'15GW 飛騨高山の旅 その3 - 白川郷

4月30日(木)
下呂8:58 10:11高山 白川郷 飛騨大鍾乳洞 奥飛騨温泉郷平湯温泉
安房館

ホテルには朝食がついているが、こういった老舗旅館には不釣り合いなバイキングだった。開始時間の7時を待って速攻で行ったのに、すでに大混雑していた。それは、老人たちが料理の前でいつまで経っても選べないから。種類が豊富なのは良いが、それが逆にアダになっている。食事が終わって帰るときには、席待ちで長蛇の列になっており、経費削減もいいけど、規模の割には設備が小さいのではないかと思った。

駅までマイクロバスで送迎があるということで、時間を合わせてチェックアウトすると、駅には8時半に着いてしまった。乗る予定の特急列車は9時過ぎだが、これならその前の普通列車に乗れる。途中でその特急に抜かれてしまうが、急ぐ旅でもないので、鈍行で行くのもよかろう。

ひだ

最後に駅前のお土産屋を冷やかして回るが、本当に人がいない。三大銘泉の一つでもあるのにこの寂れっぷりは大丈夫だろうかと危惧される。列車は途中駅で特急に抜かれ、それでも予定より10分遅れただけで高山に到着した。駅前からレンタカーを借りて、何は無くとも白川郷へ向かう。

ほとんど高速道路だけでアプローチできるので、車の運転に苦労はないが、高い山の中を貫いているのでトンネルだらけ。10km以上もあるトンネルもあったりして、別の意味で運転がしづらい。高速を降りても山の上の方を走っているので、街まで降りて行くにも時間がかかる。

であい橋

白川郷は、町のメインロードは車通行禁止になっているので、せせらぎ公園の有料駐車場に誘導される。時間がちょっと出遅れた感があったが、平日ということもあって、駐車場はまだ停めるところがあった。さすが世界遺産だけあって、外国人率が非常に高い。

白川郷

橋を渡っていよいよ古民家が並ぶエリアへ。これといって、ここがポイントですよと言うところはなく、歩きながらいいところがあれば写真を撮るくらい。集落は本当にこじんまりとしているので、ぶらぶら歩いていたらもう集落の端で、丘に上る道を上っていく。

萩町城跡展望台

雪解け水が流れ出る山道をのんびり登っていけば、萩町城跡展望台である。良くある写真屋がいるのだが、なかなか写真を撮らせてさえくれないので、個人のカメラで写真を撮ってあげる、と言って自分のカメラでも撮ってしまう作戦なのだが、これでもほとんどの人は買っていなかった。だいたい、個人のカメラで撮ってくれたら、わざわざ買う人なんているのかよ、と思う。

白川郷

丘を降りて違う道でぶらぶら戻る。和田家が国の重要文化財で、中に入ることもできるが、まぁ中に入っても昨日と同じく、これと言って面白いものがあるわけではない。お土産屋などを冷やかしながら、のんびり散策して元の場所に戻ってきた。お昼の場所を探してみるが、どこもかしこも長蛇の列。ちょこちょこ買い食いをしているから、お腹もあまり空いていなくて、このままお昼は食べないことにした。

相倉集落

まだ時間はあるので、あまり観光客は行かないが、有名な写真の場所があると言うことで、相倉集落まで足をのばす。白川郷のポスターでも良く使われているところで、三つの合掌造りが見事な配置になっている。あんなにたくさんいた観光客は誰もいないし、写真を撮るには最適。

一通り巡って、駐車場に戻ってくるまで三時間くらい。時間を気にせずのんびり回っていたので、もう14時半である。今日は奥飛騨温泉郷まで行かないといけないので、五箇山にも行くとなるとちょっと苦しい時間なので、高山に戻ることにした。白川郷に行って帰るだけだったら、路線バスでも良かったし、高山へ同じ道で帰らずに、飛騨古川経由で戻っても良かったかもしれない。なんとも無駄な事をしてしまった。

飛騨大鍾乳洞

高山市内を通り越し、北アルプス方面へ。新宿からダイレクトで高山へ向かうバスもこんなところを走るのかと驚きである。山をどんどん登っていくと、飛騨大鍾乳洞という看板を見かけるようになるので、行ってみることにした。日本九大鍾乳洞という触れ込み自体からなんとも怪しげで、鍾乳洞を発見した大橋さんのコレクションを見せられたりもして、予想通りながっかり感だった。これなら、石垣島の鍾乳洞の方がまだ良かった。

宿は夫婦が切り盛りするペンション風な感じで、なかなか良い。温泉のお湯もまさに温泉らしくて、申し分ない。夕食は飛騨牛と朴葉味噌で、なんだこのうまさは、という感じ。わざわざ泊まるだけのために、ここまで車を借りて来た甲斐があった。


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【目次】
出発準備編
下呂温泉
白川郷
高山
氷見・砺波