朝起きて、温泉に泊まったらやっぱり朝風呂！　夜入るのと朝入るのとではまったく印象が違っており、山奥の怪しい鍾乳石風呂はすごい異様な感じであった。二股ラジウム温泉を出発して、まずは日本海側に戻り、雷電海岸を経由して岩内をめざす。雷電海岸のあたりは、断崖絶壁が次々にせまってきており、よくもまぁこんなところに道を通したものだと感心してしまうが、次々に大きなトンネルができており、風景を楽しむところが少なくなってきているのは残念である。

岩内からは、雪をかぶった山々が待つニセコへと向かう。が、しかし、沼めぐりをしようと思ったものの、まだまだ雪が2mくらい積もっていて、遊歩道はどこへやら。結局時間を持て余してすることといえば、やはり温泉しかあるまい。

ニセコアンヌプリの麓の五色温泉で今日2回目の温泉となった。GWからちょうど道路が開通したところで、かなりの人が入っていたが、冬季は完全に道路閉鎖になるため、交通はスキーだそうである。(パンフレットに書いてある)ニセコの山を下って倶知安に向かうと、雪をかぶった羊蹄山がくっきりと浮かび上がり、見事このうえない。蝦夷富士とはよく言ったものである。

こうして、まだまだ時間を持て余していたので、積丹半島東側の美国の黄金岬(留萌と同じ岬名)に寄ってから、積丹半島西側の積丹かもいYHに到着した。もう一回、神恵内の温泉998という温泉に入るチャンスがあったが、温泉三昧ですっかりだれてしまっていたため、あっさりやめてしまった。明日は、北海道最後の秘境に向かう予定・・・だった！？