで、ホームページで見つけていたツアーに昨日の夜に申し込みをした。すると、もう満席ですとの話。え?一人じゃだめと言われることは多くても、満席なんてあまり聞かない。それもそのはず定員は6名だった。加計呂麻島に行くシュノーケリングツアーは、もう一つもこんな感じのようだ。でも、一応確認してみますとのことで、最終的にはOKに。家族で子供二人がいたので一人だけ滑り込みOKといったところか。

ちなみに、地元のおっちゃんが、小さな船でやるとどこでもこんな感じになる。内地の人が移住してやるパターンは、大型船でアルバイトも多くて大量人数参加、効率重視で客をゴッソリ持って行くということになり、地元の人と軋轢を生む結果になっている。沖縄で見て来た風景が、ここでも同じようなことになっているなぁと感じた。

お迎えの車がくるのは8時50分。通常は8時くらいのお迎えらしいが、名瀬からさらに遠いところまでお迎えに行くようで遅くなっているらしい。出発からしてかなりアバウトなツアーだ。奄美大島南部の古志にあるキャンプ場のおっちゃんがやっているツアーで、そこまでどこのホテルからでも送迎付きとのことだ。島を丸まる縦断すると、車で2時間はかかってしまうが、それを送迎しているところもまたすごい。途中の売店で買い物をして、船にたどり着いたのはやはり10時を過ぎていた。小型船に乗り込み、めざすは対岸の加計呂麻島である。

加計呂麻島

年々サンゴが死滅しているそうで、内海にどんどん移動して来た結果、今回の場所となったそうだ。普通外海に面していると荒々しい断崖絶壁だったりするが、サンゴ自体が天然の防波堤になっているそうで、あちらこちらに砂浜があるのも珍しい風景だ。天気は曇ったり晴れたりだが、晴れ間がけっこうのぞいていて、シュノーケルツアーを今日にして本当に良かった。こんなに晴れたのは久しぶりとも言うし。

珊瑚

砂浜に船を着けて上陸すると、その海でシュノーケル開始である。波は穏やかなので、子供でも安心だ。砂浜からすぐのところに枝珊瑚がちらほらあるが、あまり群生していなくて、どれも最近生えてきた物といった感じがする。岩場の少し深いところへ行くと、テーブル珊瑚やらなんやらさまざまな珊瑚がみられ、さらにニモ(かくれくまのみ)もいるし、なかなか楽しめる。ソーセージをあげれば魚が寄ってる。沖縄とはまた違った魚達がいておもしろい。

加計呂麻島のビーチ

あっというまに一時間が過ぎ、12時半くらいにお昼となる。手作りのおにぎりとオードブルで、まさにピクニック感があって良い。最近は出来合いの弁当なんかが多かったりするから。さて、午後は魚釣りだが、貝拾いもおもしろいと言う。というか、釣竿の数が少ないので、二分割で釣りをしなければいけないのだろう。船を出発させようとすると、なんと船の舵を動かすところからオイルが漏れて、動けなくなってしまった。エンジン自体の調子もいまいちだったが、舵がどうも変な感じで取り付けられていたのが原因か。昨日修理から戻って来て今日が久々の運転だったというのに。

携帯電話で海上タクシーを呼んで牽引してもらうことになった。30分くらいは待つほかないのだが、それなら釣りでもしてようかと子供たちに竿をもたせて釣りをする。海上タクシーが現れた時に、ちょうど小さな魚を一匹釣り上げた。単なる待ち時間もとりあえず退屈せずにすんだ。海上タクシーはこちらの船よりも一回り大きいが、エンジンが小さくてあまり速度がでない。というか、こちらの船を引っ張っているから、あまり速度がでないのだろう。

海上タクシーに牽引

港まで牽引してもらい、別の小さな船に乗り換えて貝がたくさんいるという砂浜へ。もう、この時点で15時くらいになっており、2時間近く時間がかかってしまったことになる。まぁ、こういうハプニングは地元の人がやっているものにはありがちで、そういったアバウトさが今の日本にはなくなってしまった。金を払っているのだからと言って目くじら立てて怒るような人は、ちゃんと契約書を取り交わす内地の人がやるツアーに参加した方がよいだろう。ちなみに、このツアーでは事務所に寄ることもなく、領収書も当然のごとく何もなかった。

さて、時間がなくなってしまったので、釣りと貝拾いの入れ替え戦ができなくなってしまったので、子供たちは釣りに、大人たちは貝拾いに精を出す。しかし、貝は中身がない貝殻ばかり。去年の秋くらいにはたくさんいたというのだが、どうやら冬に死んでしまったようだ。貝拾いが貝殻拾いになってしまったが、まぁこれもまずまず楽しめた。中にはヤドカリが入っている殻もあった。

16時半には港に戻り、また元の道を車で戻って行く。やはり一時間くらいかかって、17時半にホテルに到着した。昨日は外に出るのがめんどくさくて夕食はホテルのレストランにしてしまったが、今日は時間もあるし町中で食べに行きたいところ。その前に、サウナ付大浴場にいってみる。外が見えるわけでもなく、温泉であるわけでもなく、そんなに大きな風呂ではなかったが、サウナもあるのでのんびりできた。なぜかおばちゃん達が大勢風呂に入りに来ていたが、どうやら鹿児島への船が夜に出るので、その前に休憩所として利用しているらしい。長期滞在というよりは、このホテルは鹿児島間のフェリーを使う人の休憩所として存在しているようだ。

町中までは歩いて10分くらい。ガイドブックに載っているお食事どころはどこもかしこも飲み屋ばかり。というか、19時にもなるとほとんど人が出歩いてなくて、地元の人は夜にレストランなんか行かないのだろう。さらには、観光客らしき人もほとんどみかけない。どうやら、内地系のホテルにかこわれて、完全にホテル滞在型になっているようだ。

鶏飯がおいしいと書いてあった鳥しんというお店へ向かう。ここもやっぱり居酒屋系で、基本は焼鳥屋だった。明日が祝日ということもあり、店内は満席。かろうじて端っこのカウンター席に座れた。鶏飯だけ食べようと思っていたが、やっぱり黒糖焼酎は飲んでおきたいし、串焼きも食べてみたい。地鳥を使っているだけあって、鳥の串はなんでもうまい。

鶏飯

そして最後には鶏飯である。薩摩藩士をもてなすための料理だったというこの料理、鳥のササミと錦糸卵、その他いろいろ載せたどんぶり飯で、鳥のスープをかけてお茶づけのようにして食べる。鶏飯とメニューにあったら、自分でご飯をよそって具を載せて、スープをかけて食べるのだが、鶏飯丼とあったらできあがったものが出される。たいがい鶏飯では二杯くらい作れるので料金が高い。

ここの鶏飯は確かにうまい。じっくり煮込んだスープが絶妙で、上等のチキンラーメンのスープといったところか。このあといろいろなところで鶏飯ばかりを食べることになったが、やはりここの鶏飯が一番うまかった。タクシーで乗り付けて、タクシーを待たせてまで食事をしている人もいるくらいで、奄美大島へ行ったらここの鶏飯はぜひとも食べて見てほしい一品である。ちなみに、焼酎は鳥しんラベルのれんとである。飲みに来たというよりは食べに来たので、一時間くらいでホテルへ帰る。帰ったら普通に大河ドラマをやっていて、なんだかすぐに現実に戻されてしまう感じで、なかなかよろしくない。


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【目次】
出発準備編
鹿児島
シュノーケル
島内一周
島北部
喜界島