'15GW 飛騨高山の旅 その4 - 高山

5月1日(金)
奥飛騨温泉郷平湯温泉 高山 13:15 ワイドビューひだ7号 14:44富山 氷見
氷見天然温泉ルートイングランティア氷見

朝食を食べたら8時過ぎには出発する。近くにある露天風呂神の湯が8時からということだったのだが、道路の崩壊で昨年夏から営業休止状態とのこと。あと見所と言ったら平湯大滝くらいしかなさそうだが、近くまで車で行けないようだし、わざわざ有名でもない滝を見に行くほどでもない、ということですぐさま高山に向かうことにする。

古い町並み

レンタカーは10時半開始だから、それまでに返せばよいのだが、途中で郵便局に寄ったりしても、9時半には高山駅前に着いてしまった。レンタカーを返して、駅のコインロッカーに荷物を入れ、高山の街散策に出かける。と言っても、高山は観光地として古い町並みが残るのみ。それにしても、なぜか修学旅行生があっちにもこっちにもいる。

飛騨牛寿司

高山の古い町並みは18切符の旅で来たときの唯一の観光地なのに、記憶に残らないくらいだったから、今回も同じような感じ。30分並んで買った飛騨牛寿司は、肉としては確かにおいしいが、寿司としては普通にとろを食べた方がうまいと思った。一つの通りに古い町並みが残っているだけなので、一時間もぶらぶらすればそれ以上やることがない。元々予定よりも一時間早まったこともあり、お昼まではまだ時間がある。

高山ブラックラーメン

足湯マップなるものがあったので、駅前近くのホテル前にある足湯にしばらく浸かり、駅前のラーメン屋で高山ブラックラーメンを食べる。と言って、これもあまり特徴あるらーめんではなく、わざわざラーメン屋を探して食べるほどではなかった。

15時10分の列車の予定が、この時間なら一本前の13時15分に乗れてしまう。残席ありとのことだったので、席を変更することした。列車を待っていると、駅員が外国人になにやら言っている。No、OK?しか言わないので、そんなので通じるかよ。通訳を買って出てあげると、どうやら折りたたみ自転車のような物を持っていたので、これは列車に持ち込めませんよ、とのことらしい。しかし、外国人によると、折りたたみ式の車いすで、乗れないのはおかしい、との話だった。

聞けば、名古屋からもこれで来てるし、何で今更乗れないんだよとも。確かに自転車はダメだけど、車いすならOKというのも変な話だが、車いすなんだからいいんじゃないの?と駅員に言うと、奥に言って何か聞いてきたようで、自力で乗れれば良いのだけど、と言い出した。自力で来てるんだから、乗れるに決まってるじゃないか。散々、駅員の人が行ったり来たりして、なんだかんだの末、乗れるようになった。外国人の方も、明日もまた乗るので、また同じ事が起こらないか心配とぼやいていた。

世界遺産が近くて外国人が多いのにこの状況だし、バリアフリーに対しても、ハード面はかなり整備が整ってきたが、ソフト面がまだまだと感じる。いつまで経っても日本人のマインドが変わらないのが気にかかる。オリンピックまでに、ソフト面の準備ができるのだろうか。

富山駅

乗るのが二時間早まったので、富山に着くのも当然二時間早まった。富山駅は、あいの風とやま鉄道に移管されているので在来線のJRは高山本線のみで、まだ工事中の駅を降りる。北陸新幹線ブームでもあり、テレビ局が取材に来ていて、富山のどこに行くのですか?なんてインタビューを受けてしまう。

明日最後のお土産を買いに来るだろうから、駅併設のお土産屋を見て回ったり、時間をつぶすが、二時間はそう簡単には時間がたたない。スタバに入ってしばらく時間をつぶすのだが、通路に面したスタバで、道行く人がついつい見てしまうのがなんとも田舎らしい。

それでも40分くらい早くレンタカー屋に行ってしまう。まだ準備ができていないので、ちょっと待って欲しいとの話だったが、実際はすぐに乗ることができた。今日泊まるのは富山湾沿いの氷見。一度氷見線に乗りに来たことがあるはずだが、全く記憶にない。

ひみ番屋街

氷見と言えば、富山湾の海の幸と温泉。氷見駅近くに道の駅のような番屋ができており、ここで回転寿司を食べる。魚の種類が聞き慣れないものばかりで、おそらく富山湾で上がったものばかりなのだろう。そもそもマグロがないが、そんなことは関係ない。生ホタルイカなんてここじゃないと食べられないだろうし、なんにしてもいつも食べるような回転寿司とはかなり違っておいしかった。

氷見は温泉が湧いているが、温泉宿は民宿ばかり。近くのビジネスホテルが温泉付きということで、今日はそこに泊まる。海に近い事もあって、塩泉だが、これはこれで温泉らしい感じでよかった。


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【目次】
出発準備編
下呂温泉
白川郷
高山
氷見・砺波