'97冬 新春南九州の旅 その2 - 都井岬,桜島

1月3日(金)
都井岬 鹿屋 桜島 都城15:39 17:16西鹿児島17:40 19:09指宿
指宿圭屋YH

今日の予定は、当初えびの高原へ向かうつもりだった。しかし、灯台見学もしたいし、えびの高原はかなり遠い。ということで、急遽桜島を見てまわることに変更した。朝、日の出を見に灯台へと出かける。駐車場のすぐ脇から遊歩道があり、灯台をぐるっと回って水平線が見える展望台へ。ほどなくすると、水平線から太陽が上がってきた。初日の出とはいかなかったが、きれいな日の出で大満足。

YHに戻って朝食を食べたのち、灯台内の見学のためにまた戻る。見学料150円のところ、セット料金400円なるものがあった。全国数10灯台の見学料のセット券だそうだ。確かにお得といえばお得だが、次の旅行の時に持っていくのを覚えているはずがない。なかなか良い商売である。見学したのち、鹿屋に向けて車を走らせる。途中、猿や野生馬にもやっと会え、なんとか都井岬にきた感じになった。野生といっても、かなり保護の手が加わっているそうで、冬の寒い時期は集めて餌を与えているそうだ。

鉄道記念館

車は予定通りすすみ、鹿児島県第二の市である鹿屋市に到着。ここには、以前国鉄大隅線が走っていたのだが、赤字のためあえなく廃線となった。その大隅線の鉄道記念館が鹿屋にあるので、2回目だがまた訪れた。新市役所が駅跡地に立てられているし、バス停にも鹿屋駅前とあるので、わかりやすい。鉄道記念館という事で、主要駅の駅名表と、気動車が置いてある。もちろん、資料館もあるのだが、三賀日ということで休館中。前回も元日早々来て中を見れなかったので、ちょっと残念。

埋没鳥居

鹿屋を出て桜島へ入る。時計と逆周りで走行し、埋没鳥居にまず到着。大正の頃の桜島大噴火で、3mもある神社の鳥居が頭だけ少し残してすっかり埋まってしまったのだ。何とも不思議な鳥居の出で立ちに、ただただ自然のすごさを感じてしまう。桜島の北側はあまり開発されておらず、道路の周りは溶岩だらけ。ごつごつとした岩肌がいたるところに見受けられる。

桜島

そして、ほぼ半周したところで山が一番間近に見える、湯平展望台へと登って行く。噴火している山を間近に見えて、鹿児島市内も一望できるなかなか良い展望台。やはり、桜島はレンタカーでまわって正解であった。山を下って古里温泉でひとっ風呂浴びていくかと思ったら、あいにく16時からしかダメとのこと。普通は逆で夕方まで入れるのではないかと思ったが、致し方あるまい。途中で鹿児島ラーメンを食べて、都城で車を返す。

そしてすぐさま西鹿児島行きの列車に乗る。鹿児島の目と鼻の先まで行っておきながら、都城まで戻ってしまう、なんとも無駄な行程に、計画があまりねられていなかったことを後悔するのであった。西鹿児島から指宿へ行って、今日の宿は指宿圭屋YH。


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【目次】
鵜戸神宮
都井岬,桜島
指宿
天草
帰路